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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 医学部看護学科 ・成人看護学 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 4年次 集中治療を受ける患者のケアを通して病態アセスメントをし、看護ケアを考えます。講義と臨地での実地体験を組み合わせた構成です。全構成に必ず出席してください。 |
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選択・必修 | 選択 臨地体験を組み込んでいますので、受講生を15人以内にします。多数の受講希望者がある場合はレポートによる選抜を行います。 |
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授業科目名 | クリティカルケア看護 | |
くりてぃかるけあかんご | ||
Critical Care | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
原則的に他学部の受講を受け付けませんが、臨床実践専門家による特別講義の場合は学部の全学生を対象とした「公開講座」とすることがあります。 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期集中 |
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開講時間 |
講義は後期の木曜日9,10時限に開講しますが、臨地での体験準備または実習室でのスキルアップ演習を集中講義で実施します。 |
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開講場所 | 看護学科講義室(講義、演習)、看護学科成人看護実習室、三重大学医学部附属病院集中治療部(臨地体験)、三重大学医学部附属病院スキルズラボ、三重大学実習船「勢水丸」 | |
担当教員 | ○竹内 佐智恵(看護学部)、吉田 和枝(看護学部) | |
○TAKEUCHI.. Sachie, YOSHIDA.Kazue | ||
s-takeuchi@nurse.medic.mie-u.ac.jp |
授業の概要 | クリティカルケア看護は、生命の危機的の状態にある患者に対して身体的安定化を図るために安全かつ安寧を考慮しながら診療を補助し、合併症予防や早期リハビリへの取り組みを重視する。そして患者の,人としての尊厳を保ち、患者および家族のニーズに応じた専門的な看護を提供することである。 本科目は、全ての臨地実習を修得した4年生に対する選択科目として位置付け、卒後の臨地実践能力を高める基盤となるよう、臨地の対象者の事例をもとにグループワークと臨地体験を組み合わせて、情報を整理、問題の構造の推測、看護実践の方向性の提示を目指した集中講義形式での授業を実践する。主な臨地体験として,三重大学医学部附属病院集中治療室において重症疾患患者の治療に関わる看護師らの見学および臨地での専門的な看護技術や医療機器の扱いに関する基本的知識の講義を受ける.その他,三重県の災害危機管理に寄与する機能を持つ実習船(勢水丸)において船上での生活体験を通し,災害時における看護のあり様について検討する機会を設けている. |
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学習の目的 | 本科目では、臨地の対象者の事例をもとに、既習の基礎的知識・技術を統合し、生命危機にある患者とその家族への理解を深め、クリティカルケア看護のあり様を考える力を養うことを目指す。 |
学習の到達目標 | 1.クリティカルケアを必要とする患者の身体的・心理的・社会的な特徴を理解する。 2.クリティカルケアを必要とする患者に必要な基本的看護技術の原則を理解する。 3.クリティカルケアを必要とする患者とその家族の特徴およびその援助について理解する。 4.クリティカルケアを必要とする患者への生命維持、苦痛の緩和および尊厳を保つ看護を考える。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 演習 実習 |
授業の特徴 | PBL グループ学習の要素を加えた授業 |
教科書 | 教科書は特に指定しない. 授業において必要な資料を配布する. |
参考書 | ネッター解剖学アトラス・ 周手術期の管理/集中治療. 改訂版・周術期輸液の考えかた : 何を・どれだけ・どの速さ・先天性心疾患の周術期看護 : 病態生理からみた. 新版・周手術期看護 = Nursing care in the perioperative period. 第2版 |
成績評価方法と基準 | グループ演習およびグループ学習(30%)、実習記録(70%)、、計100%(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | メールで問い合わせてください。随時面接時間を設定して対応します。 |
受講要件 | 受講要件は設けない。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 2014年度からシミュレーションモデルを活用し、事例に対するアセスメントをPBLで学習する機会を設けています。 少数受講の特性を活かし、十分にシミュレーション体験をし、集中治療室での体験へと発展させたいと考えています。 2017年度から災害時の船上での看護を考える体験として,実習船への乗船を1泊2日で行っています. 2018年度授業における主体的な学びを促進するPBLを強化し,「PBLセミナー」に登録しています. |
その他 |
第1回 | 概要 | 講義および活躍する人の実情を垣間見る機会を通して,クリティカルケアの定義および概要について知る |
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授業時間内の学習内容 | 1.クリティカルケアの歴史について 2.CNSとして活躍する人(北村愛子氏@りんくう病院)の活躍を示したNHK「プロフェッショナル(2007年放送)」を視聴する |
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キーワード(Key Word(s)) | 「クリティカルケア」「専門看護師」 | |
事前学修の内容 | 次のサイトの記事を読んで授業に臨んでください. NHK プロフェッショナル2007年2月22日放送 http://www.nhk.or.jp/professional/2007/0222/index.html |
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事後学修の内容 | レポート「あなたのなかでのクリティカルケアに携わる看護師像①」 A4サイズ 1枚程度 メールでの添付提出(竹内宛) 締切:〇月〇日 23:59 |
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自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 危機的状況にある患者の特徴(病態、心身の特徴) |
授業時間内の学習内容 | 事例をもとに,病態,心身の特徴を関連図を描きながら解析し,介入すべき看護について考える(グループワークをし,その成果を後日発表する) | |
キーワード(Key Word(s)) | 「高エネルギー外傷」「重症感染症」 | |
事前学修の内容 | 「高エネルギー外傷」「重症感染症」 | |
事後学修の内容 | 授業中に解説した解説内容を参考にして,心身の特徴および介入すべき看護についてまとめる | |
自由記述欄 | 事例はmoodleで紹介 | |
第3回 | 概要 | 2回目と同じ |
授業時間内の学習内容 | ||
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 危機的状況にある患者の特徴(病態、心身の特徴) |
授業時間内の学習内容 | 事例をもとに,病態,心身の特徴を関連図を描きながら解析し,介入すべき看護について考える(グループワークをし,その成果を後日発表する) | |
キーワード(Key Word(s)) | 「高エネルギー外傷」「重症感染症」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に解説した解説内容を参考にして,心身の特徴および介入すべき看護についてまとめる | |
自由記述欄 | 事例はmoodleで紹介 | |
第5回 | 概要 | 4回目と同じ |
授業時間内の学習内容 | ||
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 実習船(勢水丸)に乗船し,1泊2日の船上での生活を体験しながら,災害時の救助船で看護を実践することを想定して,様々な課題について検討する |
授業時間内の学習内容 | 1日目 09:45 基地到着、開講式後長靴貸与 10:00 乗船完了、安全教育、船内案内等 13:00 出港 海洋観測 16:00 大口湾投錨 夕方以降 講義、釣り等 2日目06:30 ラジオ体操、船内清掃 08:30 松阪入港 |
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キーワード(Key Word(s)) | 「災害時救助船」「船酔い」「船上での生活」「船上での組織体系」 | |
事前学修の内容 | 「災害時救助船」の主な役割とそこでの看護に関する論文を読んで臨む | |
事後学修の内容 | レポート「あなたのなかでのクリティカルケアに携わる看護師像②」 A4サイズ 1枚程度 メールでの添付提出(竹内宛) 締切:〇月〇日 23:59 |
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自由記述欄 | 論文はmoodleで紹介 | |
第7回 | 概要 | 6回目と同じ |
授業時間内の学習内容 | ||
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 三重大学医学部附属病院集中治療室で,診療および看護を受けている患者へのケアについて見学し,ICUにおける看護について考える |
授業時間内の学習内容 | 午前:見学させていただく患者のケアを見学,振り返り 午後:同患者のケアの見学,振り返り |
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キーワード(Key Word(s)) | 「集中治療」「重要疾患」「高度先端医療」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 8回目と同じ |
授業時間内の学習内容 | ||
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 三重大学医学部附属病院集中治療室で,診療および看護を受けている患者へのケアについて見学し,ICUにおける看護について考える 質の高い看護の提供のための観点を培うために,ICU患者に起こりやすい皮膚障害への専門的ケアにつて現場での講義を受ける |
授業時間内の学習内容 | 午前:臨地体験(皮膚のトラブルとケアに関する臨床講義) 午後:フライトナースの講話 |
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キーワード(Key Word(s)) | 「皮膚ケア」「フライトナース」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 10回目と同じ |
授業時間内の学習内容 | ||
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 質の高い看護の提供のための観点を培うためにICUで用いられている医療機器についての解説を現場で受ける |
授業時間内の学習内容 | 医療機器に関するシステムや取扱の留意点についての講義 | |
キーワード(Key Word(s)) | 「医療機器」「ICUでの電気エネルギーの管理」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | レポート「あなたのなかでのクリティカルケアに携わる看護師像③」 A4サイズ 1枚程度 メールでの添付提出(竹内宛) 締切:〇月〇日 23:59 |
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自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | <4><5>で実施したグループワークの成果を発表し,ディスカッションを通して病態および集中治療を受ける患者や家族についての理解を深める |
授業時間内の学習内容 | 発表,ディスカッション | |
キーワード(Key Word(s)) | 「高エネルギー外傷」「重症感染症」「看護」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | ||
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 臨地で体験したことからの学びとクリティカルケア看護における課題について検討する |
授業時間内の学習内容 | レポート①~③をもとに,各体験を通して学んだクリティカルケアとは,またその課題とは何かについて話し合う | |
キーワード(Key Word(s)) | 「クリティカルケア看護」「課題」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 発表およびアカデミックフェアでの発表に向けたポスターを作成する | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 臨地で体験したことからの学びとクリティカルケア看護における課題について発表する |
授業時間内の学習内容 | 学びについて発表する | |
キーワード(Key Word(s)) | 「クリティカルケア看護」「課題」 | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 一連の授業を通して,グループメンバーへどのような貢献ができたか,またグループメンバーからどのような刺激を受けたかについて振り返りをする | |
自由記述欄 |
ナンバリングコード(試行) | MD-NADU-2 |
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