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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学部・学校教育に関する専門科目(A類)
科目名 学校教育研究法
がっこうきょういくけんきゅうほう
Research Methods in School Education
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 4年次
~67 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 心理統計法
しんりとうけいほう
Psychological Stasistics
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他専攻の学生の受講可, 他研究科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 中西良文(教育学部学校教育講座)

NAKANISHI Yoshifumi

学習の目的と方法

授業の概要  この授業では,心理統計学について学ぶという大きなテーマについて,実際に調査データを集め,分析し,それをまとめるという一連の流れについても学習をしながら進めていきたいと考えています。
 統計という「数学」を扱った授業は,苦手意識を感じる人も多いかもしれませんが,できるかぎり「ああ,このために高校まで数学を勉強してきたのか」と思えるような授業にしたいと考えています。
 そのためのポイントとして考えているのが,「発見」ということです。心理統計学について学ぶという際にも,単に知識を伝達するのではなく,できるだけみなさんに「発見」をしていただく中で学んでいければと思っています(「発見学習」)。また,実際にデータを集め,分析していただくところでも,これまで誰も知らなかった「発見」を見つける活動にしていきたいと考えています。
 なお,学習を進める上では,グループの活動を中心として,進めていきたいと考えています。

 この授業は3コマ目の心理データ解析(松浦先生ご担当)と連動して進めていきますので、両者を一緒に受講されることを「強く」お勧めします。
学習の目的 心理学研究の中で用いられている統計的手法がどのようなものか理解し,そこで示されている結果を正しく理解することができる
自らがデータ収集・データ分析・結果の記載を行うときの適切な方法を理解する
(心理統計の授業を通して数学の有用性・面白さに気づく)
学習の到達目標  まずは,心理統計学の理解と活用ができることや,調査法によるデータ収集とその分析,そして分析結果をまとめられることが,学生のみなさんにみにつけていただきたいところです。
 しかし,理想的には,それを越えて「数学について学ぶ意義・面白さ」について語れるようになっていただきたいと思います。近年,よくいわれているとおり,子どもの「数学嫌い」が取り上げられます。こういった子どもを目の前にしたときに,「なぜ数学を学ばないといけないのか」についてきちんと語れるかどうかが重要になってきます。しかし,教師自身がそれを感じられないと語ることができません。ぜひ,「数学について学ぶ意義・面白さ」を見つけていただければと思います。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 実習

授業の特徴 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle

教科書 よくわかる心理統計 山田剛史・村井潤一郎著 ミネルヴァ書房
参考書 心理統計学の基礎 南風腹朝和 有斐閣
成績評価方法と基準 グループでのレポートと小テスト,出席によって評価を行います。
オフィスアワー 金曜日9:00~10:30
受講要件 「やってみようかな」という気持ちがあること
予め履修が望ましい科目 心理学A・F,PBL心理学,コミュニケーション実習
発展科目 心理学にかかわる専門科目,行動科学基礎実験
授業改善への工夫 三重大学 Moodleを使います。
その他

授業計画

キーワード 心理統計学・調査法・データ分析・(心理学)研究のまとめ方
論理的思考・教育心理学
Key Word(s) Psychometrics, Statistical analysis, Psychological measurement
学習内容 1.イントロダクション:授業概要の説明,グループ分け
2.心理学の研究に触れる(「心理学研究を行う」とは?,様々な研究法,データ解析はなぜ必要なのか?)
3.データとは?(様々なデータの特徴) - 質問紙作成(1)
4.データを分析するとは?(自己流で分析してみる) - 質問紙作成(2)
5.データの代表値 - 質問紙作成(3)
6.質問紙調査の構想発表と調査の留意点
7.そう!簡単「相関」(1) - 質問紙作成(4):完成
8.そう!簡単「相関」(2) - データ入力
9.Excel・SPSSによる簡単データ解析
10.検定の考え方とt検定 - データ解析(1)
11.隅々まで効くデータ解析に分散分析 - データ解析(2)
12,大変な多変量解析(重回帰分析・因子分析)
13.心理学研究のまとめかた - データ解析(3)
14.レポート作成および発表準備
15.最終発表
事前・事後学修の内容 授業では,実際に質問紙調査を行い,データ分析を行う。そのため,質問紙調査の作成,実施,データ分析,分析のまとめについて,授業外でも時間を割いて行う必要がでてきます。この活動は,グループで行うため,「良好なグループ活動」を,意識しながら進めてください。
ナンバリングコード(試行) ED-RMSE-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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