シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2017 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 教養教育・教養基盤科目・基礎教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次 工学部建築学科向けの授業ですが,他の分野の方も歓迎します. |
|
選択・必修 | 必修 |
|
授業科目名 | 基礎物理学Ⅰ | |
きそぶつりがくいち | ||
Basic Physics I | ||
単位数 | 2 単位 | |
分野 | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
月曜日 3, 4時限 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 小竹 茂夫(工学部 機械工学科) | |
KOTAKE, Shigeo | ||
TAの情報 |
授業の概要 | 力学は広い意味での物理学の根幹であり、細分化された各分野にもその痕跡を見ることができる。高校までの式を憶える物理学から、森羅万象は法則に支配された調和のある世界であることを理解し、自然観が改められることを期待する。 高校までの学習を背景として古典力学を中心として講義するが、日常での現象との関わりや、現代物理との関連についても適宜述べる。 |
---|---|
学習の目的 | ・運動方程式を微分方程式で書き下せる。 ・運動方程式を微分・積分を使って解くことができる。 ・剛体の運動が理解できる ・単振動が理解できる ・古典力学と量子力学、相対性理論との違いが理解できる |
学習の到達目標 | ・高校までは公式の暗記に終わっていた力学だが、これを微分・積分を使った理解へと発展させる。 ・剛体の運動方程式により、斜面を転がる剛体の運動を理解できる。 ・単振動を運動方程式を解くことにより理解できる。 ・量子力学、相対性理論がどういった考えかたであるかが理解できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 | Moodle |
教科書 | ・原康夫著 「物理学基礎」 学術図書出版社 (ISBN 978-4-7806-0217-3) ・原康夫,右近修治著 「物理学演習問題集 力学編」 学術図書出版社 (ISBN 978-4-7806-0170-1) |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | Moodleの小テスト(10点満点)をp点,授業のレポート(10点満点)をq点、期末試験(80点満点)をr点とし、100*(p+q+r)/(p+q+80)点を評価点とする。 ただし、出席等の状況も考慮し、総合的に判断する。 |
オフィスアワー | 毎週月曜日12:20〜14:30、場所 工学部機械棟2F 2211号室 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特にないが、高校までの力学を復習しておくこと |
発展科目 | 科学史や力学史の統合教育科目を受講すると、別の視点から力学を見ることができる。 |
授業改善への工夫 | Moodleの小テストをおこなう。 小テストで正誤問題を解くことにより,力学の知識を定着させる。 毎回,授業のレジュメを配る. レジュメをMoodleにて配布する. 書画カメラを使うことにより,毎回の授業ノートを公開する. 微分方程式による力学の理解が難しいため,ここを丁寧に教えることとする。 逆に剛体の力学は入門的な理解にとどめ,初歩的な問題を解くだけとする。 振動現象は理解しにくいため省き,量子力学や相対性理論等,現代物理との関係について講義する。 |
その他 | 特になし |
キーワード | 力学,ニュートンの3法則,並進運動,力,運動量,エネルギー,仕事,重心,回転運動,剛体,力のモーメント,回転運動量 |
---|---|
Key Word(s) | mechanics, Newton's laws of motion, translational motion, force, momentum, energy, work, center of gravity, rotational motion, rigid body, moment of force, rotational momentum |
学習内容 | 第1回 「科学とは何か?技術とは何か?」,「力学はどう発展してきたのか」 第2回 「ポテンシャル下での運動(位置,速度,加速度):決定論的世界の軌道」 第3回 「ニュートンの運動方程式と運動の法則」,「等速直線運動,等加速運動」 第4回 「放物運動」 第5回 「粘性抵抗下の運動」 第6回 「機械的エネルギーの保存則」 第7回 「様々なエネルギー」 第8回 「慣性系と加速度系(非慣性系)」と「等価原理」 第9回 「重心」,「質点系における並進運動」 第10回 「質点の回転」 第11回 「力のモーメントと角運動量」 第12回 「固定軸周りの剛体の回転運動」と「剛体の慣性モーメント」 第13回 「中心対称性の良い剛体の平面運動」 第14回 「回転運動下での慣性系と加速度系(非慣性系)」 第15回 「古典力学と相対性理論」と「古典力学と量子力学」 第16回 定期試験 |
学習課題(予習・復習) | 毎回配るレジュメ(講義録)に演習課題を示すので、これを数回に分けてレポートとして提出してもらう。 毎回,Moodleの小テストを復習として受講してもらう。 |
ナンバリングコード(試行) | LIPHYS1 |
---|
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら