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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・共通科目 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 現代カリキュラム論 | |
げんだいかりきゅらむろん | ||
Theory on Modern Curriculum | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○佐藤 年明, 園部 友里恵 | |
SATOU, Toshiaki SONOBE, Yurie |
授業の概要 | 戦後日本の学習指導要領の変遷を概観するとともに、学習指導要領において明記されてきた「生きる力」やいわゆる「ゆとり教育」をめぐる概念や言説について紹介し、それらの実現とかかわる理論的・実践的な意義と課題について把握する。 また「総合的な学習の時間」をはじめとして教師自身が教育内容を創造するためのテーマや実践事例について考察を加える。 |
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学習の目的 | 日本の学習指導要領の初期から現行版までの変遷を時代背景とも関連させて学習し、そこから現代の教育課程に対する示唆を引き出す。さらに学習指導要領への提案の意味も含めて新たな学習テーマ構想を作成すること。 |
学習の到達目標 | 学校経営力開発コース院生は、とりわけ自らの実践史と重なる時期について、マクロ視点(政策動向)とミクロ視点(自らの実践)を意図的に結んで学校カリキュラムの同時代史像を構成することができること。 教育実践力開発コース院生は、自らの被教育体験と教育課程変遷史を繋いで同時代史像を構成し、学校カリキュラムの今後の課題を析出することができること。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | |
授業の特徴 | PBL Moodle |
教科書 | 『よくわかる教育課程』田中耕治編、ミネルヴァ書房、2009年 |
参考書 | 適宜指示する。 |
成績評価方法と基準 | 教育課程変遷史のケースワーク 40% 「生きる上での課題」に対応するカリキュラム改革提案 40% 最終総括レポート点 20% |
オフィスアワー | 木曜 3・4コマ |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 地域の特性を生かした学校カリキュラムデザイン論(2年次開講・選択) |
授業改善への工夫 | 受講院生との意思疎通を特に重視する。 |
その他 |
キーワード | 教育課程変遷史を踏まえた教育課程上のトピックの提案 |
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Key Word(s) | Some topics on changing process of school curriculum |
学習内容 | 第1回: 教育課程の定義(担当:佐藤年明) 第2回: 学習指導要領と教育課程の変遷(1)1940年代~1950年代初頭:「試案」としての学習指導要領(主担当:佐藤年明) 第3回: 学習指導要領と教育課程の変遷(2)1950年代中盤~後半:法的拘束力の付与(主担当:佐藤年明) 第4回: 学習指導要領と教育課程の変遷(3)1960年代:経験主義カリキュラムから系統主義カリキュラムへ(主担当:佐藤年明) 第5回: 学習指導要領と教育課程の変遷(4)1970年代:過密カリキュラムから「ゆとりと充実」を標榜するカリキュラムへ(主担当:佐藤年明) 第6回: 学習指導要領と教育課程の変遷(5)1980年代:学習指導要領にない「ゆとりの時間」の流行(主担当:佐藤年明) 第7回: 学習指導要領と教育課程の変遷(6)1990年代:生活科の登場/学校五日制の部分実施(主担当:園部友里恵) 第8回: 学習指導要領と教育課程の変遷(7)2000年代:偽概念としての俗称「ゆとり教育」(主担当:佐藤年明) 第9回: 学習指導要領と教育課程の変遷(8)2010年代:「生きる力」論の存続と今後(主担当:佐藤年明) 第10回: 現代の日本人の「生きる上での課題」に応えるカリキュラム改革(1)-テーマ「生と死」についての受講者提案-の検討(主担当:佐藤年明) 第11回: 現代の日本人の「生きる上での課題」に応えるカリキュラム改革(2)-テーマ「性」についての受講者提案-の検討(主担当:園部友里恵) 第12回: 現代の日本人の「生きる上での課題」に応えるカリキュラム改革(3)-テーマ「平和」についての受講者提案-の検討(主担当:園部友里恵) 第13回: 現代の日本人の「生きる上での課題」に応えるカリキュラム改革(4)-テーマ「パフォーマンスとコミュニケーション」についての受講者提案-の検討(主担当:園部友里恵) 第14回: 現代の日本人の「生きる上での課題」に応えるカリキュラム改革(5)-テーマ「原初的レベルの人間生活における共感・連帯・共同行動」についての受講者提案-の検討(主担当:園部友里恵) ※第10~14回は受講生の輪番による報告と検討を行う。 第15回: 講義全体のまとめ(担当:園部友里恵・佐藤年明) 定期試験 (最終総括レポート) |
事前・事後学修の内容 | 第2~9回はテキストを予習し、自分なりの問題提起を用意して授業に望むこと。 第10~14回のいずれかで各自の問題関心に基づいて研究発表を行なうので、その準備を周到に行なうこと。 |
ナンバリングコード(試行) | ED-EDUC-5 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら