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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
鈴鹿医療科学大学学生との合同授業です。ネット回線で交互に遠隔授業を行います
選択・必修 選択
授業科目名 医学医療C
いがくいりょうC
Medical Science and Care C
授業テーマ いたみの科学
単位数 2 単位
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 7, 8時限
鈴鹿医療科学大学は14時10分から、三重大学は14時40分から 14時40分から15時40分までの60分を遠隔授業
開講場所 医学部臨床第2講義室

担当教員 医学部教員(丸山一男, 島岡 要 他)および鈴鹿医療科学大学教員

igakubu oyobi (Profs. Kazuo Maruyama, Kaname Shimaoka, et al) and suzuka iryoukagaku daigaku kyouin

学習の目的と方法

授業の概要 その人の痛みは、その本人にしか分かりません。痛みをどのように理解するのか? 痛みは、全てに人の身体と心にかかわる問題です。授業では、痛みのしくみを理解し、まず一般市民として、さらに今後、医療系に進む人には、医療人としてどのように痛みに対処するのかを、学びます。痛みの科学を履修することにより、自分と自分の周囲の人が痛みを感じたとき、過度な不安を感じることなく、適切な行動、対処ができるようになる、考え方を身につけます。痛い人に、いかに接したらよいのか、多方面からのアプローチを考えてみたいと思います。
学習の目的 日常生活やけが、病気で感じる痛みのしくみについて、知り、自分が経験した痛みの発生原因や、体でおこっていることを理解する。痛みは、体で起こっているよからぬことを知らせる警告信号であるが、痛みの原因がなくなっても痛みが持続することもある、3か月以継続する痛みを「慢性の痛み」というが、高齢者やケガの後に痛みが長引くこともある。その人の痛みは本人にしか分からないが、心理的要素により痛みは、軽くなったり、重くなったりする。本主題では、痛みのしくみと、痛みを和らげる対策について、多方面から考えてみたい。
学習の到達目標 痛みが発生するしくみを神経の機能で説明でき、痛みの発生している原因を推察でき、自分の経験したことのある痛みのしくみに気づく。
慢性の痛みの治療は、薬、、体操、ストレッチ、温熱療法、リハビリテーション、心理的的取組、鍼灸、など多方面からのアプローチを駆使して痛みをとるという考えかたを身につけ、各領域の専門職が存在することを知る。痛みを我慢し続けると痛みを覚えてしまうことを知り、痛みを下げる、多方面からの取組の存在と重要性を学び、自分の痛みを自分で抑える方法の科学的考えかたを身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

医療系(医学部医学科、看護科)学生で、この授業を履修した者に対しては、、痛み治療に対するチームアプローチおよび東洋医学的アプローチ(漢方、鍼灸など)を小グループで学ぶ、専門科目の選択科目が次年度に用意されています。

授業の方法 講義

授業の特徴 Moodle

教科書
参考書
成績評価方法と基準 2/3以上の出席を条件に
授業への取組50% 小テストまたはレポート50%で評価する。
オフィスアワー 5632
受講要件 痛みを感じたことのある人(つまり誰でも)
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 痛み、心理、看護、リハビリテーション、痛みどめの薬、栄養
Key Word(s)  pain, nursing, psychology, rehabitaion, pain killer, nutrition,
学習内容 医学部教員、鈴鹿医療科学大学教員による講義の各テーマについて講義を行う。時間配分と担当教員名は、初回授業で知らせます。

オリエンテーション(三重大学医学部、鈴鹿医療科学大学)
何故痛むのか?(痛みのしくみ)(三重大学医学部)
心頭を滅すれば火もまた涼し(自分で自分の痛みを抑える仕組み)
痛みのメモリー(痛みを覚えさせない)
痛みの診断と治療(痛みの原因があれば、原因の治療を)(三重大学医学部)
痛い人への看護支援(三重大学医学部看護科および鈴鹿医療科学大学)
腰、肩、膝の痛み(整形外科的アプローチ)(三重大学医学部)
痛みの心理的側面(鈴鹿医療科学大学教授)
痛みに対するリハビリテーション(運動・体操・ストレッチ)(鈴鹿医療科学大学)
痛みと栄養(鈴鹿医療科学大学)
痛みを抑える薬(鈴鹿医療科学大学)
痛みと鍼灸(鈴鹿医療科学大学)
痛みと交感神経(鈴鹿医療科学大学)

鈴鹿医療科学大学三重大学での遠隔回線を用いた同時講義を行う。授業開始時間が、両大学で30分ずれているので、共通の60分間の遠隔儒授業を行い、残りの30分は、講義のまとめや追加を行う。
学習課題(予習・復習) Moodle で指示などを確認する。
ナンバリングコード(試行) LIMEDN1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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