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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 保全砂防学特論 | |
ほぜんさぼうがくとくろん | ||
Advanced Technology of Torrent and Hillside Conservation | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他専攻の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 山田 孝(生物資源学研究科共生環境学専攻) | |
YAMADA, Takashi |
授業の概要 | 豪雨や地震、噴火は、山地において大量の土砂を生産し,斜面崩壊や土石流、地すべりなどによる土砂災害を引き起こす危険がある。このような山地での土砂移動現象(地すべり・崩壊・土石流、天然ダムの形成とその決壊等)の発生要因、山地での土砂移動が流域に及ぼす影響、土砂害対策のための砂防・治山計画手法、具体的な対策手法(ハ-ドとソフト)の効果と限界について理解する。適宜、模型実験により土砂の流れ、砂防施設の効果と限界について科学的に理解する。土砂害減災のための行政、住民、専門家などによる協働の意義、各々の役割などを理解し、これからの減災のためになすべきことを各自まとめて発表し、議論を深める。 |
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学習の目的 | 山地流域での土砂生産・移動現象、氾濫・堆積現象を物理的に理解し、土砂災害の発生のメカニズムを理解できるようにする。これまで、行政によってなされてきた砂防事業、治山事業等の効果と限界を理解し、これからの協働の時代において、行政、住民、専門家がどのように協力して土砂害減災のためになにをしたらよいのかを議論できるようにする。 |
学習の到達目標 | 土砂害の危険を科学的に理解し、将来、危険区域を事前に識別してそのようなところには住まないという判断ができるようにする。仮に、危険区域に住まわざるを得なくなった場合でも、行政等と連携し地域や家族でどのように土砂災害を回避したらよいのかを科学的に理解できるようにする。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 資料配布 適宜、映像資料の活用 保全砂防学入門(林拙郎:電気書院),各種論文,配布資料 |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | レポ-トとブレゼンテ-ション(最終回) |
オフィスアワー | 随時 |
受講要件 | 学部課程において,砂防工学等の授業を受講していることが望ましい. |
予め履修が望ましい科目 | 学部課程において,砂防工学等の授業を受講していることが望ましい. |
発展科目 | 森林環境砂防学演習 |
授業改善への工夫 | 提出レポートにより改善を考える |
その他 | 環境教育に関連した科目 |
キーワード | 山地流域、土砂生産・移動・氾濫・堆積現象、土砂害減災、砂防・治山計画手法、砂防・治山対策手法、協働 |
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Key Word(s) | |
学習内容 | 授業の目的と内容(概要説明)、授業での議論のポイント 山地流域での土砂生産・移動・氾濫・堆積現象のメカニズム 砂防・治山計画の手法 砂防・治山対策手法の効果と限界 土砂害減災のための協働の意義 協働の内容とその具体的な方法(議論) これからの土砂害減災に向けてなすべきこと(講義の最終回に各自、ブレゼンテ-ションを行う) |
学習課題(予習・復習) |
ナンバリングコード(試行) |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら