シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2017 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | 倫理学A | |
りんりがくえい | ||
Ethics A | ||
授業テーマ | 「自然」について | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
火曜日 1, 2時限 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 遠山 敦(人文学部) | |
TOHYAMA,Atsushi |
授業の概要 | 現在一般に使われている「自然」は、近代に入りnatureの訳語として次第に定着したものである。これに対して近代以前、「自然」は主に「ジネン」と読まれ、現在とは異なる意味を担うものであった。だがまた一方で、そうした「ジネン」は、narureの訳語としても妥当する意味内容を元来含み持つものであったともいえよう。本講では、仏教思想の理解の上に、こうした伝統的文脈における「自然」がどのようなものとして捉えられていたのかを考える。 |
---|---|
学習の目的 | 伝統的な「自然」概念を、主として仏教の基本的思惟との関連から理解することを通じて、現代語「自然」の複合的な意味を理解することができるようになる。またそれによって、現代的なトピックである「自然」について、問題の根源から理解し考える力を身につけることができる。 |
学習の到達目標 | 現代社会においても注目すべき「自然」概念について、歴史的背景を学ぶことを通じて、その複合的な意味について理解し考える力を身につけることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 授業中にプリント資料を配付する。 |
参考書 | 柳父章『翻訳後成立事情』(岩波新書) |
成績評価方法と基準 | 定期試験70%、中間リポート20%、質問票の内容10% |
オフィスアワー | 毎週火曜日10:20~12:00、遠山研究室(共通教育2号館2階) |
受講要件 | 特に無し。 |
予め履修が望ましい科目 | 特に無し。 |
発展科目 | 哲学、倫理学、宗教学 |
授業改善への工夫 | 学生から提出された質問票やリポートについて授業中にコメントすることで、より主体的な学習へ導く。 |
その他 | 毎時間の終了時に、授業に関する簡単なコメントを求めると共に、疑問点を質問票に記入することを求める。 |
キーワード | 自然、仏教 |
---|---|
Key Word(s) | nature,Buddhism |
学習内容 | 第1回:導入~倫理とは~ 第2回:問題提起~「自然」について~ 第3回:大乗仏教の基本精神 第4回: 〃 第5回:『大乗起信論』の世界 第6回: 〃 第7回:天台本覚論について 第8回:文芸に見る本覚論的思惟 第9回:浄土教の「自然」理解(1)~源信~ 第10回: 〃 第11回:浄土教の「自然」理解(2)~法然~ 第12回: 〃 第13回:浄土教の「自然」理解(3)~親鸞~ 第14回: 〃 第15回:まとめ |
学習課題(予習・復習) | 授業はプリント資料の読解を中心に進められる。予め配布された資料の読解、及び授業中指示した点に関してコメントの提出を求める。 |
ナンバリングコード(試行) | LIETHI1 |
---|
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら