シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2018 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 地域イノベーション学研究科(博士前期課程) | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
|
選択・必修 | 選択 |
|
授業科目名 | バイオイノベーション特論Ⅴ | |
ばいおいのべーしょんとくろんご | ||
BioinnovationⅤ | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他研究科の学生の受講可 |
|
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
|
|
開講場所 | ||
担当教員 | 加賀谷 安章 | |
KAGAYA Yasuaki |
授業の概要 | 総合バイオサイエンスに関連した学際研究における重要な専門領域である「植物ゲノム科学」に関する専門知識と能力を修得させることを目的に開講する。人口増加による食糧不足問題を向かえる現代において、ゲノム情報を用いたデザインされた育種による「第二の緑の革命」に向けた研究が植物科学分野で重要な位置を占めている。本特論では、新しい有用品種の育種に向けた技術とその活用法についての解説を通して、植物ゲノム解析における最近の研究動向を理解させるとともに、ゲノムサイエンスを基軸とする植物研究のあり方を考察する。特に、分子遺伝学、多様性、変異導入法、遺伝子導入法、カスケード分析、ゲノムマーカーを用いた育種選抜および植物ホルモン情報伝達メカニズムについて概説を行った後、各論として、収量向上を目指した植物形態の改変、不良耕地への対応、遺伝子組み換え植物の安全性の検討などについて具体例を挙げながら解説を行う。以上の講義を通して、最終的には、「第二の緑の革命」の実現にむけて何が必要なのかを総合的に理解させる。 |
---|---|
学習の目的 | 分子遺伝学、基礎生物学などの内容を踏まえ、最新の植物ゲノム科学に関する専門知識と能力を修得する。 |
学習の到達目標 | 最新の植物ゲノムサイエンスの研究手法・研究動向を理解すると共に、自らが主体的に研究計画を立案できる能力をつける。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 講義において関連書籍等を紹介する。 |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | レポート(40%)、議論への参加状況(30%)、講義ごとの小試験(30%)、計100%。(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | メールもしくは電話で訪問時間について担当教員に連絡を取り、面談を行う。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 学生の意見を聞きながら、必要な点を改善することに努力する。 |
その他 |
(本学の教育目標との関連) 「感じる力」=20%、「考える力」=50%、「生きる力」=10%、「コミュニケーション力」=20% |
キーワード | ゲノムサイエンス・分子遺伝学・植物ホルモン応答・環境ストレス応答・収量向上・緑の革命 |
---|---|
Key Word(s) | Genome Science, Molecular Genetics, Response to Plant Hormones, Response to the environmenta Stress, Green revolution |
学習内容 | 第1回 ガイダンス、総論 第2回 分子遺伝学I 第3回 分子遺伝学II 第4回 植物ホルモン情報伝達I 第5回 植物ホルモン情報伝達II 第6回 植物ホルモン情報伝達III 第7回 緑の革命 第8回 形態形成研究の応用I 第9回 形態形成研究の応用II 第10回 化学ストレス研究の応用I 第11回 化学ストレス研究の応用II 第12回 耐病性・耐虫性研究の応用 第13回 耐環境ストレス研究の応用 第14回 遺伝子組換え植物の現状 第15回 総括 |
事前・事後学修の内容 | ○分子生物学・遺伝学の基礎を予習する。あらかじめ配布する講義資料関を読み、分からない箇所や疑問点を確認する。 ○講義で配布する関連文献を読み、レポートとしてまとめることで、最新の植物ゲノムサイエンスにおける技術動向について復習する。 |
ナンバリングコード(試行) | BIOL4 |
---|
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら