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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 東洋史B | |
とうようしB | ||
Oriental History B | ||
授業テーマ | 万里の長城と中国史 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 仲山 茂(非常勤講師) | |
NAKAYAMA, Shigeru |
授業の概要 | 万里の長城といえば、中国を代表する大建造物であり北方辺境防衛の要であると、通常は理解される。しかしながら、その実際にその歴史をたどってみれば、万里の長城が有功に機能した期間は非常に短い。何故に作られては無効化し、無効化してはまた作られてきたのだろうか。この問題に対して、長城そのもの、そして長城をめぐる人間集団という二つの方向から迫ってみたい。 |
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学習の目的 | 現代社会に生きる人間として、世界史全般について深い知識を有することを示すことができるようになるために、中国の歴史の流れとその特質を、周辺地域との関係のもとに理解し、説明できる。 |
学習の到達目標 | 中国の歴史が、様々な生業・文化をもつ人間集団によって形作られてきたことを、具体例を挙げて説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | |
参考書 | いずれも現在絶版であるが、青木富太郎『万里の長城』(近藤出版社、1972)、籾山明『漢帝国と辺境社会 長城の風景』(中公新書、1999)、来村多加史『万里の長城 攻防三千年史』(講談社現代新書、2003)、阪倉篤秀『長城の中国史 中華VS.遊牧 六千キロの攻防』(講談社選書メチェ、2004)など。 |
成績評価方法と基準 | 小テスト20%、期末試験80%(60%以上で合格) |
オフィスアワー | |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 授業アンケートの結果などをもとに改善の工夫をする。 |
その他 |
キーワード | 万里の長城、中国史 |
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Key Word(s) | Great Wall, Chinese History |
学習内容 | 第1回:序論:授業内容の確認など。 第2回:中国について:地理などの基礎的情報を概観する。 第3回・第4回:中国史の基礎 歴代王朝や中国史全般を理解する上でのキーワードを説明する。 第5回:長城の概観:明の長城と秦の長城を中心に、その形状などを確認する。 第6回:遊牧民1:長城の外側の人間集団の代表的存在について、その生活様式などを述べる。 第7回:遊牧民2:中国北辺の遊牧民について、近年の考古学的研究の知見について解説する。 第8回:狩猟農耕民:これも長城の外側に多く存在した人間集団について概観する。 第9回:農耕民:主に長城の内側に存在した人間集団について、その生活様式などを明らかにする。 第10回:城壁について:城壁の機能について、長城が誕生した時期に遡って考察する 第11回:軍事制度:長城の内外の人間集団が、どのような組織によって対峙していたのかを述べる。 第12回:交易:長城内外の人間集団の関係について、交易の側面から検討する。 第13回:北方辺境社会:長城周辺に広がる社会の特質につい考察する。 第14回:余論:日本など他地域の北方辺境社会や、中国の西南方面の辺境社会について概観する。 第15回:まとめ:これまでの授業内容をふりかえり、総括する。 第16回:試験:授業内容の理解度を問う。 |
事前・事後学修の内容 | 参考書や授業内で提示する文献をもとに、予習・復習を行っていただきたい。 |
ナンバリングコード(試行) | LIOHIS1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら