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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 中国の文学F
ちゅうごくのぶんがくF
Chinese Literature F
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 中国の文学F
ちゅうごくのぶんがくF
Chinese Literature F
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
他学部・他研究科からの受講は歓迎
市民開放授業 市民開放授業
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 劉 靈均(人文学部)

LIU, Ariel Ling-chun

学習の目的と方法

授業の概要 台湾「同志文学」を読む:性的マイノリティ(LGBT)の当事者と共存する社会へ
台湾の「同志文学」は、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)T(トランスジェンダー)など性的マイノリティの当事者をテーマとする文学の通称である。これらの文学作品は、台湾文学の世界を豊かにするだけではなく、台湾の性的マイノリティの解放運動に大きく影響し、さらに台湾をダイバシティーに富む社会へ導いて行く。この授業は「同志文学」の作品(日本語訳)を読むことで、台湾の戦後の歴史、文化、文学、社会状況、および性的マイノリティに関する知識を説明する。
学習の目的 台湾「同志文学」のテキストを精読ことにより、台湾の戦後の歴史、文化、文学、社会状況、および性的マイノリティに関する知識を得る。また、日本ないし世界中の性的マイノリティの問題に自主的に思考することができるようになる。
学習の到達目標 台湾の戦後の歴史、文化、文学、社会状況、および性的マイノリティに関する知識を活用して、台湾を含める中国語圏の文学作品を批判的に読むことができるようになる。また、日本の性的マイノリティの当事者にも関心を持ち、その問題の解決策を考えることができ、ダイバーシティに富む社会の作り方について思考することができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 黄英哲、白水紀子、垂水千恵編『台湾セクシュアル・マイノリティ文学[3] 新郎新“夫”』(作品社、2009)
参考書 授業時に指示する。
成績評価方法と基準 短いコメントペーパー(毎週)40%。期末レポート30%。出席、討論する意欲30%。
オフィスアワー 水曜日、木曜日の5、6時限、教養教育4号館409研究室。事前にアポイントメントを取ることをお勧め。
受講要件 毎週作品(日本語の原文か中国語原文の日本語訳)を読むこと
予め履修が望ましい科目 文学関連の授業
発展科目 中国文学演習C,D
授業改善への工夫 多読を要する。
その他

授業計画

キーワード 台湾文学、性的マイノリティ(LGBT)、中国語圏文学、同志文学、台湾歴史、フェミニズム、ジェンダー
Key Word(s)
学習内容 1、授業の紹介
2、LGBT(「同志」)とは
3、台湾の歴史
4、台湾のLGBT運動
5、白先勇「孤戀花」
6、陳克華詩選
7、吳繼文「バラは復活の過去形」『天河撩亂』より
8、阮慶岳「河內美麗男」
9、曹麗娟「童女之舞」
10、洪凌「受難」
11、陳雪「尋找天使遺失的翅膀」
12、紀大偉「儀式」
13、邱妙津「第三手記」『鱷魚手記』より
14、李琴峰「独舞」
15、復習
事前・事後学修の内容 各回に予習すべき資料を指示する。
ナンバリングコード(試行) HU-CLTR2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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