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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
全学科・全講座 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 博物館概論 | |
はくぶつかんがいろん | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期集中 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 松浦 啓一(非常勤講師) | |
MATSUURA,Keiichi |
授業の概要 | 自然史博物館を題材として、博物館が社会の中でどのような役割を担っているかについて、具体的な活動内容を紹介する。特に標本資料(コレクション)が研究資源ともなり、自然のアーカイブでもあることを示す。標本資料の収集・保存・管理・活用が実際にどのように行われ、人類の将来にとってどのような意味があるかについても学べるようにする。さらに、博物館は展示を含む教育・普及活動によって学校教育とは異なる方法によって社会教育機関として活動していることを示す。博物館とは何か(定義)、その歴史と現状についても学ぶ。博物館学についても目的・方法・構成などを理解するようにする。 |
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学習の目的 | 博物館には様々な種類があるが、自然史博物館に焦点を当てながら博物館の歴史・目的・社会的位置づけなどを理解する。博物館は展示のみを行う施設であるとの誤解があるが、博物館の活動は標本資料(コレクション)に基づいた研究を行い、研究成果に基づいた教育・普及活動)展示も含む)を行っていることを理解し、学芸員が果たすべき役割を学ぶ。20世紀後半から生物多様性や地球環境の危機に社会的関心が集まるようになった。自然史博物館はこのような分野において極めて重要な役割を担っていることを理解する。 |
学習の到達目標 | 自然史博物館に就職した場合を想定し、学芸員として活動するための基礎的知識と考え方を習得する。標本資料(コレクション)に基づいた研究を行い、研究成果に基づいた教育・普及活動(展示も含む)を行うための知識を獲得する。さらに、実際に自然史科学的研究を進める上で最も重要な分類学的研究の基礎知識を習得し、研究を進めるための基礎力を習得する。この授業を終了した時点で他の学生に自然史博物館とは何か、そこで活動するためにはどのようにすればよいかを説明することができるようにする。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | 特定の教科書を使用しない。講義資料等を事前に電子ファイル形式で配布する。 |
参考書 | 授業中に紹介する。 |
成績評価方法と基準 | レポート60%、討論等講義への参加度30%、出席10% |
オフィスアワー | 集中講義の授業終了後に対応する。 |
受講要件 | 学芸員資格の取得を目指していること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | |
その他 |
キーワード | 自然史博物館 標本 学芸員 生物多様性 博物館の歴史 データベース |
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Key Word(s) | Natural History Museum |
学習内容 | 第1回 博物館とは何か(定義・館種・目的)。 第2回 欧米の博物館の歴史:ヨーロッパにおける博物館の誕生と発展。 第3回 日本の博物館の歴史:誕生と発展に見る特徴と課題。 第4回 博物館関連法規:博物館の館種・設置者・学芸員等を法律はどのように定めているか;現在の法律に見る課題。 第5回 標本の収集と管理。 第6回 博物館における研究。 第7回 博物館の展示。 第8回 博物館の教育・普及活動 第9回 生涯学習と博物館。 第10回 博物館におけるデータベース構築。 第11回 博物館の情報発信・広報。 第12回 博物館と生物多様性。 第13回 博物館と国際科学プロジェクト。 第14回 博物館学の概要:目的・方法・構成・歴史。 第15回 学芸員とは? 実際の活動と直面する課題。 レポート提出 |
事前・事後学修の内容 | 博物館に関する出版物を読んだり、自然史系博物館を訪問したりすること。 |
ナンバリングコード(試行) |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら