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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学部・学校教育に関する専門科目(A類)
科目名 教育方法学
きょういくほうほうがく
Educational Methodology
受講対象学生 A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
67~69 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 教育課程構成法
きょういくかていこうせいほう
Methodss of organizing school curriculum
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 佐藤 年明

SATOU, Toshiaki

学習の目的と方法

授業の概要 学習指導要領による拘束を受けている学校教育課程を教育の主体である子どもと教師の手に取り戻すことを見通しながら、近い将来に教師となる学生諸君自身が主体的に教育課程を構成していく活動を経験する。
教育課程の領域は幅広いので、性に関する学習に焦点を絞り、小学校を中心に中高への発展も見通しながら「性を学ぶ教育課程」の創造に取り組む。
学習の目的 近い将来教師となった時、単なる「学習指導要領の消費者」になりさがるのではなくて、「教育課程編成全体にわたる視野」(1998年教育課程審議会答申)を持った主体的な教育課程の創造者となるために、学生時代に基礎力量と構え・覚悟を形成することが望ましい。
学習の到達目標 学習指導要領に根拠があるなしにかかわらず、「子どもたちにこのことをこそ教えたい」という教育内容上の信条を持てること。またそれをより豊かにし、強化し、また柔軟に修正していける姿勢を形成すること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

教育目標における「4つの力」論の強制そのものに反対であるので、記載しない。

授業の方法 講義 演習

授業の特徴 PBL Moodle

教科書 使用しない。
参考書 授業中に提示する。
成績評価方法と基準 授業中にmoodle上に提出を求める「課題レポート」及び期末の「最終レポート」によって評価する。
オフィスアワー 木3・4コマ いずれも研究室にて
受講要件 教育課程論研究室所属学生は、必ず履修してほしい。
学校教育コース対象の授業であるが、人間発達科学コースならびにその他のコースの学生にも自由選択科目として受講してもらいたい。
予め履修が望ましい科目 「教育課程論Ⅰ」または「教育課程論Ⅱ」
発展科目
授業改善への工夫 受講生は少人数であると予想されるので、このことを活用して受講者間の率直な意見交換、相互理解をはかりたい。
その他

授業計画

キーワード 教育課程編成全体にわたる視野  学習指導要領  教師の教育権・教育課程編成権
Key Word(s) Broad Vision throughout Whole Actions of Organizing School Curriculum, Course of Study, Teachers' Right of Teaching and Organizing Curriculum
学習内容 ※以下はあくまで当初計画であり、授業での議論の展開等によって変更する可能性もある。
第1回:学習指導要領と教師の関係~初期学習指導要領と現行学習指導要領を比較する~
第2回:教師の教育課程に対する裁量権~教科書検定訴訟杉本判決を読む~
第3回:教育課程編成権をわがものとするために、何から始めたらよいか?(討論)
第4回:小学校性教育の領域で編成権行使を試行する(1)学習指導要領の該当箇所を批判的に検討する
第5回:小学校性教育の領域で編成権行使を試行する(2)検定教科書(1992・1996・2000・2002・2005・2011・2015年版)の記述から学習指導要領が容認する教育内容の可能性と限界を検討する。
第6回:中学校・高等学校学習指導要領における性の扱いの批判的検討
第7回:鳥羽市における小学校・中学校性教育カリキュラムの検討
第8回:学習指導要領の限界を打破して教育課程を創造する可能性と教師の責務
第9回:自主編成したい教育内容(学習テーマ)を提案しあい、いくつかの教育課程作成グループを編成する
(以後の回は班活動とその発表を行なう)
第10回:学習テーマの「親学問」(parent discipline)を探究する
第11回:「親学問」から教育内容をどう選択、抽出するのか?
第12回:子どもたちの興味・関心との接点をどう設定するのか?
第13回:研究の方法と学習の方法をどう区別するのか?
第14回:知識・技能の習得と学習活動の展開をどう関連づけるのか?
第15回:各グループの学習プランの発表・交流

※試験は行なわず、日常点と最終レポートで評価する。
事前・事後学修の内容 必要に応じて、授業で検討する資料を1週間以上前に配付し、予め通読しておくことを求めることがある。
ナンバリングコード(試行) ED-MEED-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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