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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 地域イノベーション学研究科(博士前期課程)
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択
授業科目名 工学イノベーション特論Ⅳ
こうがくいのべーしょんとくろんよん
Engineering InnovationⅣ
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他研究科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間
開講場所

担当教員 八神寿徳

YAGAMI, Hisanori

学習の目的と方法

授業の概要 経済・産業の発展においてイノベーションの推進や産業競争力の向上が不可欠であり、そのなかで知的財産の重要性が挙げられている。知的財産の保護・活用の方法を理解し習得しておくことは、産業界を担う人材には必須の要素である。既存技術や他者の技術動向等の情報収集をおこない分析し自己の技術の位置を把握する力、さらに自己の知的財産を如何に保護・活用するかの立案力が、知財戦略を立てるうえで欠かせない。企業や研究機関にかかわらず、知財マネジメントに必要な知識を有する人材、さらにそれら知識を実務上活用できる人材が求められている。
本特論では、知的財産権について解説し、先端融合工学領域における知的財産の創出・保護・活用方法を習得する。実習を通じて効率的な情報収集スキルおよび技術分析のスキルについても習得する。商品開発やブランド構築における知的財産権等については事例を通して解説し理解する。
学習の目的 企業や研究機関等における知財マネジメントに必要な知識・技術を習得し、さらにそれら知識を実務上活用できる力を養う。
学習の到達目標 1.知的財産制度を理解し、知的財産の創出・保護・活用に関する基礎知識を習得する。
2.特許や論文等を対象とした先行技術調査を効率的におこなうスキルを習得する。
3.単に特許や商標等の取得方法の理解だけでなく、研究開発や商品開発における知的財産権の戦略的取得方法すなわち知財マネジメントに必要な知識を理解する。
4.研究開発を外部と連携しておこなううえで必須となる各種契約について基礎知識を習得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 PBL 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 別途提示する。
参考書
成績評価方法と基準 出席7割以上を単位認定対象とする。レポートとあわせて評価する。
オフィスアワー メールもしくは電話で訪問時間について担当教員に連絡を取り、面談を行う。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫 学生の興味がある技術をアンケートなどで収集し、講義でのフィードバックを目指す。
その他 (本学の教育目標との関連)
「感じる力」=30%、「考える力」=30%、「生きる力」=20%、「コミュニケーション力」=20%

授業計画

キーワード 知的財産、知財マネジメント、ブランド開発、産学連携、契約
Key Word(s) Intellectual Property, IP Management, Brand Development, Industry-Academia Collaboration, Agreement
学習内容 第1回 知的財産権基礎
第2回 検索実習(特許・商標・意匠、論文の基本的な検索方法)
第3回 検索実習(特許の効率的な検索方法,特許文献の分析方法)
第4回 検索実習(自己の研究テーマを題材に先行技術調査1)
第5回 検索実習(自己の研究テーマを題材に先行技術調査2)
第6回 検索実習(自己の研究テーマを題材に先行技術調査3)
第7回 特許出願書類の書き方
第8回 商標・意匠登録制度概要、商標・意匠出願書類の書き方、著作権基礎
第9回 商品開発と知的財産権(商標、ブランド開発・構築)
第10回 研究開発と知的財産権(特許、意匠、研究開発と知財戦略。企業と大学の相違。)
第11回 各種契約と知的財産の保護・活用(共同研究・受託研究契約、秘密保持契約、有体成果物移転契約)
第12回 産学連携の成功・失敗事例に基づいたケーススタディ
第13回 演習(商品の企画開発と知財戦略を考えるグループワーク1)
第14回 演習(商品の企画開発と知財戦略を考えるグループワーク2)
第15回 演習(商品の企画開発と知財戦略を考えるグループワーク3)
事前・事後学修の内容 ○知的財産の基礎を予習しておくこと。           
○授業で配布する資料を授業後にも読んでおくこと。
ナンバリングコード(試行) ENGI4

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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