三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
工学部機械工学科 総合工学科機械工学コース
選択・必修 選択
学科選択
授業科目名 生産システム工学
せいさんしすてむこうがく
Production Systems
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-COMN-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

講義日指定科目である。詳しくは機械工学科の掲示板を参照すること。
講師の都合により授業形態が変更になる場合があります.

開講時間 水曜日 5, 6, 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 山本直樹, 石井裕, 福森幹郎(各機械工学科非常勤講師)

YAMAMOTO, Nakoki
ISHII, Yutaka
FUKUMORI, Mikirou

実務経験のある教員 山本直樹:電機メーカーでの食品流通機器に関する製造,品質管理にかかわり,実例をもとに生産の工程・設備・管理について解説.
福森幹郎:在職中の工作機メーカーにおける製品設計,生産管理の実例をもとに,工作機器,ツールの生産技術について解説.
石井裕:情報家電メーカーでの液晶など表示機器の開発,設計,製造技術について実例をもとに開設.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 県下を含む各種企業で産業に携わってきた講師によって,各産業分野における最新の生産システム・工程管理システム・製品評価・マネジメント等について、実践的な視点から講義する。
学修の目的 技術産業における,設計,生産・製造,管理,評価に関して学修することで,機械工学科開講科目の実社会での応用例や必要性について理解する.
学修の到達目標 設計,生産・製造,管理,評価といった産業における一連の工程について相関を含めて理解できる.それぞれで重視される知識や技術が理解できる.以上によって,実社会(産業)において機械工学科で開講している様々な科目の学修の必要性を理解できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
○社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
○工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
○機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
○デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
○実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 各テーマとも,出席は必要条件であり,6割以上出席した者に対して単位を与える.評価は,各テーマに対してレポート(100点満点)で行い,成績55点以上を合格とする.
上記3テーマの平均点/10を四捨五入して成績とし,6以上を合格とする.なお,1テーマでも不合格の場合には,単位を認定しない.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 テーマによってはグループ形式でディスカッションやプレゼンテーションを行い,実際の生産システムを模擬した.
教科書 各担当教員による配布資料を用いる.
参考書 産業界における最新事情について講義するため,必要があれば,講義前又は講義中に紹介する.
オフィスアワー 講義終了後に講義室にて対応.
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 本講義は他の機械工学科開講科目の理解に基づく一つの到達点であり,卒業研究などに発展する.
その他 実際の生産システムの様子を紹介するに当たり,OHP,パワーポイント,VTR等で視覚的に理解し易いように配慮する.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 研究・開発の管理, 価値連鎖, 生産システム, 生産工学, 工程設計, 生産管理, TFT液晶ディスプレイ, エンジン部品
Key Word(s) R&D management, Value chain, Production system, Production engineering, Process design, Production management, TFT-LCD display, Engine parts
学修内容  第1テーマ(5回),第2テーマ(5回)および第3テーマ(5回)の3分野に関して講義を行う.各回の内容は以下の通りである.講師の都合により,開講順序が変更になる場合がある.

第1回 自販機の変遷と,生産システムの基本概念(定義・分類,生産計画)
第2回 実際のもの作り(自販機の商品化プロセス,量産プロセス)
第3回 市場変化への対応(合理化の視点,企画の実際)
第4回 生産改革(IT活用による開発・製造刷新など)
第5回 自販機の環境対応と,(参考)トレードオフ型意思決定

第6回 ディスプレイの基本的概念と変遷
第7回 液晶ディスプレイおよび有機 ELの構造, 動作原理とその応用例
第8回 TFTを用いたディスプレイ(液晶、有機EL)のプロセス技術と生産システム
第9回 TFT 液晶ディスプレイの新技術(3D用, 電子ブック用、車載用等)
第10回 ディスプレイ技術及び生産システムの最新動向と将来展望

第11回 生産システムの位置づけとバリューチェーン
グループディスカッション
第12回 生産システムの分類と変遷
第13回 自動車部品の量産と切削加工について
グループディスカッション
第14回 加工現場の生産技術
第15回 新しい加工技術
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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