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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農林生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
コース必修
授業科目名 植物学
しょくぶつがく
Botany
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他学科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 木佐貫 博光(生物資源学部資源循環学科), 名田 和義(生物資源学部資源循環学科)

KISANUKI, Hiromitsu, NADA, Kazuyoshi

学習の目的と方法

授業の概要 生物のなかでも生産者である植物は,資源循環ならびに生態系において最も基本的な要素である.この講義では,植物学について,前半は主に植物分類学,後半は主に植物生理学の内容とする.とくに植物分類学では,森林に生育する樹木ならびに栽培される植物を対象とし,それらの形態,分布,生態的特性,利用について解説する.植物生理学では,イネや野菜などの作物や果樹などの栽培植物の育成や品質向上を視野に入れた内容とする.今後,農林生物学コースの科目を理解する上での基本的なものである.
学習の目的 国内の森林を構成する代表的な樹木や都市部,公園,庭園などに植栽される樹木,ならびに栽培される植物について,基本的な形態的特徴を理解し,さらに同定(分類)する能力を身につけることを目的とする.また,植物の生理生態について知り、理解できるようになることを目的とする
学習の到達目標 ・日本の主要な森林構成樹種および栽培植物について,形態および生態的特性ならびに資源としての利用について修得し,それらの同定する能力を高める.森林管理や生態系保全を行ううえで重要な樹木の取り扱いに関する基礎知識を深める.
・植物の成長・生存・種の保存に関する生理生態機能について網羅的な解析ができる能力を涵養する.これらの生理生態機能が農業生産にどのように繋がるか考察し,想像する資質を磨く.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書
参考書 清水晶子著,絵でわかる植物の世界(講談社サイエンティフィック),2004年
亀田龍吉,多田多恵子,調べて楽しむ葉っぱ博物館(山と渓谷社),2003年
テイツ・ザイガー植物生理学(培風館),2004年
寺島一郎著,植物の生態(裳華房),2013年
森誠・江原宏共編,ライフサイエンスのための生物学(培風館),2015年
成績評価方法と基準 課題10%,中間・期末試験90%,計100%.(合計が60%以上で合格)
オフィスアワー 月曜日16:30~18:00,568号室(木佐貫)
金曜日12:00~13:00,464号室:メールにも随時対応(名田)
受講要件
予め履修が望ましい科目 生物学基礎I,生物学基礎II,生理学
発展科目 森林育成学,森林生態学,園芸植物生理学,食用作物学,工芸作物学
授業改善への工夫
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください)

授業計画

キーワード 木本植物,栽培植物,形態分類,系統,生物地理,生物多様性
Key Word(s) woody plant, cultivar, morphological classification, systematics, biogeography, biodiversity
学習内容 1.植物の形態と分類体系
2.葉の形態
3.シュートの構造
4.生殖器官の構造と生態
5.果実と種子の構造と生態
6.主要樹木の分布と系統
7.主要樹木の用途
8.中間試験
9.植物における無機栄養と水の獲得
10.植物の基礎代謝‐光合成と呼吸‐
11.光合成の多様性
12.光合成の生理生態
13.光合成産物の転流と蓄積
14.植物の成長と植物ホルモン①-休眠と発芽・成長と老化‐
15.植物の成長と植物ホルモン②-果実の成熟‐
16.試験
事前・事後学修の内容 ・時折,樹木の形態に関する課題を出す.講義で出された樹木を図鑑やウェブで再度確認すること.写真や図を見るだけでは同定能力は高まらないため,構内の樹木を観察することが望ましい.
・1年後期開講の生理学の内容を復習すること.生理学受講を前提に課題(小テスト)を課すことがある.
ナンバリングコード(試行) FRST-1, AGRI-1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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