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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)創成工学教育科目 | |
領域 | ||
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 先輩から学ぶ先端科学技術 | |
せんぱいからまなぶせんたんかがくぎじゅつ | ||
Advanced Lecture on Frontier Technology by Graduates of Mie University | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他研究科の学生の受講可, 自研究科の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 5, 6, 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 谷村 博史、野崎 真人、吉村定夫、川戸健二朗、大槻成章、早川和久、福森幹郎、工藤和成 | |
TANIMURA Hiroshi, NOZAKI Masato, YOSHIMURA sadao, KAWATO kenjiro, OHTSUKI shigeaki, HAYAKAWA Kazuhisa, FUKUMORI Mikio and Kudo Kazunari |
授業の概要 | 三重大学工学部を卒業し、社会人として、技術者として成功を収めた先輩から直接その専門分野及びキャリア形成について聞く。 |
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学習の目的 | ①自信の進路を深く考えるきっかけにする。 ②技術系社会人として生きていくための覚悟を持つ。 |
学習の到達目標 | ①企業、企業活動、社員(技術者)として求められることを知る。 ②技術者として大事なことを知る。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | 出席,講義への参加の積極性,レポート。 |
オフィスアワー | 講義終了後、講師と約20分程の質疑応答を含む交流時間を持つ。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | 各専攻専門教育科目 |
授業改善への工夫 | 各講義毎にアンケートを取り,その結果を次回以降,翌年度の講義に反映します。 |
その他 |
キーワード | 先端科学技術、キャリア形成、卒業生 |
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Key Word(s) | Frontier science and technology, Career design and Graduate |
学習内容 | 1.グローバル化対応への提言-ISO規格活動と海外子会社勤務から学んだこと- 米国および台湾子会社でのトータル16年間の勤務体験とISO規格活動を通し、一個人としてグローバル化にどのように対応していけば良いのかについて話す。日本と海外諸国の考え方の違い、自分の意見を理解してもらうにはどうすべきか、これからグローバルな展開をしていくために必要なことは何かを体験をもとに講義を行う。 谷村 博史 第2期工業化学科 元横浜ゴム㈱ 2.外資系企業での技術者の役割と働き方 外資系電気業界と半導体業界での約30年の実務経験をもとに外資系企業の特徴や働き方などについてお話します。日米欧の文化、制度、環境などの差により、技術者の役割、必要な能力、キャリアの進め方などについて、考え方に大きな違いがあります。創造力や知恵、チームワークと個人主義などについても質疑応答を混じえて言及します。人事評価、待遇の決定方法についても例を挙げて紹介します。今後、益々、工業界での人材の流動化、国際化が進み、好むと好まざるに関わらず、M&Aにより、日系企業が外資系企業になったりしています。基本的な欧米外資系企業の特徴を認識しておく事は、有益であると思います。また、将来、外資系企業に就職を考えている学生の一助になれば、幸いです。 野崎 真人 第6期電気工学科 元インターシル㈱ 代表取締役社長 3.メーカーにおける環境活動と品質向上への取り組み 企業価値として、ESG(環境・社会・ガバナンス)が評価される時代であり、企業の持続性を堅持するためには、経営基盤である環境活動と品質向上への取り組みがますます重要になっています。 ・環境活動としては、商品開発・製造・物流・販売・修理サービス・リサイクルなど、各ステップにおける取り組みを紹介します。 ・品質向上としては、2007年の消費生活用製品安全法の改正に伴う製品安全高度化対応、そして設計品質、製造品質、修理サービス品質など、多岐に亘る取り組みを紹介します。 社会の変化や要請に対応するメーカーの取り組み事例紹介を通して、技術者を志す学生諸君の進路選択に僅かでも資すれば幸甚です。 吉村 定夫 第2期機械工学科 リンナイ㈱ 4.医薬品の開発における統計技術の活用とその経験 -吸着炭製剤の国際開発を通じて- 化学会社が開発した極めてユニークな吸着炭製剤の国際開発をプロジェクトリーダーとして手掛けた経験をもとに、医薬品の開発とそれに活用される統計解析技術を軸として、技術者としての働き方を学生の皆様にお伝えしたい。特に米国食品医薬品局(FDA)との交渉、海外の臨床試験受託機関(CRO)との連携、共同開発提携先との徹底した討議等の業務を通じて、10年にわたる新薬開発プロジェクトから得られた経験を紹介するとともに、大学で学んだ知識に加え、巡り合った仕事を通じて、生涯にわたって広く学び続けることの大切さを感じ取って頂ければ何よりです。 大槻 成章 第3期工業化学科 元㈱クレハ ㈱日本統計技術研究所 5.半導体の設計/製造工程のシステム開発を通して、仕事への取り組み姿勢について 半導体の開発とはどのように行われるのか。その開発の手順を紹介し、講師が携わってきたプログラムやシステム開発の経験を説明することで学生さんの仕事選びの参考になる様なお話が出来れば幸いです。 開発当初は、「本当にできるのだろうか」「期待されるようなものができるのか」等、悩みながら仕事を進めるうちに完成した時の喜び等のお話もできればと思います。 川戸 健二朗 第2期電気工学科 元富士通VLSI㈱ 6.後輩諸君のために、私の研究活動 –メチルセルロース等の開発について- セルロースは植物から得られる資源枯渇の心配がほとんどない非石油化学物質で将来人類が利用していくべき素材である。このセルロースを化学変性して得られるメチルセルロースは水溶液を加熱するとゲル状になり冷却すると元の水溶液に戻るユニークな特性と界面活性がある。これら特性を利用した建材、セラミックス成形体、化粧用品、医薬製剤、食品等への応用例を解説する。又、私がメチルセルロース類を用いて試作した「口に入っても安全安心な割れないシャボン玉(非売品)」も解説実演し、興味ある後輩諸君には数ある限り頒布する。最後に就職面接でいかに自分をアビールすべきかについても経験の中から意見する。 早川 和久 第7期工業科学科 信越化学工業㈱合成技術研究所セルロース研究担当部長 7.自動車業界の生産技術革新 自動車メーカーは過去100年に亘りガソリンエンジンやディーゼルエンジンで動くクルマを生産してきたが、自動運転やEV化など革新的な新技術による大変革(破壊的イノベーション)が迫っており、この先10年は過去の50年間よりも大きな変動が起こるといわれている。このような状況下で自動車関連企業は生き残りを賭して、直近の競争力を向上させ、企業耐力を高め、且つ将来を見据えた商品開発と生産技術の『革新』が喫緊の課題である。 福森 幹郎 第5期機械工学科 愛知機械工業㈱ 8.建築電気設備業界の歴史と現状、そして将来 生産活動、商業・物流、医療、教育・研究等あらゆる分野においてその活動を支えるためには、それぞれの目的に応じた環境(建築や各種設備)が必要です。 電気設備は空調設備や衛生設備とともに建築物の重要な構成要素ですが、各種設備はほぼすべてが電気の力に依存しており、電気設備がなければ建築物は機能しません。 その重要性は今後ますます高くなっていきますし、同時に信頼性や安全性の向上も常に求められています。 私は卒業以来約40年間電気設備業界に身をおいてきましたが、その歴史と経験を振り返るとともに、現状の課題そして将来について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 工藤 和成 第3期電気工学科 川北電気工業㈱執行役員 |
事前・事後学修の内容 |
ナンバリングコード(試行) | EN-COMN-4 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら