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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海の風土と地誌B | |
よーろっぱ・ちちゅうかいのふうどとちしB | ||
European and Mediterranean Geography B | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海の風土と地誌B | |
よーろっぱ・ちちゅうかいのふうどとちしB | ||
European and Mediterranean Geography B | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 北川 眞也(人文学部) | |
KITAGAWA, Shinya |
授業の概要 | 現代のヨーロッパをコロニアルまたポストコロニアルという観点から考察します。特に、ヨーロッパ空間がかつての(旧)植民地と(旧)被植民者たちと、そしてそれらの地域からの移民たちとどのような関係を築いてきたのか、あるいはかれらによって変容させられてきたのかを考えます。 |
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学習の目的 | 目的は、植民地主義や移民にかかわる社会的・政治的・文化的・経済的現象について知識を得るのみならず、人文地理学的観点やポストコロニアル研究の理論を用いて学習することで、ヨーロッパならびに地中海地域に対するより複合的なまなざしを獲得することです。 |
学習の到達目標 | 授業で得られたヨーロッパについての知識、さらにはポストコロニアル研究の諸理論を十分に理解するのみならず、ヨーロッパ・地中海地域に対する自身のまなざしがどのように変化したのかを的確に文章化できることです。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | サンドロ・メッザードラ(北川眞也訳)『逃走の権利――移民、シティズンシップ、グローバル化』人文書院、2015。 ロバート・J・C・ヤング(本橋哲也訳)『ポストコロニアリズム』岩波書店、2005。 |
成績評価方法と基準 | レポート50点×2回=100点 |
オフィスアワー | 木曜日 12時から13時 研究室 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 文化環境論C、ヨーロッパ・地中海地誌演習 |
発展科目 | 文化環境論C、ヨーロッパ・地中海地誌演習 |
授業改善への工夫 | 学生の要望に応じて、可能な範囲で柔軟に授業内容を対応します。 |
その他 | 授業中は、必ず自分なりのメモを自由に作成してください。それが前提となります。また関連文献の読書も、積極的に行ってもらいたいと思っています。 |
キーワード | ヨーロッパ、地中海、ポストコロニアル、移民、暴力、人種主義、境界、地理的想像力 |
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Key Word(s) | Europe, Mediterranean, postcolonial, migration, violence, racism, border, geographical imaginations |
学習内容 | 第1回 はじめに 第2回 ポストコロニアルの「ポスト」 第3回 サバルタン研究 第4回 異質性にあふれる時間・空間 第5回〜第6回 フェミニズムとポストコロニアル 第7回〜第8回 闘争の場としての近代性 第9回 ヨーロッパを地方化する 第10回〜第11回 中心と周辺の間の弁証法の危機、トランスナショナルな空間 第12回〜第13回 新たなグローバルな地理のなかのディアスポラ、異種混淆性、コンフリクト 第14回 ポストコロニアルとマルクス、問題含みの出会い、必然的な出会い 第15回 おわりに |
学習課題(予習・復習) | 予習については、授業内容についての文献を提示するので、予めそれを読書してくること。予習をすれば、内容への理解度がまったく異なってきます。復習についても同様です。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-EURO2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら