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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 選択
授業科目名 政治学A
せいじがく
Political Science A
授業テーマ 現代日本の政治
単位数 2 単位
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 水曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 岡田宏太郎

OKADA Kotaro

学習の目的と方法

授業の概要  日本の政治についての入門的講義です。かつて自民党が長期政権を維持した時代、いわゆる「五五年体制」の時代(1955年~93年)から現在までを扱い、日本政治の歴史的経過の概略、基本的な構造について解説し、自分なりに考えていく土台をつくることを目指します。
学習の目的  「五五年体制」期の日本の政治の仕組みと、その問題点、そして、そこから提起された改革の諸課題、試み(「政治改革」、小泉「構造改革」、民主党の「マニフェスト」、「アベノミクス」)をとりあげながら、今日の日本政治の基本的構造と動態を理解していきます。
 最終的には、かつての長期政権時代の自民党と、現在の自民党政権の性格の違い、その歴史的変化の流れ、要因をおさえ、日本政治の現局面の特質を理解することを目指します。あわせて、政治学的に考えるとはどのようなことか、また、政治的現象をとらえるとはどのようなことなのか考えていきます。
学習の到達目標 1 日本政治の理解のための基本的用語、概念を理解し、説明できる。
2 「五五年体制」期の自民党政権の基本的特質、政党の機能を理解し、説明できる。
3 1990年代の「政治改革」と、それによる「五五年体制」からの転換について理解し、説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 教科書は使用しません。
参考書 参考文献は授業中に適宜指示していきます。
成績評価方法と基準 期末試験による(60%以上の得点で合格)。
オフィスアワー 非常勤講師なので、質問等は基本的に授業の前後にお願いします。
受講要件 特にありませんが、日頃から政治に関心をもっていることが望ましいです。
予め履修が望ましい科目
発展科目 後期の政治学B(岡田担当)
授業改善への工夫 なるべく、その時々の政治の動きを顧慮しつつ講義をすすめていくこと、また、タイミングよく参考文献紹介ができるよう特に注意したいと思います。
その他  この科目は、各回の講義が相互に関連しあい、全体として一つのまとまりをなしているので、継続的な出席が大切です。

授業計画

キーワード 自民党、総選挙、政治改革、構造改革、ポピュリズム、安倍政権
Key Word(s) Liberal Democratic Party,general election,political reformation, populism,Abe administration
学習内容 ①映像によるイントロダクション(前半)
②映像によるイントロダクション(後半)
③「五五年体制」=自民党一党優位の成立
④自民党支配の構造と選挙制度
⑤「族議員」と政官業の「鉄の三角形」
⑥日米安保と保守本流路線
⑦「五五年体制」の行き詰まり
⑧政党とはなにか
⑨国会運営と「国対政治」
⑩国家財政の危機
⑪「政治改革」と連立政権の時代
⑫官僚制の諸問題
⑬「構造改革」と郵政民営化、特殊法人、特別会計問題
⑭民主党政権と自民党の政権奪還
⑮まとめ――日本政治の現局面
学習課題(予習・復習) 各回の講義内容を復習すること。特に、期末試験に向けて、各回の授業でのキーワード、重要事項のまとめを確認していくこと。さらに、授業中に紹介した参考文献で関心をひくものを、自主的に読み進めていくこと。
ナンバリングコード(試行) LIPOLI1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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