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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 生物圏生命科学特別講義 I | |
せいぶつけんせいめいかがくとくべつこうぎ いち | ||
Special Lecture on Life Science I | ||
単位数 | 1 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他専攻の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期集中 開講の詳細については確定次第、掲示連絡。 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 中山奈津子 (瀬戸内海区水産研究所、主任研究員) 世話役 石川 輝 (生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) |
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Nakayama, Natsuko |
授業の概要 | 海水1mlや土壌1g中には、バクテリアやウイルスが100万〜1億個も存在し、水圏や陸圏生態系において物質・エネルギー循環に極めて重要な役割を果たしている。本講義では、環境中に生息する微生物の量や種類、働きや役割、他生物との関りについて概説する。さらに、人間社会への利用例を、海洋微生物の特性に関わる研究、特に最近の赤潮プランクトンに感染するウイルスの特性を活かした研究事例を通して紹介する。 |
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学習の目的 | 環境微生物学に関する基本的事項を体系的に理解する。また微生物の分類体系や系統関係、実験手法についても理解を深め、環境微生物の生態系における役割について理解する。さらに、微生物の人間社会への利用について考える。 |
学習の到達目標 | 水圏や陸圏にはバクテリアやウイルスが膨大に存在しており、生態系において重要な役割を担っていることを理解する。特に、環境ウイルスの存在や役割について理解を深める。また、微生物の特性を利用した人間社会での活用法について考えることにより、研究を実社会で活かす視点を持つ。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | なし |
参考書 | 講義中に紹介する。 |
成績評価方法と基準 | 出席+発言+レポート |
オフィスアワー | 開講中の休み時間等に対応。世話役:生物海洋学教育研究分野 石川 輝 (637号室) |
受講要件 | 特になし。 |
予め履修が望ましい科目 | 特になし。 |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 予備知識がなくても、環境微生物について理解できるような講義を行う。実際に行った研究の応用例をスライド化し、理解を促すよう努める。 |
その他 |
キーワード | 環境ウイルス、環境バクテリア、水圏、陸圏、赤潮プランクトン |
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Key Word(s) | ecology of virus and bacteria, marine, soil, harmful algae |
学習内容 | ・微生物とは ・微生物学の歴史 ・バクテリアとは(バクテリアの種類、役割) ・バクテリア実験手法 ・ウイルスとは(ウイルスの種類、役割) ・ウイルス実験手法 ・陸のバクテリア、ウイルス ・海のバクテリア、ウイルス ・藻類に感染するウイルス ・環境微生物の研究;フィールド調査からゲノム解析 ・微生物を用いた研究の応用 ・ウイルスを用いた赤潮防除法の紹介 ・バクテリアやウイルスの研究機関・社会への取組 |
学習課題(予習・復習) | 予習:高校生物学レベルの微生物学については自主学習して、講義内容を理解できるように予習する。 復習:講義時に復習に役立つ関連資料を紹介するとともに、効果的な復習方法について説明する。 |
ナンバリングコード(試行) | BIOL-4 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら