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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻
領域 主領域 : D
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 生物機能化学特論
せいぶつきのうかがくとくろん
Functional Biochemistry
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他専攻の学生の受講可, 他研究科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 冨田 昌弘(工学研究科分子素材工学専攻)

学習の目的と方法

授業の概要 抗体の中でも特に特異性が高いことが知られているモノクローナル抗体に着目し、抗体工学を基礎とした産業、医療への応用について理解する。
学習の目的 ハイブリドーマテクノロジーに基づくモノクローナル抗体作製法の理解とその抗体医薬への応用について学ぶことを目的とする。
学習の到達目標 従来のポリエチレングリコール法とは全く異なる視点から開発された、電気パルスを利用したB細胞ターゲティング法に基づくモノクローナル抗体作製法について理論的に理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 特になし
参考書 免疫生物学 原書第7版 笹月健彦監訳 南江堂
成績評価方法と基準 出席30%、授業態度20%、レポート50%
オフィスアワー 火曜日 12:00~13:00 第1合同棟4階 冨田居室7412室
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 生物工学特論、生物工学演習ⅠおよびⅡ、生物機能化学演習ⅠおよびⅡ
発展科目
授業改善への工夫 学生の授業評価アンケートに基づき適宜改善する。
その他 英語対応授業である。

授業計画

キーワード モノクローナル抗体、抗体工学、電気パルス融合、免疫化学測定法、免疫センサー
Key Word(s) Monoclonal antibody, Antibody engineering, Electric fusion, Immunochemical assay, Immunosensor
学習内容 Ⅰ.モノクローナル抗体作製法(Ⅰ)
 抗体産生B細胞と不老不死細胞であるミエローマ細胞をポリエチレングリコールによって融合し、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマを作製する方法を講述する。
Ⅱ.モノクローナル抗体作製法(Ⅱ)
 予め目的の抗原によってB細胞を選択した後、ビオチン/アビジン間の特異的かつ高い親和力を利用して両細胞に架橋を形成させる。架橋形成した抗原選択B細胞-ミエローマ細胞複合体に対して電気パルスを負荷して融合し、高効率モノクローナル抗体を作製する。この原理について詳細に解説する。
Ⅲ.免疫化学測定法への応用
 抗原抗体反応に基づく高感度免疫測定法の原理および応用について述べる。具体的には、抗原固相化法および抗体固相化法を用いた免疫化学測定法について詳細に学ぶ。また、競合アッセイ法に基づく免疫化学測定法についても理解する。
Ⅳ.免疫センサーへの応用
 モノクローナル抗体の免疫センサーへの応用について講述する。具体的にはモノクローナル抗体を電極に固定し酸化還元反応に基づく高感度検出法について述べる。
Ⅴ.ヒト型抗体
 将来、ヒトの疾病治療で注目されているヒト型抗体について、最近のトピックスを踏まえ学ぶ。
学習課題(予習・復習)
ナンバリングコード(試行) EN-ORBI-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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