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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 工学部情報工学科 ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次
選択・必修 選択
選択科目
授業科目名 情報通信工学
じょうほうつうしんこうがく
Information Communication Engineering
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所 授業時間割表で確認ください。

担当教員 成瀬 央(工学部情報工学科)

NARUSE Hiroshi

学習の目的と方法

授業の概要 情報工学科では通信機能の上位レイヤについての講義が中心となっていまして、OSI参照モデルの下位レイヤ、特に、第1層の物理レイヤについての講義は開講されていません。かなりの学生が通信関連会社に就職を希望していることを考え、通信システムを支える物理レイヤについて講義します。この講義の前半では光ファイバ通信やネットワークにかかわる技術やシステムについてその基礎を解説し、後半には実際にいくつかの装置を用いてそれらに係わる実験を行います。それによって情報通信工学についての理解をより深められると思います。
学習の目的 光ファイバの構造・分類・特性・製造方法、光ファイバ内での光の伝わり方、光の発生と検出、光通信システムを構成する物品、アナログ変調とディジタル変調、光ファイバによる計測など、光通信についての基礎的知識を習得し、情報通信工学についてさらに進んだ内容や応用を自分で詳しく学ぶための力をつけることがこの講義の目的です。また、卒業研究や博士課程での研究、将来の仕事に必要な素養を身につけることも目的としています。
学習の到達目標 光通信システムについて以下の項目についての基本的知識を習得します。
・情報通信システムの概要
・光ファイバの構造、分類、特性、製造方法
・光ファイバ内での光の伝わり方
・光の発生と検出
・アナログ変調とディジタル変調
・光通信システムを構成する物品
・光ファイバによる計測
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

主体的に学習する気持ちをもって受講してください。

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 入門光ファイバ通信工学 村上泰司 コロナ社
参考書 多くの書籍が出版されていますが、一例として以下のものがあります。
『光通信技術入門』加島宣雄 コロナ社
『やさしい光ファイバ通信』篠原弘道編著
成績評価方法と基準 試験と実験レポートの合計点を10点満点に換算し、6以上を合格とします。
オフィスアワー 質問、連絡などについては、電子メール(naruse@pa.info.mie-u.ac.jp)でスケジュールを調整の上情報棟3階成瀬教員室で対応するが、なるべく講義時あるいは終了時にお願いしたい。
受講要件 レポート作成の学習のために、「理科系の作文技術」木下是雄、中公新書を各自準備してください。第1回の講義までに、熟読しておいてください。そのときに、これについてのレポートを説明します。
予め履修が望ましい科目 微分積分(特に偏微分・重積分)、線形代数、電磁気学
発展科目
授業改善への工夫 講義に先立って実験をとおして実際に情報通信にかかわる物品や装置を使うことで、これまでは見聞きしたことがない内容に対しても理解が深めるように工夫しました。
その他 高校の物理をよく復習し、理解しておいてください。特に、波動、電気と磁気、原子と電子、原子の構造など。

授業計画

キーワード 光ファイバの構造・分類・特性・製造方法、光ファイバ内での光の伝わり方、光の発生と検出、光通信システムを構成する物品、アナログ変調とディジタル変調、光ファイバによる計測
Key Word(s) Telecommunication, optical fiber
学習内容 第1回から第2回(講義)
・実験レポート作成方法
・最小2乗法によるデータ解析方法
第3回~15回の講義の内容
・情報通信システムの概要
・光ファイバの構造、分類、特性、製造方法
・光ファイバ内での光の伝わり方
・光の発生と検出
・アナログ変調とディジタル変調
・光通信システムを構成する装置や物品
実験演習項目(上記講義のうち、4回を実験演習とします)
・ビットデータ送受信
・光ファイバ曲げ損失計測
・光ファイバ伝送損失計測
・光ファイバによるひずみ計測
第16回 定期試験を予定

学習スケジュール・内容については、受講者の理解の程度に応じて変更します。
学習課題(予習・復習) 光ファイバ通信を理解するためには、高校で学習した物理Ⅰ・Ⅱの知識、微分積分(特に偏微分・重積分)、線形代数、電磁気学、フーリエ級数展開の知識が必要です。これらについて十分復習、演習をしておいてください。
ナンバリングコード(試行) EN-INAP-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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