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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 中国の文学D | |
ちゅうごくのぶんがくでぃー | ||
Chinese Literature D | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 中国の文学D | |
ちゅうごくのぶんがくでぃー | ||
Chinese Literature D | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
金曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 花尻奈緒子 | |
HANAJIRI, Naoko |
授業の概要 | 新興社会主義国家から経済大国へと変貌をとげた中国、その転換点である八〇~九〇年代に焦点をあてる。 「十年の災厄」と呼ばれるプロレタリア文化大革命が収束したあと、経済・社会構造・学術・テクノロジー等の面で、中国社会は大きな転換点を迎えた。そこに立った中国知識人たちは、社会変革に伴い発生する矛盾をテーマに議論を戦わせたが、ある者は斬新な方法を採り、ある者は伝統に立ち返った。 本講義は、「中国知識人」「民間文化」「脱政治」をキーワードに、主に文学研究者にスポットをあてて、文化大革命以降の重要な論争・運動、文学作品に関わる作品・評論等を通して、中国現代文学史の枠組の変革について考察する。回によっては映像も使用する。 |
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学習の目的 | 文化大革命以降の中国文学のあゆみをまず知識として把握し、イデオロギー/脱イデオロギーの文学・文学史との関わりを理解したうえで、自身の興味に関連して論じられるようになる。 |
学習の到達目標 | 文学関連の論文・資料および作品を通して、多角的視点から問題を認識・表現できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | 授業時に指示する。 |
参考書 | 授業時に指示する。 |
成績評価方法と基準 | 受講時の取り組み50%、レポート50%、計100%。(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | 在室時は可 |
受講要件 | 積極的態度で受講すること。この授業は、国語科教員免許の漢文学に該当します。 |
予め履修が望ましい科目 | 異文化理解Ⅰ(中国語)abおよび中国関連科目 |
発展科目 | 中国文学演習C・Dおよび中国関連科目 |
授業改善への工夫 | 自主的にリサーチを行えるよう、予習を前提とした資料を配付する。 |
その他 |
キーワード | 中国近現代文学、中国近現代文学史、モダナイゼーション、モダニズム、知識人、民間文化 |
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Key Word(s) | Chinese Modern and Contemporary Literature, Chinese Modern and Contemporary Literary History, Modernization, Modernism, Intellectuals in China, Folk Culture |
学習内容 | 第1回 ガイダンス 第2回 文化大革命 ~十年の大混乱~ 第3回 文革中の文学 ~革命一直線~ 第4回 尋根文学 ~知識青年の青春~ 第5回 文化熱と『河殤』 ~黄河文明、捨てませんか~ 第6回 文学史叙述の変革 ~書き直せ文学史~ 第7回 五四激進主義批判 ~文芸に向かない言語?~ 第8回 改革・開放と南巡講話 ~赤い提灯に点る灯~ 第9回 人文精神討論① ~知識人たちの焦り~ 第10回 実読・人文精神討論 ~許しません拝金主義~ 第11回 人文精神討論② ~僕らが生きる道~ 第12回 民間文化の再提起① ~自由を求める知識人~ 第13回 民間文化の再提起② 第14回 香港・台湾文学と中国文学 ~別会社?支店?~ 第15回 総括 |
学習課題(予習・復習) | 前週に配布される教材・指示される作品(日本語翻訳でよい)などを読んでおくこと。 中国語の日本語訳を課題にすることがあります。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-ASOC2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら