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開講年度 | 2017 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 債権各論 | |
さいけんかくろん | ||
obligations, contract, tort law | ||
単位数 | 4 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期集中 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 白石 友行 | |
SHIRAISHI, Tomoyuki |
授業の概要 | この授業は、民法の講学上「債権各論」と呼ばれている部分のうち、契約各論、事務管理、不当利得、不法行為を対象とする(契約総論の部分は、「債権総論」の授業で扱われる)。とりわけ、契約と不法行為が本授業の中心となる。契約、不法行為は、日常生活や取引活動と密接に関わる法制度であるから、この授業では、豊富な具体例、判例や裁判例、取引実務などを素材として、契約や不法行為に関する法的規律が現実の社会においてどのような意味を持っているのかを確認する。また、契約、不法行為は、民法のみならず、私法の根幹に関わる法領域であると同時に、市民社会の基本的な仕組みを構成する部分であるから、これらの基礎にある理念、原理、思想等から説き起こすことになる。なお、この授業は、民法あるいは法学についての知識が全くないことを前提に進める。また、この授業と債権総論は、通常の「総論」「各論」とは異なるので、どちらの授業を先に受講しても問題はない。 |
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学習の目的 | 契約、不法行為の基本原理、基礎理論を体系的に理解する。日常生活や取引活動の中で起こる様々な事実や紛争の中から法的問題を抽出する能力を身に付ける。契約、不法行為に関する法的ルールを使いこなす能力を身に付ける。契約、不法行為についての見方、それらの法的規律のあり方を問う能力を養う。民法の中で市民社会の基本的な仕組みがどのように形成されているのかを理解する。 |
学習の到達目標 | 契約、不法行為についての基本的な考え方を説明することができる。事実を詳細かつ正確に検討し、そこから、法的に意味のある事実を抽出することができる。習得した知識を用いて、法的問題へとアプローチすることができる。契約や不法行為の制度のあり方について、一定の見方を表明することができる。自らの考えを自らの言葉で表現することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 配布する資料に基づいて講義する。 |
参考書 | 奥田昌道=安永正昭=池田真朗編『判例講義民法Ⅱ債権(第2版)』(悠々社・2014年) 中田裕康=窪田充見編『民法判例百選Ⅱ債権(第7版)』(有斐閣・2015年) 松本恒雄=潮見佳男編『判例プラクティス民法Ⅱ債権』(信山社・2010年) |
成績評価方法と基準 | 理解を確認するための小テスト及び平常点40%、期末試験または期末レポート60% |
オフィスアワー | 質問・相談などがあれば、授業の前後またはメールで受け付けるので、納得いかないこと、分からないこと、どこが分からないか分からない状況、授業に対する意見など、些細なことでも構わないので、遠慮なく質問して下さい。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | 物権法、債権総論、家族法、会社法、商法総則、商取引法、労働法 |
授業改善への工夫 | 受講生の意見・要望を聞いて、可能な限り対応する。 |
その他 | 小型のものでよいので、授業には必ず六法を持参すること。 |
キーワード | 民法、契約、事務管理、不当利得、不法行為 |
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Key Word(s) | |
学習内容 | 第1回 ガイダンス、序論、契約総論 第2回 売買① 第3回 売買② 第4回 売買③ 第5回 売買④ 第6回 贈与 第7回 消費貸借 第8回 使用貸借、賃貸借① 第9回 賃貸借② 第10回 賃貸借③ 第11回 賃貸借④ 第12回 賃貸借⑤、役務提供契約総論 第13回 請負① 第14回 請負② 第15回 委任、事務管理 第16回 寄託、和解 第17回 中間のまとめ 第18回 組合 第19回 典型契約論、不法行為①総論 第20回 不法行為②要件1 第21回 不法行為③要件2 第22回 不法行為④要件3 第23回 不法行為④要件4 第24回 不法行為⑤効果1 第25回 不法行為⑥効果2 第26回 不法行為⑦効果3、人に関する責任1 第27回 不法行為⑧人に関する責任1、物に関する責任 第28回 不法行為⑨共同不法行為 第29回 不当利得①総論、要件 第30回 不当利得②効果、特殊な不当利得 |
学習課題(予習・復習) | 各回の最後に次回の内容を予告するので、教科書の該当部分を読んで内容を確認してから授業に臨むと、授業の内容が理解しやすくなる。授業後は、配布資料、ノート、紹介した文献・判例などを読んで、理解を深めれば、学習効果が高まる。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-PRLA-2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら