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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 医学系研究科(修士課程)医科学専攻 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 3年次 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 社会医学 | |
しゃかいいがく | ||
Social Medicine | ||
単位数 | 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 9, 10時限; 木曜日 1, 2, 3, 4時限 |
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開講場所 | ※ 講義は基礎第1講義室で医学科第3学年と合同講義になります。 ※ 但し、水曜日(9・10限)の疫学・統計実習は教育実践総合センター1階の総合情報処理センター第4教育端末室での実習になります。 ※6月1日3・4限の講義は大学院のみ対象で,総合研究棟Ⅰ 3階316~318で行います。 |
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担当教員 | ○そうけ島茂(医学研究科),村田真理子(医学研究科),小澤周二(医学研究科),山﨑亨(医学研究科),田島和雄(非常勤講師),秋葉澄伯(非常勤講師),坂本峰至(非常勤講師),高橋邦彦(非常勤講師),飛田英祐(非常勤講師),圓藤吟史(非常勤講師),山口直人(非常勤講師), 谷口清州(非常勤講師), 伊藤由希子(非常勤講師) | |
〇SOKEJIMA Shigeru, MURATA Mariko, KOZAWA Shuji, YAMAZAKI Toru, TAJIMA Kazuo, AKIBA Suminori, SAKAMOTO Mineshi, TAKAHASHI Kunihiko, HIDA Eisuke, ENDO Ginji, YAMAGUCHI Naohito, TANIGUCHI Kiyosu, ITO Yukiko |
授業の概要 | 疫学Epidemiologyは、疾病の予防や診療に役立つ要因(例:禁煙、検診、抗がん剤)を、人間集団において探索、分析、そして検証するための科学である。そのような研究によって明らかにされたことを、他の諸科学(例:予防医学、臨床医学、経済学)と連携して健康な社会の実現を総合的な視点から考究・実践するのが公衆衛生学Public Healthである。疫学・公衆衛生学の基礎には、確率・統計論が含まれるが、さらに重要なのは人間社会への深い洞察と理解である。本講座の教育は、他の社会医学講座と協力しながら、学生の皆さんが社会と医学・医療の関係を理解することを目標とする。 本講義では、公衆衛生学の中心的方法論である疫学を中心とした講義を通じ、研究デザインや疫学的指標の解釈等の基本となる知識を習得する。また、公衆衛生の第一線で活躍している非常勤講師を主体に、各分野(産業保健、母子保健、高齢者保健、医療経済、疫学の専門領域等)の各論に関する講義を行う。 講義と並行して、公衆衛生学の中心的方法論の両輪の一方である統計学実習を行う。統計パッケージ(SAS)を使用した実習を通じて、記述的な方法、各種検定方法から多変量解析による調整の理解を目指す。 |
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学習の目的 | 1. 公衆衛生学の対象集団・領域および中心となる方法論である疫学・統計学の基礎を理解する。 2. 生活・労働環境が人間の健康・疾病に及ぼす影響(生活習慣病を含む)とその評価・予防法を知る。 3. 予防医学活動の基本や保健、医療、福祉の概要を知る 4. 産業保健、地域医療、医療経済などの公衆衛生学諸領域の現代的課題を知る |
学習の到達目標 | 1)公衆衛生学/疫学の定義を理解する(Winslow/Last)。 2)地域保健・産業保健の現状と課題について理解する。 3)現代の公衆衛生学・疫学の問題点の指摘と解決方法を考察することができる。 4)疫学・臨床疫学上の諸指標を理解し実際に求めることができる 5)疫学研究のデザインについて理解する。 6)交絡の調整やバイアスの回避方法を理解している。 7)主要疾患の疫学の現状を述べることができる。 8)統計学的な推測・検定・解析方法の基礎を理解する。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 実習 |
授業の特徴 | |
教科書 | 1)Leon Gordis(著)木原正博(訳)疫学ー医学的研究と実践のサイエンスー、メディカルサイエンスインターナショナル 2)Roger Detels et al: Oxford text book of Public Health. 5th ed., Oxford University Press, 2009 3) 国民衛生の動向、厚生労働統計協会(毎年刊) 4)和田攻監修、産業保健マニュアル6版、南山堂 以上は推薦図書である。各講義で薦められる図書・論文も参考にすること。 |
参考書 | 予防医学・公衆衛生学のテキストが種々刊行されている。適切な1冊を適宜購入のこと。 |
成績評価方法と基準 | 出席、小テスト、実習レポート、期末試験などを総合して評価する。 |
オフィスアワー | 面談を希望する場合は、あらかじめメールないし電話等で公衆衛生・産業医学分野秘書を通し、日時を予約下さい。 場所: 先端医科学研究棟5階公衆衛生・産業医学分野 Email: publichealth@doc.medic.mie-u.ac.jp Tel: 059-232-1111(内線6372) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 公衆衛生・産業医学分野と医学部附属病院疫学センターが実施する大学院セミナーにも積極的な参加を希望します。セミナー日程は随時案内します。 |
授業改善への工夫 | |
その他 |
キーワード | 公衆衛生学、疫学、統計、産業医学、疾病統計、保健統計、人口論、大規模コホート研究、がん、高齢者保健、感染症疫学、公害、医療経済、分子疫学、法医・法科学 |
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Key Word(s) | Public Health, Epidemiology, Biostatistics, Occupational Medicine, Statistics, Low birthrate and Longevity, Cohort study, Cancer, Elderly care, Epidemiology of infectious diseases, Pollution, Health Economics, Molecular epidemiology, Forensic medicine |
学習内容 | 社会医学1: 4月13日(木) 1・2, 笽島茂「公衆衛生学入門」 社会医学2: 4月13日(木) 3・4, 谷口清州「ワクチン接種と感染症疫学」 社会医学3: 4月20日(木) 1・2, 坂本峰至「公害の疫学」 社会医学4: 4月20日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学1」 社会医学5: 4月26日(水) 9・10, 高橋邦彦, 飛田英祐, 山崎亨, 笽島茂「疫学・統計実習1」 社会医学6: 4月27日(木) 1・2, 伊藤由希子「医療経済学および研究倫理」 社会医学7: 4月27日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学2」 社会医学8: 5月10日(水) 9・10, 山崎亨, 高橋邦彦, 飛田英祐, 笽島茂「疫学・統計実習2」 社会医学9: 5月17日(水) 9・10, 飛田英祐, 高橋邦彦, 山崎亨, 笽島茂 「疫学・公衆衛生学3」 社会医学10:5月18日(木) 1・2, 田島和雄「コホート研究とがんの疫学」 社会医学11: 5月18日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学3」 社会医学12: 5月24日(木) 9・10, 飛田英祐, 高橋邦彦, 山崎亨, 笽島茂 「疫学・公衆衛生学4」 社会医学13: 5月25日(木) 1・2, 山口直人「電磁界疫学とリスクコミュニケ―ション」 社会医学14:5月25日(木) 3・4, 笽島茂「産業医学1」 社会医学15:5月31日(水) 9・10, 高橋邦彦, 飛田英祐, 山崎亨, 笽島茂 「疫学・統計実習5」 社会医学16:6月1日(木) 1・2, 圓藤吟史「産業医学2」 社会医学17:6月1日(木) 3・4, 小澤周二「法医・法科学」 社会医学18:6月8日(木) 1・2, 秋葉澄伯, 「放射線影響の疫学と公衆衛生」 社会医学19:6月8日(木) 3・4, 笽島茂, 「疫学・公衆衛生学4」 社会医学20:6月15日(木) 1・2, 村田真理子「分子疫学」 |
学習課題(予習・復習) |
ナンバリングコード(試行) | MD-PHSM 4 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら