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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
生物圏生命化学科・生命機能化学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 生命機能化学教育コース必修 |
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授業科目名 | 物理化学 | |
ぶつりかがく | ||
Physical Chemistry | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
全学科・全講座 平成26年度(2014年度)までの入学者カリキュラム名称 |
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選択・必修 | 必修 資源循環学科必修:基礎物理化学 生命機能科学講座必修:物理化学 |
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授業科目名 | ||
単位数 | 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
月曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 末原 憲一郎(生物圏生命科学専攻) | |
SUEHARA Ken-ichiro |
授業の概要 | 物理化学は自然界の挙動を理論的に取り扱う学問であり、数式を用いて現象を定量的に記述し理解することが要求される。自然現象(特に生命現象)を理解するために必要な熱力学の基本概念(エンタルピー、エントロピー、自由エネルギーなど)を学ぶ。 |
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学習の目的 | 理想気体の状態変化をモデルとし、物質の状態変化とエネルギーの出入りについて学び、熱力学の基本概念を学ぶ。これにより、化学反応を含めた生命活動において観察される現象の本質を理解する。 |
学習の到達目標 | 物質の状態変化とエネルギーの関係からエントロピーの概念を学び、そこから導き出される自由エネルギーの概念と物質の化学ポテンシャルについて理解する。さらに、反応速度定数や活量係数など、生命化学で観察される現象を理解するのに必要な知識を習得する。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | テキスト: たのしい物理化学① 化学熱力学・反応速度論、加納健司・山本雅博著、講談社 |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | 定期試験70%および出席30% |
オフィスアワー | 月曜日午後14:00~;生物資源学部棟651室 |
受講要件 | 高校の物理と化学の内容を既知とする |
予め履修が望ましい科目 | 数学基礎、化学基礎I・Ⅱ、生物学基礎Ⅰ・Ⅱ、物理学基礎I |
発展科目 | 生命機能化学実験実習1、生物物理化学、生物化学工学、食品工学 |
授業改善への工夫 | 数学や物理が苦手な学生が理解できるよう、基礎事項も含めて解説する。配布資料をコンパクトにまとめる(PPTで12スライドA4裏表1枚印刷)。 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください) |
キーワード | 熱力学、エンタルピー、エントロピー、自由エネルギー |
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Key Word(s) | |
学習内容 | 1. 物理化学講義概要(自然現象と熱力学) 2. 物理化学で用いる数学 3. 理想気体(最も単純な物質のモデル) 4. 気体の圧力とエネルギー 5. 内部エネルギーとエネルギー保存則(熱力学第一法則) 6. エンタルピー 7. 標準生成エンタルピー 8. エントロピーと熱力学第二法則・第三法則 9. カルノーサイクル 10. 自由エネルギーの基礎式 11. 自由エネルギーと化学ポテンシャル(平衡) 12. 理想状態からのズレ(活量係数) 13. 相平衡 14. 化学平衡 15. 熱力学と生化学反応 |
事前・事後学修の内容 | 1. これからの講義や実験実習との関わり 2. 指数・対数の計算、全微分と偏微分、一次反応式の積分 3. 理想気体の性質(状態方程式)、系の性質 4. 分子運動と圧力の関係、エネルギー 5. 熱と仕事、エネルギー保存則(熱力学第一法則) 6. 熱容量とエンタルピー 7. 熱化学反応式(ただし、高校化学で習う熱と符号は逆) 8. エントロピー増大(熱力学第二法則)、絶対零度の状態(第三法則) 9. もっとも理想的な熱機関(カルノーサイクル) 10. 自由エネルギーの基礎式(圧力一定または温度一定) 11. 平衡状態 12. 活量係数 13. 気液平衡、沸点上昇、蒸気圧・凝固点降下、浸透圧 14. 平衡定数(温度・圧力の関係) 15. 化学反応速度論 |
ナンバリングコード(試行) | BO-PHYS-2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら