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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)共生環境学専攻
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次
共生環境学専攻
選択・必修 選択
授業科目名 沿岸域生物環境保全学
えんがんいきせいぶつかんきょうほぜんがく
Bio-Environmental Conservation in Estuarine Coastal Area
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所 生物資源学部建物 3階 331室。

担当教員 春山 成子(生物資源学研究科共生環境学専攻)

Shigeko Haruyama

学習の目的と方法

授業の概要 この授業では巨沿岸地域を人間・その他の生物の生息域として理解できるよう講義するとともに、博士課程後期学生が論文執筆可能となるよう講義のみならず、参考文献からレポート作成、口頭発表、議論の一連の流れを体得し、沿岸地域環境を理解できるようにする。講義では大河川下流地域で海洋と直接面するデルタを対象に開発で変容する過程を理解できるようにする。モンスーンアジアでの多くの研究事例を紹介しデルタの水環境・沿岸環境を特に地形環境から学び取ることにする。
学習の目的 この授業においては巨沿岸地域の人間およびその他の生物の生息域として理解できるようにする。このため、大河川の最下流地域であり、海洋と直接面しているデルタを対象として、デルタ地域における人間活動による変化、持続可能な開発についての理解を可能とさせるようにする。下流地域の重要性を鑑みて、多くの研究事例を紹介しこれらの研究内容を通して、巨大デルタ、氾濫原における水環境・沿岸環境を特に地形環境を基にして学ぶ。機会があれば現地調査も行う。受講生が英語の論文を読み、沿岸域の環境を理解できるようにする。
学習の到達目標 巨沿岸地域を人間・その他の生物の生息域として存在するという知識をうる。博士課程後期学生が論文執筆可能となる。沿岸地域環境の脆弱性を理解できるようになる。モンスーンアジアでの研究事例からデルタの水環境・沿岸環境モデルを地形環境から知識を深めることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 自然と共生するメコンデルタ(古今書院)、地形分類図の読み方、作り方(古今書院)、北部ベトナムの自然と農業(古今書院)、モンスーンアジアデルタの農地防災(博文社)、Applied Geomorphology,Flood plain Processなど
参考書 Longterm environmental change (Springer)
成績評価方法と基準 レポート50%、口頭発表50%で合計100%。合計がが60%以上が合格。
オフィスアワー 水曜日、木曜日の昼休み(12:00-13;00)に生物資源学部3階春山研究室において対応する。
受講要件 現地での作業には危険が伴うので学生教育災害障害保健には必ず加入すること
予め履修が望ましい科目 「水環境工学特論」「田園計画学演習」「田園計画学特論」
発展科目 (特になし)
授業改善への工夫 計画的にできない場合も多いので改善に努めたい。
その他 英語で書かれた学術論文を多く読み、知識を確かなものにしてほしい。

授業計画

キーワード モンスーンアジア、巨大河川、デルタ、水環境、沿岸環境、微地形、地形分類図、ハザードマップ、海岸浸食
Key Word(s) monsoon Asia, large river,delta,water environment,costal environment,micro-geomorphology,geomorphologic land classification map,hazard map,costal erosion
学習内容 1.授業全体の紹介と参考文献の割り当て、2.巨大河川の構造、3.デルタの構造、4.デルタの水環境、5.デルタの変化、6.三重県内のデルタ、7.三重県内の沿岸地域の変化、8.デルタの土地被覆変化、9.水環境の問題点と将来的課題について、10.国際河川の沿岸域の問題について、11.アムール・オホーツクの脆弱性評価について、12.評価手法を考える、13.モンスーンアジアの低平地の水環境の問題、14。研究主題をどのように考えるのかについて、15.英語文献からのレポート作成、16.英文文献を理解し、口頭発表を行う。
事前・事後学修の内容 当該教科にかかわる文献を図書館における検索する。検索した英文図書の研究課題を理解し、論文としてどのような執筆を行うべきかを理解する。ここでの文献としては、たとえば、日本地理学会で出版している英文の研究シリーズであるBシリーズ、地形学連合で出版している、地形(研究雑誌)の中の英文論文を検索し、これらの中で沿岸地域の水環境を地形学的に理解できるようにする。学生自身が博士論文を執筆する際に、直接的に関わっている研究のなかでもインパクトのある課題についてのプレゼンテーションを行うことを設ける。
ナンバリングコード(試行) BO-AGRI-6

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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