三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教養教育・教養基盤科目・異文化理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 選択
人文学部文化学科の学生は選択必修
授業科目名 異文化理解Ⅱ総合(フランス語)
いぶんかりかいⅡそうごう(ふらんすご)
Foreign Studies II Comprehensive (French)
単位数 1 単位
分野
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 井出 勉(非常勤講師)

IDE, Tsutomu

学習の目的と方法

授業の概要 異文化理解の一環として、現代のフランスについて、わかりやすく書かれた時事フランス語の文章を講読する。学生の理解度に応じて、テキスト以外の新聞・雑誌記事等を抜粋し講読するが、DVDなども随時用い、フランス文化に親しんでもらう。
学習の目的 フランス文化との関わりを端緒として、アメリカ文化とは違うヨーロッパ文化という異文化への関心を養い深めてもらう。中級程度のフランス語で書かれた文章の理解を通して、正確な音読を習得し、異文化コミュニケーションに役立ててもらう。
学習の到達目標 フランス文化を概観することで、現代フランスの現状や歴史的背景及びその問題点について理解する。
フランス語に関しては、フランス語検定試験3級・準2級程度の文法力、語彙力、および読解力を習得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 加藤晴久、ミシェル・サガズ『時事フランス語 2018年度版』朝日出版社
参考書 授業中に随時紹介
成績評価方法と基準 期末試験60%(16回目に試験を行う)、平常点40%(授業中の読み、訳、質疑応答、授業への積極的参加など)で総合的に評価する。
オフィスアワー 授業前、授業後に対応。
至急の場合の連絡窓口は人文学部・山本覚(kakusan@human.mie-u.ac.jp)。
受講要件 異文化理解Ⅰ基礎(フランス語)a・b(またはフランス語Ⅰ文法前・後)と異文化理解Ⅰ演習(フランス語)a・b(またはフランス語Ⅰ講読前・後)を受講してあること。ないしは実用フランス語技能検定試験(仏検)4級以上に相当する能力を有すること(4級以上の取得者ならば1年生でも受講を認める)。
予め履修が望ましい科目 前期の異文化理解Ⅱ総合(フランス語)および異文化理解Ⅱ演習(フランス語)
(ないしは前期のフランス語Ⅱ講読および会話)
発展科目
授業改善への工夫 一方的な講義にならないように努めたい。また、学生個々の能力を高め、活発な質疑応答ができる雰囲気を作るよう努力したい。
その他 前期と後期を通して受講することを勧める。また、異文化理解Ⅱ演習(フランス語)と並行して受講することを勧める。

授業計画

キーワード フランス、フランス文化、フランス語、異文化理解
Key Word(s) France, French culture, French, Foreign Studies
学習内容 第1回~3回 「移民危機」:移民の増加とその保護はフランスでも大きな問題となっている。過去の歴史を踏まえても、フランスは、パリに亡命してきた政治家なども積極的に受け入れてきた。現在では、「移民」というよりもむしろ「難民」といった方が適切であるが、近年の著しい「難民」の増加と受け入れ・保護の問題点を、フランスの現状と併せて考える。 

第4回~6回 「警察と憲兵隊」:フランスには「警察官」と「憲兵」が共存する。アメリカの警察とFBIの関係とも違い、それぞれの役割はかなり複雑である。フランスの警察機構の理解を通して、テロや移民2世・3世の暴動事件に苦しむフランスの今を理解する。

第7回~9回 「菜食主義・植物主義・徹底的動物保護主義」:近年、フランスも健康ブームで、「BIO」(ビオ、英語の発音ではバイオ)を謳った食品やスーパーも増加傾向にある。菜食主義者向けのレストランやメニューもパリの通りでもよく見かける。菜食主義者や動物保護の問題を通して、現在のフランスの食文化を考える。
 
第10回~第12回:「フランスの新聞記事を読む」:最新のフランスの時事問題をフランスの新聞記事を通して理解する。

第13回~15回 「バンド・デシネ」:フランスの「バンド・デシネ」と日本の「バンド・デシネ」(現在では、mangaと言う方が一般的)の違いを通して、いわゆる「クール・ジャパン」の1つでもある日本のアニメ文化がフランスに根付いた経緯を考える。

第16回期末試験 
事前・事後学修の内容 テキスト付属のCDを繰り返し聞き、音読してください。また、十分な予習をして授業に臨んでください。
ナンバリングコード(試行) LIFORA2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


Copyright (c) Mie University