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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)共生環境学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修
授業科目名 応用システム工学特論
おうようしすてむこうがくとくろん
Advanced Theory of Applied Systems Engineering
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 自研究科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所 生物資源学部4階419号室

担当教員 森尾 吉成(生物資源学研究科共生環境学専攻)

MORIO, Yoshinari

学習の目的と方法

授業の概要 本講義は,Project Based Learning(PBL)形式にて行われ,テーマには「自分が所属する組織を元気にする,これまでにない新しいシステムを設計し現場に導入する」が設定される.
プロジェクトは基本的にグループ単位で取り組むが,一人が1プロジェクトを提案し,他のメンバーに協力を仰ぐことを推奨する.すべてのプロジェクトの進捗状況について,毎週プレゼンテーションの形式で報告することが求められる.設計したプロジェクトは,必ず現場に導入して,現場からのフィードバックをプロジェクトに反映することが求められる.受講生には,ベンチャー起業でいうスタートアップに相当するレベルの活動が求められる.プロジェクトを進行する上で様々な問題に直面する受講生に対して,教員はチューターとして,1)プロジェクトメンバーを統率する方法,2)問題解決に向けた自分の主張を通す方法,3)ジェスチャーやアイコンタクトなど非言語コミュニケーションを利用してメンバー同士が会話する方法,4)問題解決につながるアイデアを出す方法,5)問題の所在を分析する方法,6)プロジェクトが直面する試練や苦難を乗り越える方法,についてタイミング良くアドバイスを送る.
成果は,成果報告会にてプレゼンテーションされ,公開される.
学習の目的 自ら行動を起こし,自らテーマや問題を発見し,自らの行動を振り返りながら,自分が所属する講座が魅力的になるよう,自分自身も魅力的になれるよう努力することが大事であると気づくようになる.
学習の到達目標 受講生は,グローバル化が進む社会の中で,高齢化,農業従事者数の減少,軽労化の進まない労働環境といった農村が抱える様々な問題に対して,これらの問題を解決し,農村を活性化するために必要な次の6つの能力を身につけることを目標とする.

1.統率する力(他者をリードしたりフォローする力)
2.戦う力(相手の意志を尊重しながら,自身の主張を結果的に通す力)
3.表顕する力(非言語コミュニケーションを利用して自身を相手に深く印象づける力)
4.創造する力(他者のアイデアも模倣しながら,さらに斬新なアイデアを発想する力)
5.分解する力(問題を解決するために,問題の所在を分析できる力)
6.冒険する力(試練や苦難を糧としながら邁進する力)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴 PBL 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 資料を配付する.
参考書 チップ・ハース,ダン・ハース,「アイデアのちから」,日経BP,ISBN 978-4-8222-4688-4
チップ・ハース,ダン・ハース,「スイッチ」,早川書房,ISBN 978-4-15-209150-5
ティナ・シーリグ,20歳のときに知っておきたかったこと,阪急コミュニケーションズ,ISBN 978-4484101019
成績評価方法と基準 プロジェクトの取り組み成果(毎週の3分間プレゼンテーション,グループ活動,最終成果報告プレゼンテーションの内容)70%と,成果報告書(半年間の日々の取り組みをまとめたもの)30%で評価する.
オフィスアワー 水曜日 12:00-13:00,18:00-19:00 場所 415号室 
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫 授業参加前の段取りを学生に促すことにより,授業への動機付けを積極的に行う.授業アンケートを毎回実施することにより,学生の反応に応じたサポートを行う.
その他

授業計画

キーワード システム開発,Project Based Learning (PBL)
Key Word(s) System development, Project Based Learning (PBL)
学習内容 第1回:授業内容の説明,グループ分け,プロジェクト開始.Project Based Learning
第2回:3分間成果報告プレゼンテーション,プロジェクト活動.3分間プレゼンテーション
第3回:3分間成果報告プレゼンテーション,統率力解説(1),プロジェクト活動.統率力
第4回:3分間成果報告プレゼンテーション,戦闘力解説(1),プロジェクト活動.戦闘力
第5回:3分間成果報告プレゼンテーション,表顕力解説(1),プロジェクト活動.表顕力
第6回:3分間成果報告プレゼンテーション,創造力解説(1),プロジェクト活動.創造力
第7回:3分間成果報告プレゼンテーション,分解力解説(1),プロジェクト活動.分解力
第8回:3分間成果報告プレゼンテーション,冒険力解説(1),プロジェクト活動.冒険力
第9回:中間報告プレゼンテーション,プロジェクト活動.中間報告
第10回:中間報告プレゼンテーション,統率力解説(2),プロジェクト活動.統率力
第11回:3分間成果報告プレゼンテーション,戦闘力解説(2),プロジェクト活動.戦闘力
第12回:3分間成果報告プレゼンテーション,表顕力解説(2),プロジェクト活動.表顕力
第13回:3分間成果報告プレゼンテーション,創造力解説(2),プロジェクト活動.創造力
第14回:3分間成果報告プレゼンテーション,分解力解説(2),プロジェクト活動.分解力
第15回:3分間成果報告プレゼンテーション,冒険力解説(2),プロジェクト活動.冒険力
定期試験:最終成果報告プレゼンテーション.最終成果
学習課題(予習・復習) 毎時間,システムを開発するための時間外グループ活動が要求されます.
ナンバリングコード(試行) BO-AGEN-4

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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