三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
2022年度以前入学者向け,2023年度以降入学者は後期の電気回路論IIを受講してください。
選択・必修 必修
授業科目名 電気回路論II(2022年度以前入学生向け)
でんきかいろろんに
Electrical Circuit II
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ELEC-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

工学部12番教室

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 山村 直紀(工学研究科電気電子工学専攻)

YAMAMURA, Naoki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本科目は,電気電子工学に関連する技術者の基礎となる科目である。現実の回路設計に現れる伝送線路では,電圧や電流が時間だけの関数でなく,位置の関数でもある,分布定数回路としてとらえられる。本講義では現実の回路設計に現れる伝送線路の考え方について習得する。特に,演習問題を解答することによって,理解を深めると共に,回路解析の実力を養う。
学修の目的 分布定数を用いた伝送線路の解析が可能になる。
学修の到達目標 ・分布定数回路(伝送線路)の考え方を理解している。
・伝送線路方程式とその取り扱いを理解している。
・伝送線路の特性を示す種々のパラメータを理解し、伝送線路の解析ができる。

★学習・教育目標:「基礎知識と専門知識」,「自主的継続的学習能力」,「制約下での仕事の推進・統括」に関する能力を向上させる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
 基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
学習・教育目標との関連(達成度点検シートの重み):基礎知識と専門知識(0.7),自主的継続的学習能力(0.1),制約下での仕事の推進・統括(0.2)
成績評価方法と基準 小テスト:90%,定期試験:10%,計:100%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業は,原則的に教科書に沿って進めている。理解を助け,自然と実力が身に付くように,章末の演習問題を基本とした小テストを毎回実施する。これによって学生の理解の状況を把握すると共に,学生自らの学習意欲の向上を強く求めている。
教科書 大学課程 電気回路(2)(尾崎,オーム社)
参考書 電気回路の基礎(西巻,下川,森北出版)
続電気回路の基礎(西巻,森,奥村,森北出版)
インターユニバーシティ 電気回路A(佐治,オーム社)
インターユニバーシティ 電気回路B(日比野,オーム社)
電気回路論(平山,大附,電気学会[オーム社])
オフィスアワー オフィスアワー:未定(講義開始時に連絡します)
教員室:電気電子棟 3階 1308号室
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 基礎電気回路論I及び演習,基礎電気回路論II及び演習,電気回路論I及び演習
発展科目 本講義は特に通信工学や,送電工学との関連が深いが,電気電子計測,電気電子工学基礎実験・応用実験など多くの電気電子工学の科目は,本科目を基礎としている。
その他 小テストの実施形態は新型コロナウィルスの感染状況に合わせて変わることがあるので,初回ガイダンスで確認をお願いします。
小テストの解答,連絡事項はMoodleを用いて行うので,初回のガイダンスに従って,コースの登録を行ってください。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 集中定数,分布定数,伝送線路,二端子対回路
Key Word(s) Distributed element model, Transmission line, Two-port network
学修内容 第1回:ガイダンス,基本の復習,分布定数回路と集中定数回路
第2回:小テスト,伝搬方程式
第3回:小テスト,伝搬定数と特性インピーダンス
第4回:小テスト,伝搬定数と特性インピーダンス
第5回:小テスト,反射と定在波
第6回:小テスト,整合と共振
第7回:小テスト,二端子対回路としての取扱い,スミス図表
第8回:小テスト,分布定数回路の過渡現象
第9回:小テスト,無損失線路の過渡現象
第10回:小テスト,無損失線路の過渡現象
第11回:小テスト,無ひずみ線路の過渡現象
第12回:小テスト,反射と自由振動
第13回:小テスト,分布RC回路と同軸ケーブル
第14回:小テスト,分布RC回路と同軸ケーブル
第15回:小テスト,一般的な分布定数回路
第16回:定期試験
事前・事後学修の内容 第1回:基本の復習,分布定数回路と集中定数回路の違いを学ぶ
第2回:伝搬方程式の導出課程を学び基礎方程式を導出する。
第3回:伝搬方程式を解き,伝搬定数および特性インピーダンスを求める
第4回:各種線路について,特性を導出する
第5回:反射現象を理解し定在波を求める
第6回:整合条件について求め,有限長線路の固有振動と共振について理解する
第7回:二端子対回路(4端子網回路)としての取扱いを学び,スミス図表を理解する
第8回:分布定数回路の過渡現象の概要について学ぶ
第9回:無損失線路の過渡現象を理解する
第10回:無損失線路の過渡現象を理解する
第11回:無ひずみ線路の過渡現象を理解する
第12回:反射波の発生とと自由振動現象を理解する
第13回:分布RC回路(トムソンケーブル)の過渡現象を解析する
第14回:同軸ケーブルの過渡現象を解析する
第15回:一般的な分布定数回路を解析する
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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