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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・その他の科目
科目名 博物館に関する科目
はくぶつかんにかんするかもく
受講対象学生 教育学部, A 類, D 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次
期生
学芸員資格の取得を希望する場合に必要な科目です。
他の行事等との関係で、2年次に受講することを強く推奨します。
3年次に実施する博物館実習(学内実習)を受講するためには、この授業科目の単位が取得済み、あるいは取得見込みであること。
教育学部の学生は、必ず教育学部で開講するこの授業科目を受講してください。
卒業要件の種別
授業科目名 博物館概論
はくぶつかんがいろん
Survey of Museology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-comn-MUSM2602-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 教育学部校舎

担当教員 岡野 智子(非常勤講師)

Okano,Tomoko

実務経験のある教員 【教員名】岡野 智子
【実務経験】公立博物館(歴史系)、及び私立美術館にて学芸員として館の設立、運営業務に携わる。
【講義内容との関連性】
 公立、私立の2館において、その建築設計時から開館事業、展覧会企画、展示、広報、普及事業、研究等に長年従事してきた。近年博物館の意義も変化しつつあり、地域との連携や来館者へのより積極的なアプローチが求められている。また災害に臨んでの文化財のレスキューも重要な課題である。博物館の実務は常にこれらの課題に直面しており、経験に基づき具体的に事例を挙げて指導する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 博物館学芸員資格を取得するための初歩的な知識や心構えを養う授業。博物館の設置目的や存在意義を知り、資料・作品の収蔵、管理、展示、普及事業などに至る学芸員の多様な業務について、具体例を駆使して考察する。現在の博物館が抱える諸問題を探りつつ、これからの博物館に求められることは何かを問い、その実現に向けて学芸員の為すべきことを追求する。
学修の目的 ・学生が、学芸員資格取得における基本知識を身に着けることを目的とする。
・博物館における学芸員という職種や業務内容について、具体的に知り、意識を高めることができる。
・博物館の様々な種類、運営形態などについて幅広く知見を得て、社会における位置づけを認識する。
学修の到達目標 ・学生は、博物館学芸員としての基本的な理念と様々な課題について知識を得ることができる。
・博物館という組織において、学芸員に求められる知識や役割の概要を習得し、他の博物館関係授業に向けての基礎を築くことができる。
・多岐にわたる博物館活動や学芸員の諸業務を具体的に学ぶことにより、広い視野、バランスのとれた考察力、的確で迅速な実行力などの必要性を把握し、そのスキルを培う。
・博物館や学芸員の実像及び今後のビジョンを知り、資格取得に向けての意識を向上させる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

感じる力=20%、考える力=40%、生きる力=10%、コミュニケーション力=30%

成績評価方法と基準 各授業で提出のコメントカード…20% 各種課題・期末レポート・見学レポート…60% 発表・討論等への参加、取り組み…20% 
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書
参考書 授業で提示する
オフィスアワー 毎週(教授会の無い)水曜日13:00〜17:00、場所:デザイン教室
受講要件 ①各課題についての提出物、及び最終レポートを必ず期日までに提出すること。
②三重県総合博物館(MieMu)見学会に必ず参加のこと。
③事前事後学習の一環として、自主的に様々な博物館を見学すること。
④3年次に実施ずる博物館実習(学内実習)を受講するためには、この授業科目の単位が取得済み、あるいは取得見込みであること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 博物館実習
その他 受講希望者多数の場合は、15名を限度として人数調整を行うことがある。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ものと人をつなぐ・学芸員の心得・学芸員の実務
Key Word(s) mediator between human and museum materials knowledge of curator practical work of curator
学修内容 第1回  講義 博物館と学芸員 (1)―博物館の諸形態―
第2回  講義 博物館と学芸員(2)―博物館設置の諸問題―
第3回  講義 博物館と学芸員 (3)―博物館の制度と学芸員の仕事―
      発表 マイミュージアム構想 
第4回  講義 資料の収蔵・管理(1)―資料収集―
第5回  講義 資料の収蔵・管理(2)―保存環境―
第6回  講義 資料の収蔵・管理(3)―資料の保管―
      発表 資料データの作成
第7回 講義 災害と博物館
第8回  講義 展示の基本と工夫―展示の手法と設営―
第9回  講義 展覧会の企画と運営(1)ー開催形態から実施までの流れー
第10回 講義 展覧会の企画と運営(2)ー展示プランから図録、広報ー
第11回  発表 展覧会企画を考える
第12回 講義 博物館の普及事業(1)―体験教室・地域連携・学校連携―
第13回 講義 博物館の普及事業(2)ー求められる博物館の新たな役割ー
      発表 普及事業のプランを考える
第14回 講義 博物館の広報活動ー博物館からの発信ー
第15回 見学 三重県総合博物館のバックヤード(実施は6月~7月の間のいずれかの土・日) 
事前・事後学修の内容 できるだけ多くの博物館・美術館等を自主的に訪れ、講義内容に即して見学し、レポートに生かす。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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