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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
生物圏生命科学科・全講座 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 選択 選択科目 |
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授業科目名 | 野菜環境生理学 | |
やさいかんきょうせいりがく | ||
Olericulture | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ||
単位数 | 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他学科の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 名田 和義(生物資源学部生物圏生命科学科) | |
NADA Kazuyoshi |
授業の概要 | 野菜に限らず植物にはそれぞれ固有の最適生育環境があり,異常環境下では様々な機能に障害が発生する.本講義では,光,温度,土壌などの環境条件に対する野菜の生理機能を解説し,環境ストレス耐性機構について考察する. |
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学習の目的 | 様々な環境条件に対する野菜の生理機能の反応特性およびストレス耐性機構について知り,野菜の環境適応能力をさらに引き出す方法について認識を深める. |
学習の到達目標 | 1.植物の光合成の仕組みを理解するとともに、光吸収とエネルギー消費のアンバランスから光が植物にとってストレスとなるメカニズムについて説明することができる。 2.光ストレスを回避するシステム(過剰エネルギー消散系)を列挙し、環境ストレスに対応する消散系を同定することができる。 3.温度に対する植物の生理反応について具体的に述べることができる。 4.水・イオンストレスに対する植物の生理反応について具体的に述べることができる。 5.環境条件に対する植物反応性を利用した野菜の栽培技術について例を挙げて説明し、また考案することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 教科書:使用しない |
参考書 | 1.朝倉植物生理学講座3光合成,佐藤公行編(朝倉書店) 2.現代植物生理学1光合成,宮地重遠編(朝倉書店) 3.植物生理学,H. Mohr and P. Schopfer著,網野真一・駒嶺穆監訳(シュプリンガー・フェアラーク東京) 4.植物細胞工学シリーズ11植物の環境応答,渡邊 昭・篠崎一雄・寺島一郎監修(秀潤社)5.テイツ・ザイガー植物生理学(培風館)6.植物栄養学(文永堂出版) |
成績評価方法と基準 | 期末試験80%,小テスト20% |
オフィスアワー | 毎週金曜日12:00〜13:00,場所464号室 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 園芸植物機能学概論 |
発展科目 | 陸圏生物生産学演習 |
授業改善への工夫 | 質問カードによる質問受付および小テストのいずれかを毎回行い,受講生の理解度を把握するとともに、受講生の疑問点を授業内容に取り入れるなど、わかりやすく解説するよう努める. |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください) |
キーワード | 環境ストレス,環境応答,耐性,光合成,呼吸,順化,生体膜 |
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Key Word(s) | environmental stress, environmental response, tolerance, photosynthesis, respiration, acclimation, biomembrane |
学習内容 | 1.野菜をとりまく環境条件 2.光環境と野菜の成育1ー光と光合成ー 3.光環境と野菜の成育2ー光吸収とエネルギー消費のアンバランスー 4.光環境と野菜の成育3ー過剰エネルギー消散系①受光量調節機構・蛍光・活性酸素消去系ー 5.光環境と野菜の成育4ー過剰エネルギー消散系②キサントフィルサイクル・光呼吸系ー 6.光環境と野菜の成育5ー過剰エネルギー消散系活性の測定 7.光環境と野菜の成育6ー光条件と野菜の光合成特性 8.温度環境と野菜の成育1ー温度に対する植物の生理反応ー 9.温度環境と野菜の成育2ー低温ストレスに対する光合成反応ー 10.温度環境と野菜の成育3ー高温ストレスに対する光合成反応ー 11.温度環境と野菜の成育4ー温度ストレス下における生体膜の構造変化ー 12.土壌環境と野菜の成育1ー水とイオンに対する植物反応ー 13.土壌環境と野菜の成育2ー水およびイオンストレスに対する植物反応ー 14.土壌環境と野菜の成育3ー水およびイオンストレスを用いた野菜の高品質化ー 15.土壌環境と野菜の成育4ーアンモニアストレスに対する植物反応 16.期末試験 |
学習課題(予習・復習) | 1.光環境と野菜の生育:この章では,植物の光合成反応の解説が中心となる.基本的な光合成反応について予習されるとより理解しやすい. 2.温度環境と野菜の生育:この章では,温度に対する植物の反応特性について解説する.温度によって影響を受ける生理反応には,光合成,呼吸,生体膜の構造変化などがある.光合成については前章の内容を復習し,温度に対する光合成反応に応用されたい.また,基本的な呼吸反応および生体膜機能について予習されるとより理解しやすい. 3.土壌環境と野菜の生育:この章では,野菜の生育にとっての根の重要性について解説する.根の機能,養水分吸収などを予習されるとより理解しやすい. |
ナンバリングコード(試行) | BO-AGRI-2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら