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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)物理工学専攻 | |
領域 | 主領域 : E | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 量子物理学特論Ⅱ | |
りょうしぶつりがくとくろんII | ||
Advanced Quantum Physics II | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他専攻の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 松永 守(非常勤講師;元工学研究科教員) | |
MATSUNAGA, Mamoru |
授業の概要 | 量子物理において対称性は対象の持つ振る舞いを,詳細な計算に依らずに予言する有力な手段になる。それだけではなく,対象を近似的に記述する力学を定式化するときに重要な役割を果たす。この講義では,対称性の考え方とその具体的応用について講義する。また,(ゲージ)対称性を考慮しつつ,電磁場の量子論について講義する。 |
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学習の目的 | 量子物理学において対称性の果たす上記のような役割について学ぶ。電磁場の量子論とその応用について学ぶ。 |
学習の到達目標 | 場の量子論の基本的な考え方を具体例を通じて習得すること |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | なし |
参考書 | 河原林研 『量子力学』(岩波書店) 講義中に挙げる。 |
成績評価方法と基準 | 課題のレポート |
オフィスアワー | 質問は第2 合同棟(物理棟)4 階6413 室へ直接来られたし.時間特定なし.ただし,授業後に時間を取ることは可能. 電子メールによる質問も可.ただし,面談形式のほうが効果的. |
受講要件 | 量子力学についての基本的知識があること |
予め履修が望ましい科目 | 量子物理学特論I 量子物理学特論II 量子物理学特論演習I |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | |
その他 |
英語対応授業である。 |
キーワード | 量子力学,対称性,変換群,Wignerの定理, 回転,並進,角運動量,スペクトル,電磁相互作用,ゲージ対称性, Aharonov-Bohm効果 |
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Key Word(s) | quantum mechanics, symmetries, transformation group, Wigner's theorem, translation, rotation, angular momentum, spectrum of observables, electromagnetic interaction, gauge transformation, Aharonov-Bohm effect, |
学習内容 | 第 1回 対称性とは 古典物理における対称性 第 2回 対称性変換と群 第 3回 量子力学における対称性の表現 Wignerの定理 第 4回 群についての初歩的事項 第 5回 群についての初歩的事項 続き 第 6回 対称性の表現と多重項 第 7回 離散対称性 格子群,空間群,空間反転 第 8回 同種粒子の置換と統計 第 9回 連続対称性,連続変換とその生成子 並進,回転 第10回 連続対称性の表現と多重項 第11回 対称性と原子・分子のスペクトル 第12回 電磁相互作用とゲージ対称性 第13回 Aharonov-Bohm効果 第14回 ゲージ対称性と電磁場の量子化 第15回 電磁場と物質の相互作用 |
学習課題(予習・復習) |
ナンバリングコード(試行) | EN-PHYS-5 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら