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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 工学部分子素材工学科/総合工学科応用化学コース ・専門教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 物理化学演習B | |
ぶつりかがくえんしゅうびー | ||
Exercises in Physical Chemistry B | ||
単位数 | 1 単位 | |
ナンバリングコード | EN-PHCH-2
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 工学部28番教室 | |
担当教員 | 小塩 明(総合工学科応用化学コース) | |
KOSHIO, Akira | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 専門必修科目である「物理化学B」に関する演習を行い、講義内容を確実に理解する。 毎回提示する演習問題を、受講生自らが解答ノートへ解く。演習問題の解説を次の時間行う。 化学(科学)の諸現象の本質を捉える力を養うため、演習問題を通して、初等量子化学のトレーニングを行う。 |
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学修の目的 | 多くの演習問題を自らの力で解くことによって、専門必修科目である「物理化学B」の講義内容の理解を深めると同時に、いずれ多くの学生がたずさわることになるであろう、分光学的手法を用いる機器分析の基本原理との関連性について理解する。将来、未知の実験結果等に出会ったとき根本原理に立ち戻って、見誤ることなく本質を見抜くことができるような知識を得る。 |
学修の到達目標 | 原子や分子の構造や物性、化学(科学)の諸現象について知り、それらを量子化学的に説明できるようになることを目的とする。特に様々な光(電磁波)と電子の特性について理解し、量子論的な考え方ができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 解答ノートの提出が単位認定に必須 原則として、出席30%、試験70%(中間試験30%、最終試験40%の場合あり)、計100%(60%以上で合格) |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 演習問題の解答状況、理解度を勘案しながら演習を行う。その他、授業評価アンケートに基づき改善する。 |
教科書 | マッカーリ・サイモン物理化学(上)東京化学同人 |
参考書 | |
オフィスアワー | 小塩 明:随時、総合研究棟Ⅰ 205室(事前にメールでアポをとること。電子メール:koshio@chem.mie-u.ac.jp) |
受講要件 | 物理化学Bを履修すること。 |
予め履修が望ましい科目 | 物理化学B |
発展科目 | 材料物理化学 |
その他 | 演習問題の掲示と授業の予習・復習などのためにMoodle3.5を活用します。 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18769 |
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キーワード | 量子論、波動方程式、シュレーディンガー方程式、調和振動子、剛体回転子、分光学 |
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Key Word(s) | Quantum theory, Wave equation, Schrodinger equation, Harmonic oscillator, Rigid rotator, Spectroscopy |
学修内容 | 第1回:「量子論と波動」(その1)(電磁波の種類と波長・振動数・エネルギーの計算) 第2回:「量子論と波動」(その2)(光電効果と物質波) 第3回:「量子論と波動」(その3)(水素原子の古典的モデルと発光) 第4回:「量子論と波動」(その4)(不確定性原理と波動関数の基礎) 第5回:「並進・振動・回転」(その1)(1次元と2次元の井戸型ポテンシャル) 第6回:「並進・振動・回転」(その2)(調和振動子モデルと赤外線スペクトル) 第7回:「並進・振動・回転」(その3)(剛体回転子) 第8回:「量子論の仮定と一般原理、演算子」(その1)(波動関数の規格化とエルミート演算子) 第9回:「量子論の仮定と一般原理、演算子」(その2)(固有関数と固有値・平均値・直交) 第10回:「量子論の仮定と一般原理、演算子」(その3)(規格化直交系・演算子の交換) 第11回:「水素原子」(その1)(球面調和関数と各運動量演算子) 第12回:「水素原子」(その2)(動径波動関数とオービタル) 第13回:「水素原子」(その3)(波動関数と量子数) 第14回:「多電子原子」(近似的方法の基礎) 第15回:全範囲の補足と応用演習 定期試験 ※第8回前後で中間試験を行う場合がある。 |
事前・事後学修の内容 | 毎回、演習問題をMoodleに掲示するので、それを自らの力で解く(解く努力をする)。最後に解答ノートの提出を求める。 少なくとも1回は教科書を熟読しておくこと。復習は、解き終わった(解けなかった)問題を解答例を参考によく吟味し、もう一度独力で問題を解く。 |
事前学修の時間:90分/回 事後学修の時間:60分/回 |