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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・現代科学理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 自然科学概論 | |
しぜんかがくがいろん | ||
Lecture Course in Natural Science | ||
授業テーマ | DNAで見た生物進化 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○高松 進(生物資源学部) | |
TAKAMATSU, Susumu |
授業の概要 | DNAは生命の誕生以来30億年以上にわたって生物に受け継がれており、DNAを解析することで生物進化の歴史を従来よりも格段に高い精度で明らかにすることができる。このような学問は分子系統進化学と呼ばれ、近年急速に発達しつつある新しい学問分野である。本講義の前半は、分子系統学の基本原理を講義し、後半はコンピュータを用いてDNAデータから系統樹を作る作業を実習する. |
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学習の目的 | 20世紀後半に発展した分子系統学的手法により,生物の進化や系統に関する理解,知識が大きく変化する事になった.本講義ではDNAの塩基配列やアミノ酸配列データを使ってなぜ生物進化が研究できるのかについて基礎的な知識を教授するとともに,コンピュータを用いて実際の塩基配列データから生物系統樹を導くための演習を行う. |
学習の到達目標 | ・ダーウインの進化論と木村資生の中立説の違いを理解することができる。 ・DNAデータを用いて生物系統樹を作成する方法および原理が理解できる。 ・分子系統学によって明らかになりつつある生物進化に関する新しい知識を得ることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 | Moodle |
教科書 | |
参考書 | 「分子から見た生物進化」宮田 隆著、講談社ブルーバックス 「生物進化を考える」木村資生著、岩波新書 「DNAから見た日本人」斎藤成也著、ちくま新書 「DNA」James Watson著,講談社ブルーバックス |
成績評価方法と基準 | 中間試験30%、レポート40%,受講態度30%,計100%(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | 毎週水曜日12時~13時、場所生物資源学部校舎562号室 |
受講要件 | 高校で生物を履修していること. 実習でコンピュータを使うので,無線LAN内蔵のコンピュータを持っていること. |
予め履修が望ましい科目 | 特になし。 |
発展科目 | 特になし。 |
授業改善への工夫 | 毎週質問用紙を配り、寄せられた質問に次回講義までに赤ペンで返事を書くことにより学生とのコミュニケーションを図る。 |
その他 | レポートや試験を多く課すので,単位を取るのは大変です.本当に生物進化に興味があり,やる気のある人のみ受講可能. |
キーワード | DNA 塩基配列 系統解析 生物進化 |
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Key Word(s) | DNA , Nucleotide Sequence, Phylogenetic analysis , Evolution |
学習内容 | 1)生物多様性とは 2)自然選択説と中立説 3)分子進化のしくみ 4)分子時計 5)中間テスト 6)系統樹作成法の原理 7)系統樹作成法(DNAデータベースからの塩基配列の取得とFASTAファイルの作成) 8)系統樹作成法(多重アラインメント) 9)系統樹作成法(系統樹の作成) 10)系統樹作成法(系統樹の描画) 11)系統樹作成法(系統樹作成の実践1) 12)系統樹作成法(系統樹作成の実践2) 13)系統樹作成法(系統樹作成の実践3) 14)生物の大分類 15)進化は男の中で起こる 16)共生と生物進化 |
学習課題(予習・復習) | 参考図書を読むことにより予習,復習を行うこと. |
ナンバリングコード(試行) | LINLEC1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら