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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 倫理学B | |
りんりがくびー | ||
Ethics B | ||
授業テーマ | 「情」と「理」 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 1, 2時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 遠山 敦(人文学部) | |
THOYAMA,Atsushi |
授業の概要 | 日本近世の思想動向は、中国朱子学の「理」的世界観・人間把握の受容とそれに対する様々な変容や批判によって彩られている。本講では、そうした朱子学の理解の上に、伊藤仁斎や荻生徂徠といった古学派と、賀茂真淵や三重松阪の人である本居宣長を中心とする国学の思想運動とに焦点を当て、彼らが人間の「情」的側面を「理」に対してどのように対置しようとしたのかを明らかにする。 |
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学習の目的 | 儒教と国学について、基本的な理解を得るとともに、そこでは「情」が「理」との関係でどのように考えられていたのかを理解することができる。またそれを通じて、人間の道徳的な本性に関して、考える力を養うことができる。 |
学習の到達目標 | 儒教及び国学について基本的な知識をえることができる。また現代では「感性」という範疇で考えられる「情」について、それが倫理とどのような関わりを持つのかについて、理解し考える力を養うことができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 授業中にプリント資料を配付する。 |
参考書 | フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける』(講談社現代新書) |
成績評価方法と基準 | 筆記試験80%、授業時に課すコメント用紙の内容20%で評価する。筆記試験については、近世日本の思想家たちが、人間の道徳性をどのように理解したかについて基本的な理解を問う。コメント用紙については、授業の内容について自ら問いかける姿勢を評価する。 |
オフィスアワー | 毎週金曜日14:30~16:10 遠山研究室(共通教育2号館2階) |
受講要件 | 特に無し。 |
予め履修が望ましい科目 | 特に無し。 |
発展科目 | 哲学、倫理学、宗教学 |
授業改善への工夫 | 学生から提出されたリポートや質問票の内容について授業中にコメントすることで、より主体的な学習へと導く。 |
その他 | 毎時間の終了時に、授業に関する簡単なコメントを求めるとともに、疑問点を質問票に記入することを求める。 |
キーワード | 儒教、国学、理、情 |
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Key Word(s) | Confucianism,Study of Japanese classical culture,reason,emotion |
学習内容 | 第1回:導入~倫理とは~ 第2回:問題提起~「良心」について~ 第3回:問題提起・続~「四端の心」と「憐れみ」~ 第4回:朱子学の概要(1) 第5回: 〃 (2) 第6回:日本近世前期の朱子学受容~羅山、闇斎、藤樹~ 第7回:伊藤仁斎の古義学(1) 第8回: 〃 (2) 第9回: 〃 (3) 第10回:荻生徂徠の古文辞学(1) 第11回: 〃 (2) 第12回:本居宣長の国学思想(1) 第13回: 〃 (2) 第14回: 〃 (3) 第15回:まとめ |
事前・事後学修の内容 | 授業はプリント資料の読解を中心に進められる。予め配られた資料の読解、及び授業中指示した点に関してコメントの提出を求める。 |
ナンバリングコード(試行) | LIETHI1 |
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