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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 医学部医学科 ・臨床実習 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 4年次, 5年次 医学部医学科の臨床実習クリニカル・クラークシップ(4年次1月〜5年次3月まで) |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 三重大学臨床実習(クリニカルクラークシップ)家庭医療学(総合診療科) | |
みえだいがくりんしょうじっしゅう(くりにかるくらーくしっぷ)かていいりょうがく(そうごうしんりょうか) | ||
Family Medicine Clinical Clerkship, Mie University | ||
単位数 | 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
スケジュール表による 2017年1月〜2018年3月 |
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開講時間 |
月曜日 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9時限; 火曜日 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9時限; 水曜日 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9時限; 木曜日 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9時限; 金曜日 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9時限 |
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開講場所 | 地域の小病院・診療所、三重大学医学部探索医学研究棟 2階総合診療科医局、病態医科学研究棟 6階ゼミナール室 | |
担当教員 | 竹村洋典、○近藤諭、後藤道子、田口智博、森洋平、 地域の家庭医療学(総合診療科)クリニカル・クラークシップ指導医 |
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Takemura Yousuke,○Satoshi Kondo,Goto Michiko,Taguchi Tomohiro,Mori Youhei,Family Medicine (General Practice) Clinical Clerkship Clinical Instructor |
授業の概要 | 本臨床実習(クリニカル・クラークシップ)により、家庭医療、総合診療、プライマリ・ケア、地域医療の実際を学ぶ。 地域の病院・診療所で、チームの一員として、プライマリ・ケアの実践に関わる中で、医師としての基本的な知識・臨床技能や態度を学ぶ。 |
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学習の目的 | 家庭医療学(総合診療科)クリニカル・クラークシップにより、地域住民のニーズに合致する医療、家庭医療をチームの一員として関わり、大学で学んだ医療の基本的な知識と技術を再確認する。また、家庭医・総合診療医である指導医の姿から、プライマリ・ケアの現場で求められる態度を学ぶ。 大学病院での実習では体験できない日常の健康問題の特色を学び、プライマリ・ケアでの問題の解決の手法や患者の世界と接するプライマリ・ケア特有の診療を学び、予防・健康増進や在宅医療を学ぶ。 また、継続的ケアを維持するための良好な患者医師関係や病診連携、診診連携、コメディカルとの協働活動、さらに家庭医や地域全体を視野に入れた医療活動などを体験する。 |
学習の到達目標 | ・プライマリ・ケアの機能,役割を説明できる。(以下のキーワードを参考) 患者の疾患の特徴(慢性疾患,軽症,未分化な病気,病気を抱えていない患者) 患者が診療に期待する内容 複数の健康問題を取り扱うこと 医師の治療目標の特徴(個別性の重視,cureとcare,地域背景の理解) 施設ごとにできる医療範囲の違い 診療の継続性 近接性(患者の通院距離としての近さ、心理的な近さ、かかりやすさ) ・患者背景を踏まえたケアの重要性を説明できる。(以下のキーワードを参考) 患者の想い、家庭、生活、地域の特性を含めた患者背景 倫理的問題に対して、患者背景をふまえて検討することが重要だと認識できる ・病診連携/診々連携の重要性を理解し説明できる。(以下のキーワードを参考) 紹介元・紹介先の双方の状況・役割を理解し説明できる 患者の利益・利便を優先した連携 地域における、自施設の立ち位置 紹介先に求められる紹介状を記載することができる 患者の代理人として、患者背景も踏まえた記載 ・多職種連携・多職種協働の重要性を理解し説明できる。(以下のキーワードを参考) 複数の職種が、1人の患者ケアに関わる連携の有効性 他の職種の業務内容の理解 多職種が参加する会議・ミーティングへの参加(可能であれば) ・プライマリ・ケアに従事する医師の生活面も含めた現状を実感できる ・医療における経済面を意識することの重要性を説明できる。 患者の費用負担を考慮した適切な医療 診療所/病院の経営者としての視点 限りある医療資源を社会全体にどう分配すべきか?というマクロの視点 ・地域住民への健康増進の視点を持つことの重要性を説明できる。 健康教室への参加・地域の健康づくりへの貢献 ワクチン・健康診断の場への参加 ・医療政策について考える視点の重要性を説明できる。 行政が中心となる医療政策,プロジェクトへの関心 3.コアとしての臨床能力を獲得するために必要な臨床例および臨床問題 A.症状,徴候,検査データ ・プライマリ・ケアで頻度の高い、以下の愁訴について問診・診察を行い、鑑別診断を挙げて、自分なりに診療方針を立ててまとめることができる □ 感冒症状 □ 咳 □ 頭痛 □ その他(不眠,便秘,体重減少,貧血,めまいなど) B.疾 患 ・実習施設の特徴によって、以下の①もしくは②のいずれかの疾患について、治療の医学的な目標を踏まえた治療計画を作成できる。 ①プライマリ・ケアで頻度の高い,高齢者における外来疾患 □ 高血圧症 □ 糖尿病 □ 脂質代謝異常症 ②プライマリ・ケアで頻度の高い,高齢者における入院疾患 □ 肺炎 □ 尿路感染症 □ その他(心不全、気管支喘息、消化性潰瘍、貧血など) C.その他 ・高齢者医療における下記のキーワードを理解し、高齢者総合評価を実施できる。 □ 高齢者医療における多職種連携・多職種協働 □ 虚弱高齢者(Frail elderly)という概念 □ 老年医学の巨人(Geriatric giants)という概念 □ 介護保険制度 □ ADL(Activity of daily living)とIADL(Instrumental activity of daily living) □ 抑うつ,認知機能の評価スケール |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 実習 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 |
教科書 | 竹村洋典・北村大編: 総合診療科的アプローチ こうすればUP. 日本医事新報社, 2013 竹村洋典編:海のむこうの総合診療. 治療 vol.97, No.7,南山堂, 2015 診断と治療(Vol.103 No.12) 知っておくべき総合診療の現在 実践と教育・研究から未来を展望する 2015.診断と治療 レジデント(Vol.9 No.3) 医療面接 学びなおし〜基礎から臨床に使える応用まで〜. 2016 |
参考書 | 日本家庭医療学会編:新 家庭医 プライマリ・ケア医入門 -地域で求められる医師をめざして-.プリメド社, 2010 竹村洋典:臨床医になるための必修アイテム. 南江堂, 2002 モイラ・スチュワート:患者中心の医療.診断と治療社, 2002 マクダニエル他:家族志向のプライマリ・ケア.シュプリンガー・フェアラーク東京, 2006 竹村洋典・北村大編: 総合診療科的アプローチ こうすればUP. 日本医事新報社, 2013 竹村洋典編:海のむこうの総合診療. 治療 vol.97, No.7,南山堂, 2015 診断と治療(Vol.103 No.12) 知っておくべき総合診療の現在 実践と教育・研究から未来を展望する 2015.診断と治療社 レジデント(Vol.9 No.3) 医療面接 学びなおし〜基礎から臨床に使える応用まで〜. 2016 |
成績評価方法と基準 | 中間振り返りプレゼンテーション・最終日提出のポートフォリオ・高齢者総合評価シート・実習中の外来/病棟などでの実際の医療面接・診療・手技・態度などを総合的に評価します。 |
オフィスアワー | コーディネーター;三重大学医学部附属病院総合診療科 助教 近藤諭 メール:kondousato@clin.medic.mie-u.ac.jp *LINE WORKSでのメッセージも可 探索医学研究棟 2階総合診療科医局 オフィス・アワー 月曜日〜金曜日 9時〜17時 *診療・外来のため不定期に不在となるため、不在時は秘書へ連絡 |
受講要件 | 学生教育研究災害傷害保険、学研災付帯賠償責任保険に必ず加入すること クリニカル・クラークシップ受講前に必要な予防接種を受けること |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 家庭医療学(総合診療科)エレクティブ |
授業改善への工夫 | |
その他 |
キーワード | 家庭医療学、家庭医、総合診療科、総合診療医、プライマリ・ケア、地域医療、高齢者医療、地域志向、患者中心の医療の方法、多職種連携、病診連携・診診連携 |
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Key Word(s) | Family Medicine,Family Practitioner,General Practice,General Practitioner,Primary Care,Regional Medicine,Geriatric Medicine,Geriatric Medicine,Comunity Oriented Primary Care,Patient Centered Clinical Method,Interprofessional Collaboration,Hospital and Clinic Cooperation |
学習内容 | 初日は大学に集合し家庭医療の基盤的研修などを行う。 2日目以降は家庭医療を行っている医療施設に分かれ、研修を4週間行う。 第2週目の金曜日は大学に集合し、家庭医療の基盤的講義を受講し、実習での自らの成長を報告し、家庭医療について話し合い理解を深める。 最終日は大学で報告会・試験を行い、研修の総括を行う。 |
学習課題(予習・復習) | 本授業の目的を達成するための自己学習の資源: ・iPad(電子教科書)、家庭医療/総合診療/医療面接関連書籍の貸与 ・eラーニング・サイト;三重大学家庭医療学システム *ビデオ講義、プレゼンテーション・ポートフォリオ提出など *https://family-medicine.medic-mie-u-lms.jp/home ・学生/施設指導医/大学教員内での専用コミュニケーションツール(LINE WORKS) 参考資料: 日本家庭医療学会編:新 家庭医 プライマリ・ケア医入門 -地域で求められる医師をめざして-.プリメド社, 2010 竹村洋典:臨床医になるための必修アイテム. 南江堂, 2002 モイラ・スチュワート:患者中心の医療.診断と治療社, 2002 マクダニエル他:家族志向のプライマリ・ケア.シュプリンガー・フェアラーク東京, 2006 竹村洋典・北村大編: 総合診療科的アプローチ こうすればUP. 日本医事新報社, 2013 竹村洋典編:海のむこうの総合診療. 治療 vol.97, No.7,南山堂, 2015 診断と治療(Vol.103 No.12) 知っておくべき総合診療の現在 実践と教育・研究から未来を展望する 2015.診断と治療社 レジデント(Vol.9 No.3) 医療面接 学びなおし〜基礎から臨床に使える応用まで〜. 2016 |
ナンバリングコード(試行) | MDCMED3 |
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