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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義[生産管理論] | |
とくしゅこうぎ[せいさんかんりろん] | ||
Production Management | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 1, 2時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 岩坂 和幸(非常勤講師) | |
IWASAKA,Kazuyuki |
授業の概要 | 2010年Google社の自動運転への参入を契機に自動運転が自動車企業の開発競争の中心に躍り出た。自動運転はレスポンスの速さから電気自動車(EV)化と相性が良い。そして2017年9月に世界の自動車の生産と販売の3割を占める中国がNEV規制を導入したことでEVシフトが世界的な流れになった。 自動車が100年に1度の大変革を迎えた。講義では過去100年のエンジン車の大量生産の発展の過程と特徴を理解してもらう。次にエンジンがモーターに代わることにより100年間変わることのなかったエンジン車の構造とその構造を前提とした機能が大きく変化する。自動車の構想から機能が開放され、自動車の設計の自由度が高まっていくからである。加えて自動運転はEVの構造と機能の関係を大きく変えて行く。どのように変化する可能性があるのかを理解し、EVの生産の特徴を理解してもらう。 |
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学習の目的 | エンジン自動車から車の電動化、プラグインハイブリッド車、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の違いを理解し、自動運転の競争が電気自動車を構造と機能をどのように変えて行くのか、またそのEVシフトは自動車の構造と自動車産業の構造をどのように変えて行こうとするのかに関心をもってもらう |
学習の到達目標 | 大量生産の発展方向、Ford System、トヨタ生産システムの考え方と特徴、複雑なものを単純化するモジュール化ないしモジュラー化戦略とはどのようなことか、そして、自動車の機能を統合しコントロールするシャシ統合制御を担ってきたのはエンジン車では自動車企業であったが、EV化の進展によってはシャシ統合制御を担うのが必ずしも自動車企業であるとは限らなくなることなど、EV化が私たちに提起する自動車の構造や機能、そしてそれらの生産の特徴を学んでもらう。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | キャリア教育の要素を加えた授業 |
教科書 | 特に指定しないが授業開始まで講義の参考になるような書籍が出版された場合は、授業中に紹介する。 |
参考書 | ①廣田幸嗣・小笠原悟司編著『電気自動車工学~EV設計とシステムインテグレーション~(第2班)』2017年 ②廣田幸嗣著『トコトンやさしい電気自動車の本(第2班)』2017年 |
成績評価方法と基準 | レポート30%、定期試験70% |
オフィスアワー | 本務校ではないため、講義終了後か、またはメールで問い合わせ下さい。 メールアドレス:gkgtk558@yahoo.co.jp メールの要件の欄に氏名(三重大学)の大学名を書いて下さい。 世話役教員:青木雅生 |
受講要件 | 経営学の基礎的理解を必要とするため経営学総論は出来るだけ受講して下さい。 |
予め履修が望ましい科目 | 経営学総論 |
発展科目 | 特になし |
授業改善への工夫 | 講義内容についての質問や疑問点を毎回書いてもらい、次の授業で説明する。 |
その他 | 本講義は現代経済コース、企業経営履修プログラムに属します。 |
キーワード | フォード・システム、フレキシブル生産、ジャストインタイム生産(トヨタ生産方式)、トヨタオーダーエントリーシステム、複社発注、承認図方式、製品アーキテクチュア、シャシ統合制御 |
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Key Word(s) | Ford System,Flexible manufacturing system, Just inTime, Toyota's order entry system, multiple sourcing,Black box Parts,Product architecture,Chassis Integrity Control |
学習内容 | 1.講義の紹介:市場の変化と生産の対応① 2.:市場の変化と生産の対応② 3.画一的大量消費市場とFord System 4.市場の多様化とフレキシブル生産方式~多品種・多仕様・大量生産と生・販統合システム 5.ジャト・イン・タイム生産① 6.ジャスト・イン・タイム生産② 7.生・販統合システム~オーダー・エントリー・システム(トヨタ)①~ 8.生・販統合システム~オーダー・エントリー・システム(トヨタ)②~ 9.モジュール化戦略 10.アーキテクチュアとものづくり〔擦り合わせ型製品アーキテクチュアとモジュラー型アーキテクチュ〕 11.EVシフトを決定づけた自動運転の内容 12.Coffee break!:中国NEV規制とEVへの転換を促進する各国の動向 13.EVにおける構造と機能:シャシ(chassis)統合制御技術① 14.EVにおける構造と機能:シャシ(chassis)統合制御技術② 15.EV生産の特徴 |
事前・事後学修の内容 | 毎回の授業内容についての感想と疑問や質問を出してもらう。 また授業内容の理解を確実にするために、復習を兼ねた授業内容についてのまとめに相当するレポートを次回の授業で提出してもらう。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-MANA-2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら