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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学研究科(修士課程)教育科学専攻・人文・社会系教育領域
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 英米文学特論演習 I
えいべいぶんがくとくろんえんしゅう I
Seminar on English and American Literature I
単位数 1 単位
他学部・他研究科からの受講 自研究科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
開講場所 英語科資料室・大学院演習室(教育学部専門1号館3階)

担当教員 宮地信弘(教育学部英語教育講座)

Nobuhiro Miyachi
059-231-9315

学習の目的と方法

授業の概要 英国17世紀形而上詩(metaphysical poetry)講読演習。
英国17世紀形而上詩を代表する詩人John Donne の詩の精読を通して形而上詩の特質とDonneの詩的感受性・技法・世界観等について理解し、合わせて時代背景についても認識を深める。
学習の目的 ・英詩の伝統について認識を深める。
・英詩の修辞技法の重要性を認識する。
・イギリス・ルネサンス期の世界観について知識を得る。
・初期近代(16-17世紀)の英語に親しむ。
学習の到達目標 1)精読を通して英語読解力を向上させる。
2)英詩の伝統と修辞技巧に関する認識を深める。
3)初期近代(16-17世紀)の英語の特質を知る。
4)文学テクストに対する分析的姿勢と批評能力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

感性と分析的思考力の融合的発展に重点を置いていますが、英文レポートの作成を通して英語による表現力や発信力の育成も視野に入れています。

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 A. J. Smith (ed.), John Donne: The Complete English Poems (Penguin Books)
参考書 初回の授業にて紹介します。
成績評価方法と基準 毎授業の発表:30%
期末英文レポート:70%
オフィスアワー 水曜日3-4限(10:30-12:00)、宮地研究室
miyachi@edu.mie-u.ac.jp
受講要件
予め履修が望ましい科目 英米文学特論 I
発展科目
授業改善への工夫 受講生の学力等を考慮して、必要な場合には受講生に適した授業形態に変えることも検討する。
その他 ・初回の授業で具体的な授業のガイダンスを行います。
・大学院生にふさわしい誠実かつ主体的な学習姿勢を期待します。

授業計画

キーワード 17世紀形而上詩、綺想、機知、マニエリスム
Key Word(s) Seventeenth century metaphysical poetry, conceit, wit, mannerism
学習内容 第1回:ガイダンス:John Donne 生涯と時代背景、年譜
第2回: 形而上詩(Metaphysical Poetry)の特質全般について
第3回: 風刺詩(Satires)新科学への関心
第4回: 風刺詩(Satires)時代への懐疑
第5回: 風刺詩(Satires)懐疑精神
第6回: 恋愛詩(Songs and Sonnets)17世紀の宇宙観
第7回: 恋愛詩(Songs and Sonnets)奇想について
第8回: 恋愛詩(Songs and Sonnets)知的遊戯性
第9回: 恋愛詩(Songs and Sonnets)逆説的精神
第10回:恋愛詩(Songs and Sonnets)シニシズム
第11回:恋愛詩(Elegies)言語遊戯
第12回:恋愛詩(Elegies)肉体と世界
第13回:宗教詩(Divine Poems)連祷:神の賛美
第14回:宗教詩(Holy Sonnets)罪の意識と知的遊戯
第15回:宗教詩(Holy Sonnets)共同体への回帰

受講生の能力等に応じて、授業形態や進行速度を修正することがあります。
事前・事後学修の内容 ・受講者は作品について技法と主題の両面から分析し、毎回その結果を発表することが求められます。
・辞書を頼りに、自らの力で読解することが求められます。
・インターネットへの安易な依存は禁止します。
ナンバリングコード(試行) ED-ELIT-4

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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