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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 経済原論
けいざいげんろん
Political Economics
単位数 4 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 月曜日 7, 8時限; 金曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 深井 英喜(人文学部)

FUKAI, Hideki

学習の目的と方法

授業の概要 現在のラディカル派経済学(制度学派、ポスト・ケインズ派、マルクス派)の基礎理論を取り扱う
学習の目的 理論経済学の基礎体系を学び、応用分野の経済学・経営学の各論を学習するための基礎を習得する。
また、新聞(一般紙)や新書レベルの本を読む際に、批判的に読むことができるだ程度の経済学の基本的体系とそのメカニズムを理解する。
学習の到達目標 日本経済論、金融論、多国籍企業論などの経済・経営の応用科目を体系的に学ぶことができる程度の経済学の基礎理論の習得を目指す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

講義でどのような力を君たちがつけるかは、君たち自身の講義への参加の仕方や、講義への取り組みによって決まります。単に講義を受けただけで、これらの力が付くことはありません。したがって、こういう項目は意味がありませんので参考にせず、自分自身で考えてください。

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 基本的にはレジュメを配布して講義を進める。
参考書 (数学が若干必要)
置塩信雄・鶴田満彦・米田康彦『経済学』大月書店
宇仁宏幸(他)『入門社会経済学』ナカニシヤ出版
(数学は不必要)
角田修一『概説 社会経済学』文理閣、松石勝彦『現代経済学入門』青木書店、鶴田満彦『入門経済学』有斐閣新書、平井規之・北川和彦・滝田和夫『経済原論』有斐閣Sシリーズ
成績評価方法と基準 中間で行う小テストないしはレポート(30%)と、最終試験(70%)によって評価する。
中間の小テストないしはレポートの課し方は、初回の講義で詳しく解説する。
成績は、講義の受講態度なども含めて、総合的に評価する。
オフィスアワー 初回講義でアナウンスする。基本的に開校日の午後は可能な限り対応する。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 この講義が経済学と経営学の学習を進める際の基盤科目であるため、予め履修の必要な科目はない。
むしろ、経済学や経営学に進むことを考えている学生は、必ず履修すること。
発展科目 経済学・経営学・行政に関連する諸科目
授業改善への工夫 理論経済学の講義では、毎回の講義の内容をしっかりと修得してもらうことが非常に重要であるため、復習に有益となるような練習問題を作成して配布するようにする。
その他 理論経済学の科目は、文科系科目の中で特に厳密な論理体系を持っている。講義は、トピックス的な講義の並列で進むのではなく、回を追うごとに次第に内容が深まっていく積み上げ式で進んでいく。そのため、途中で行き詰るとその後が付いて行けなくなる。
オフィスアワー等を充実させているので、それらを利用して講義に取り組むように。

授業計画

キーワード 理論経済学(ラディカル派経済学;ケインズ経済学,マルクス経済学,制度派経済学)
生産の基礎理論(企業の機能や労働とは何か)、市場のメカニズムととその限界(市場競争とは何か)、分配・再分配のメカニズム(福祉制度の基礎理論等)、非主流派のマクロ動学(失業がなぜ生じるのか)など
Key Word(s)
学習内容  この講義では、マルクスやケインズを経て発展してきたラディカル派の経済理論を講義する。したがって、公務員試験などに出題される近代経済学の問題にたいして、“テクニカルな側面”では対応しない。しかし、“経済学的な考え方”という点では、近代経済学と同じである。
 この講義の重点は、経済学の問題を解くテクニカルな部分ではなく、経済学の考え方の修得し、そして経済学の考え方を用いて社会・経済現象を捉える試みにある。
 この講義で最終的に考えようとしている課題は、次の3点である。
①現在の資本制経済社会は歴史的にどのような特徴をもった経済社会であるのか。
②資本制経済社会が維持・再生産される経済メカニズムはいかなるものであるのか。
③資本制経済(市場メカニズム)の限界はどこにあるのか。

(講義で取り上げられる項目)
1.市場とはなにか  2.資本とは何か  3.価格・賃金・利潤の決定
4.所得分配  5.資本蓄積と所得分配  6.技術変化と労働過程
7.労働市場  8.金融市場  9.所得と雇用の決定
10.景気循環
学習課題(予習・復習) 本講義の内容は、講義を聞いただけではなかなか理解するのは難しいと思う。
予習はもちろん歓迎するが、むしろ講義の復習に力を入れて欲しい。そして、復習しても理解し切れなかったところが出たならば、オフィスアワーを用いて早め早めにそれをつぶして行って欲しい。
ナンバリングコード(試行) HU-ECON-1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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