三重大学ウェブシラバス

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科目の基本情報

開講年度	2017 年度
開講区分	人文学部文化学科
受講対象学生	2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名	英語学演習X
	えいごがくえんしゅうえっくす
	Seminar on English Linguistics X
単位数	2 単位
受講対象学生	2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名	英語学演習X
	えいごがくえんしゅうえっくす
	Seminar on English Linguistics X
単位数	2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業	市民開放授業ではない
開講学期	後期
開講時間	水曜日 3, 4時限
開講場所
担当教員	菅原　彩加（人文学部）
	SUGAWARA, Ayaka

学習の目的と方法

授業の概要	理論言語学で提案される仮説を検証するため、近年様々な手法を用いて心理言語学の実験が行われ報告されている。 本授業では、統語論・意味論分野で行われた実験の論文を精読し、心理言語学の当該分野における最新の話題を理解する。取り上げる論文は主に日本語や英語を扱うもので、子どもの母語獲得や大人話者における文処理に関するものである。 理論言語学で提案される仮説を検証するために、実験をどのように作るのか、またその結果からどのような推論を導き出すか、について講義およびグループディスカッションで理解を深める。また、授業での議論と精読の成果をレポートとして提出することで批判的思考力および書く力を養う。
学習の目的	１．近年多く出版されている実験手法を用いた論文をより深く正確に理解するための知識を得る。 ２．理論の仮説検証を行うための実験をどのように作るのか、また結果からどのような推論を導き出すかについて理解する。 ３．既存の論文を批判的に読み、簡単なデザインの追加実験案としてアウトプットする。
学習の到達目標	１．実験手法を用いた論文をより深く正確に理解できる。 ２．理論の仮説検証を行うための実験をどのように作るのか、また結果からどのような推論を導き出すかについて理解できる。 ３．既存の論文を批判的に読み、簡単なデザインの追加実験案を自ら提案できる。
ディプロマ・ポリシー	○ 学科・コース等の教育目標 ○ 全学の教育目標 感じる力 　感性 　共感 　倫理観 　モチベーション ○主体的学習力 　心身の健康に対する意識 考える力 　幅広い教養 ○専門知識・技術 ○論理的思考力 ○課題探求力 ○問題解決力 ○批判的思考力 コミュニケーション力 　情報受発信力 ○討論・対話力 　指導力・協調性 　社会人としての態度 　実践外国語力 生きる力 　感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力
授業の方法	講義 演習
授業の特徴	能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle
教科書	授業で議論に使用する論文は授業内で指定する。
参考書	参考書として、以下のものを推薦する。 　小泉政利　編著『ここから始める言語学プラス統計分析』共立出版 2016年 　杉崎鉱司『はじめての言語獲得』岩波書店 2015年　[第一言語獲得分野についての参考書] 　Guasti, Maria Teresa (2017) Language Acquisition: The Growth of Grammar. 2nd edition. MIT Press.　[第一言語獲得分野についての参考書] 　Nakayama, Mineharu et al. (ed) (2006) The Handbook of East Asian Psycholinguistics: Volume 2, Japanese. Cambridge University Press.　[第一言語獲得および文処理]
成績評価方法と基準	授業における議論への参加度・貢献度30%、2回のショートレポート30%、期末レポート（ショートレポートのうち1本を推敲したもの）40%
オフィスアワー	授業開始時に指定
受講要件	できる限り前期・後期合わせて受講してください。
予め履修が望ましい科目
発展科目	他の「英語学演習」「言語科学演習」
授業改善への工夫	資料および課題はMoodle上で閲覧できるようにする。 論文精読の回ではグループで話し合う機会を設けることにより、不明点の解消やより深い理解につながるようサポートする。
その他

授業計画

キーワード	心理言語学、第一言語獲得、文処理、統語論、意味論
Key Word(s)	Psycholinguistics, first language acquisition, sentence processing, syntax, semantics
学習内容	第１−３回：統語論（理論的背景） 第４−６回：統語論（実験についての論文を精読） （ショートレポート提出） 第７−９回：意味論/語用論（理論的背景） 第１０−１２回：意味論/語用論（実験についての論文を精読） （ショートレポート提出） 第１３−１４回：実験案のプレゼンテーション 第１５回：総まとめ
学習課題(予習・復習)	指定した論文は時間に余裕を持って批判的に読み、授業に臨むこと。

ナンバリングコード(試行)	HU-CLTR2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら