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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・美術
科目名 美術理論及び美術史
びじゅつりろんおよびびじゅつし
Theory and History of Art
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 1年次
期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 美術史概説
びじゅつしがいせつ
Introducution to Art History
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-arts-ARTS1053-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 岡野智子(非常勤講師)

OKANO Tomoko

実務経験のある教員 公立博物館(東京)、私立美術館(京都)にて長年美術担当の学芸員として、企画展などに携わってきた。日本美術の特徴、魅力、社会における役割を実作品を通して伝えることに尽力し、現代社会におけるその意義を問い続けている。授業においては美術史の流れを基盤としながら、多様な視点で様々な作品に触れ、受講生の今後の教育・製作活動等に豊かな知見をもたらしたい。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本の美術作品=調度や衣装、装身具等には、古来様々な意匠=デザインが施されてきた。それらは大陸文化の影響を強く受けながら、次第に日本独自の美を築いていく。四季折々の花鳥風月をはじめ、物語や和歌などの古典文学とも深く関わり、時に信仰や権力の象徴として、また暮らしを彩るかざりとして多様な展開をみせる。
 本講義では日本美術史を概観するとともに、その特性を多角的に捉え、諸作品の成立と展開につき主に絵画や工芸を通じて考察する。学期中展覧会見学を実施し、実作品を鑑賞する機会を設ける。
学修の目的 学生は、美術作品が生み出され、鑑賞、愛蔵された歴史や社会的な背景を知る。美術表現に込められた制作者・注文者の思いを理解し、鑑賞者・保管者の意思にも関心を払う。日本の歴史風土の中でどのように美意識が芽生え、変化していったかを縄文~主に江戸時代までの絵画・工芸の諸作品から認識し、その特徴と魅力を把握する。
学修の到達目標 日本の美術史についての基礎的な知識を身につける。作品の背景を考察しつつ、鑑賞する視点を培い、その魅力を自分の言葉で伝える力を養う。伝統的な意匠や美意識の意義、表現の多様性を知り、個性的な表現を求められる現代における制作に活かす。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

「感じる力」= 20%、「考える力」= 50%、「生きる力」= 10%、「コミュニケーション力」= 20%

成績評価方法と基準 ①「今日のお気に入りカード」(授業ごとのコメントカード)の記述内容   全体評価の50%
②学期末のレポート                                  全体評価の25%
③見学会のレポート(授業で実施する見学会の課題)            全体評価の10%
④展覧会レポート(事前事後学習として各自で行く展覧会見学による)  全体評価の15% 
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 主にパワーポイントにより、テーマごとに多数の作品を提示、表現や材質を具体的に画像で示す。
美術館見学等の情報、機会を積極的に提示、実現を促す。
教科書
参考書 授業で提示する
オフィスアワー 毎週水曜日 13:00~14:00
受講要件 ①「履修要領」を配布・説明するので原則初回講義出席のこと。上記授業形態と「履修要領」に記載の内容を熟読・理解し了解の上、履修登録する。
②事前事後学習の一環として各自で展覧会に行き実作品の鑑賞を行う(経費自己負担)。*無理のない範囲で自己責任において可能な場合に行うこと。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 授業(補講を含む)として実施する見学会開催時には土、日であっても出欠をとる。三重県、愛知県、京都府、奈良県などに行く可能性がある。その際の入館料、交通費等は各自の負担となるので了承の上履修されたい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 日本美術史
Key Word(s) Japanese Art History
学修内容 第1回 オリエンテーション 
    日本の美―その成立と展開1―日本美術の特徴
第2回 日本の美―その成立と展開2―縄文~平安前期
第3回 日本の美―その成立と展開3―平安中期~桃山
第4回 日本の美―その成立と展開4―江戸時代
第5回 吉祥の意匠1
第6回 吉祥の意匠2
第7回 桜の意匠
第8回 涼を呼ぶ意匠
第9回 秋を彩る意匠
第10回 冬を楽しむ意匠
第11回 月次の花鳥と行事
第12回 『伊勢物語』の意匠
第13回 『源氏物語の意匠』1
第14回 『源氏物語の意匠』2
第15回 見学会(実施は6~7月のいずれの土・日) 
事前・事後学修の内容 自主的に多くの展覧会・寺社の宝物館等を見学、レポートを提出する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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