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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 工学部物理工学科 ・専門教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 3年次 物理工学科3年生向けの専門講義 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 固体物理学II | |
こたいぶつりがくII | ||
Solid State Physics II | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他学科の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 山下 護(非常勤講師) | |
YAMASHITA, Mamoru |
授業の概要 | 誘電的性質を通して外場に対する応答の考え方を学び、続いて磁気的性質、さらに強磁性と強誘電性を学ぶ。最後には協力現象を一般的に概括しそれを取り扱える統計物理学の方法論を学ぶ。 |
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学習の目的 | 誘電体、磁性の性質を理解すること、また協力現象の取り扱いの初歩を習得すること。 |
学習の到達目標 | 授業の目的を達成すること。具体的には誘電体、磁性体の外場に対する感受率の式を導けること。協力現象ではイシンク模型の平均場理論の計算が出来ること。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 黒沢達美「物性論」(改訂版)(裳華房) |
参考書 | キッテル「固体物理学入門 上」(宇野他訳、丸善)、 中野藤生・木村初男「相転移の熱統計力学」(朝倉書店) |
成績評価方法と基準 | 定期試験80%、小テスト・出席など20% |
オフィスアワー | 非常勤講師であるので、連絡窓口は物理工学科教員の教務委員 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 熱力学(基礎物理学III)、統計力学、固体物理学I、量子力学I |
発展科目 | 物性物理学 |
授業改善への工夫 | 小テストや学生の反応を見ながら、学習内容や方法に工夫を凝らしたい。アンケート結果は次年度の講義に生かす。 |
その他 |
キーワード | 線形応答、誘電分極、Clausius-Mossottiの式、誘電分散、常磁性、反磁性、協力現象、自発対称性の破れ、平均場理論、臨界現象 |
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Key Word(s) | |
学習内容 | 第1回 物質の電気的性質と誘電体 第2回 物質の分極(教科書の§4.1) 第3回 局所電場とClausius-Mossottiの式(§4.2) 第4回 誘電分散(§4.3) 第5回 誘電緩和とCole-Coleプロット 第6回 磁気モーメント(§5.1) 第7回 常磁性(§5.2) 第8回 磁気共鳴と反磁性(§5.3-4) 第9回 強磁性体とWeissの理論(§6.1-2) 第10回 交換相互作用、磁性模型(§6.3) 第11回 強誘電体(§6.4) 第12回 相転移と臨界現象 第13回 Landau理論 第14回 Ising模型の平均場理論 第15回 問題演習 (第15回は演習に当てているが、講義中にも演習を行う。) |
学習課題(予習・復習) | 講義の進捗に合わせて、予習、復習など講義中に指示する。 |
ナンバリングコード(試行) |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら