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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 中国の文学C | |
ちゅうごくのぶんがくしー | ||
Chinese Literature C | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 中国の文学C | |
ちゅうごくのぶんがくしー | ||
Chinese Literature C | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
水曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 花尻奈緒子 | |
HANAJIRI, Naoko |
授業の概要 | 日本でもよく知られる中国人作家・魯迅が、中国民族を救わんと教科書に載るような小説を書いていたその裏で、大衆に娯楽を与え、熱烈な支持を得てきた通俗文学があった。それは確かに存在していたにも関わらず、数多の「中国文学史」から長きにわたって排除されてきたのである。なぜ排除されたのか? そして近年なぜ評価され始めたのか? 本講義では、「文学の近代化」「雅と俗」をキーワードに、中国近現代文学史を辿りながら、重要な論争・運動、文学作品に関わる作品・評論等を通して、通俗文学と文学史の関係、日本とは異なる近代化の過程について考察する。回によっては映像も使用する。 |
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学習の目的 | 近代中国文学のあゆみをまず知識として把握し、「現代化(近代化)」の文学・文学史との関わりを理解したうえで、自身の興味に関連して論じられるようになる。 |
学習の到達目標 | 文学関連の論文・資料および作品を通して、多角的視点から問題を認識・表現できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | 授業時に指示する。 |
参考書 | 授業時に指示する。 |
成績評価方法と基準 | 受講時の取り組み50%、レポート50%、計100%。(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | 在室時は可 |
受講要件 | この授業は、国語科教員免許の漢文学に該当します。 |
予め履修が望ましい科目 | 異文化理解Ⅰ(中国語)abおよび中国関連科目 |
発展科目 | 中国文学演習C・Dおよび中国関連科目 |
授業改善への工夫 | 自主的にリサーチ・読書を行えるよう、予習を前提とした資料を配付する。 |
その他 |
キーワード | 中国近現代文学、中国近現代文学史、雅俗、モダナイゼーション、モダニズム、中国知識人 |
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Key Word(s) | Chinese Modern and Contemporary Literature, Chinese Modern and Contemporary Literary History, Elegance and Vulgarity, Modernization, Modernism, Intellectuals in China |
学習内容 | 第1回 ガイダンス 第2回 晩清通俗文学概説 ~花街・役人・暴露モノ~ 第3回 中国現代通俗文学概説 ~エンタメ満開~ 第4回 五四新文化運動と文学革命 ~近代文学爆誕~ 第5回 文芸大衆化運動 ~誰のための文学?~ 第6回 文芸講話と整風運動 ~政治と芸術どちらが上?~ 第7回 実読・王実味&丁玲 ~粛清された作家たち~ 第8回 文芸講話の実践 ~○○方向に進め!~ 第9回 「『2つの翼』論」論争① ~アリかナシかは誰が決める~ 第10回 「『2つの翼』論」論争② 第11回 「金庸現象」① ~香港からの黒船~ 第12回 「金庸現象」② ~娯楽か厳粛か~ 第13回 「金庸現象」③ ~伝統vs現代~ 第14回 知識人たちの文学史 ~いつも誰かがいない~ 第15回 総括 |
事前・事後学修の内容 | 前週に配布される教材・指示される作品(日本語翻訳でよい)などを読んでおくこと。 中国語の日本語訳を課題にすることがあります。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-ASOC2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら