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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 工学部情報工学科 ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次
選択・必修 選択
選択科目
授業科目名 情報通信工学
じょうほうつうしんこうがく
Information Communication Engineering
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所 授業時間割表で確認ください。

担当教員 成瀬 央(工学部情報工学科)

NARUSE Hiroshi

学習の目的と方法

授業の概要 情報通信システムは、ハードウェアとソフトウェアにかかわる数多くの要素技術情報通信から構成され、高速化や大容量化、またインターネット進展など、日々すさまじい勢いで進化し続けています。本講義では、情報通信またそのシステムの概要(ほんの一部)について講義します。
3年生前期必修科目「コンピュータ・ネットワーク」において、インターネットを構成する基本的な技術であるTCP/IPを中心に、情報ネットワーク及び情報セキュリティについて講義がなされます。この通信機能の上位レイヤの内容はそれに譲り、本講義では、システムの全体像や物理レイヤにかかわるについて講義します。(現在かなりの学生が情報通信に関連する会社に就職を希望していることも考慮した結果です)
講義の内容に関連する実験を行い、それらによって情報通信工学について深く理解できるようにすることも検討しています。
学習の目的 情報通信システム・技術にはハードウェアやソフトウェアにかかわるさまざまな技術が内包されていて、情報通信システムはそれらが高度に組み合わせれた巨大なシステムになっています。本講義の目的は、情報通信における信号や信号処理、信号の送受信、無線や光ファイバを用いた通信についての基礎的知識を習得し、情報通信工学についてさらに進んだ内容や応用を自分で詳しく学ぶための力をつけることです。また、将来、情報通信分野にかかわる仕事や、研究開発に必要となる基礎を身につけることも目的としています。
学習の到達目標 情報通信に関連する基礎技術やシステムを理解し、情報通信工学についてさらに進んだ内容や応用を自分で学ぶ力、それを応用できる力を身につけることを到達目標としています。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

主体的に学習する気持ちをもって受講してください。

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 はじめて学ぶ情報通信
和保孝夫、小川将克、高橋 浩、萬代雅希、渋谷智治、林 等、炭 親良
コロナ社
参考書
成績評価方法と基準 試験と実験レポートの合計点を10点満点に換算し、6以上を合格とします。
オフィスアワー 質問、連絡などについては、電子メール(naruse@pa.info.mie-u.ac.jp)でスケジュールを調整の上情報棟3階成瀬教員室で対応するが、なるべく講義時あるいは終了時にお願いしたい。
受講要件 レポート作成の学習のために、「理科系の作文技術」木下是雄、中公新書を各自準備、熟読しておいてください。
予め履修が望ましい科目 微分積分(特に偏微分・重積分)、線形代数、電磁気学
発展科目
授業改善への工夫 これまでまったく知らない分野に対する講義であったため、理論的な説明をしてもわかりにくく、興味がもてないようでした。
希望者には、実験で実際に物品や装置を使う機会を設け、情報通信が身近に感じられたり、興味を持って理解でくるように工夫しています。
その他 高校の物理をよく復習し、理解しておいてください。特に、波動、電気と磁気、原子と電子、原子の構造など。

授業計画

キーワード フーリエ級数展開・フーリエ変換、情報通信における信号、送受信機、無線通信、光ファイバ通信、情報通信技術の応用
Key Word(s) Telecommunication, optical fiber
学習内容 第1回:イントロダクション
第2・3回:フーリエ級数展開・フーリエ変換
第4回:情報通信とは
第5・6回:情報通信における信号
第7回:送受信機
第8~10回:無線通信
第11~13回:光ファイバ通信
第14・15回:情報通信技術の応用
第16回 定期試験

学習スケジュール・内容については予定であり、受講者の理解の程度に応じて変更します。
事前・事後学修の内容 本講義を理解するためには、高校で学習した物理Ⅰ・Ⅱの知識、微分積分、線形代数、微分方程式、電磁気学、フーリエ級数展開の知識が必要です。これらについて十分復習、演習をしておいてください。
ナンバリングコード(試行) EN-INAP-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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