三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
工学部機械工学科
選択・必修 選択
学科選択
授業科目名 知的財産権概論
ちてきざいさんけんがいろん
Intellectual Property
単位数 1 単位
ナンバリングコード
EN-COMN-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
講義日指定: 8/26(月) 9:30~17:30および8/27(火) 9:30~17:30
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 開講場所については,Moodel または 掲示板で確認ください.

担当教員 狩野 幹人(みえの未来図共創機構),八神 寿徳(みえの未来図共創機構)

KANOU Mikihito, YAGAMI Hisanori

SDGsの目標
連絡事項 感染症などの状況によっては,オンデマンド授業に変更する可能性があります.

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 イノベーション(価値形成)の推進および産業競争力の復活・向上が,日本経済・産業の発展に必要不可欠であり,それらにおいて知的財産の重要性が挙げられている.知的財産は,その創出,保護・強化,活用が基本であり,それらをサイクルして継続することが研究・開発あるいは事業の推進において重要となる.したがって,将来,企業や大学において研究・開発を担う人達が知的財産について知識を有することが望まれる.
そこで,知的財産権(特許,意匠,商標など),営業秘密等について平易に解説し,その基礎的知識を習得する.特許,意匠,商標などの取得方法,その活用についても説明し,知的財産の有効利用を習得する.更には,効率的な研究・開発のための特許や商標に関する情報の利用方法についても,演習により学ぶ.
学修の目的 知的財産権の概要を理解するとともに,活用方法,特許や商標に関する情報の収集・利用方法,知的財産権の取得方法を習得することを目的とする.
学修の到達目標 1.特許等の知的財産の意義を理解できる.
2.特許等の知的財産に関する法律の概略が理解できる.
3.特許,意匠,商標,営業秘密のあらましについて知識を得る.
4.演習を通じて特許や商標の検索をおこない,その方法について体験する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
 工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
 機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 1.講義内で出席を取ります.(出席票を提出してもらいます.)
2.7割以上出席した者を成績評価の対象とします.
3.その上で,講義終了後の指定期間内にレポートを提出してもらいます.
4.成績評価は,出席とレポートをあわせて総合的におこない,60点以上を合格とします.
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 とくに指定しません.スライドのレジュメを配布します.
参考書 とくに指定しませんが,
1.事業戦略と知的財産マネージメント(特許庁発行)
2.産業財産権標準テキスト-総合編-(特許庁発行)
3.産業財産権標準テキスト-特許編-(特許庁発行)
4.産業財産権標準テキスト-意匠編-(特許庁発行)
5.産業財産権標準テキスト-商標編-(特許庁発行)
6.書いてみよう明細書,出してみよう特許出願(特許庁発行)
などが挙げられます.
オフィスアワー 集中講義の2日間の休憩時間に,講義室にて対応します.
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 知的財産権の背景となる工学的な事例としては,「生産システム工学」の授業内で一部紹介があります.
その他 単に教科書での説明でなく,パソコンを使用し,特許情報プラットフォームにアクセスすることで,演習によって特許や商標の検索を実体験してもらいます.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 知的財産権, 発明,特許,新規性,進歩性,意匠,商標,営業秘密,特許情報,商標情報
Key Word(s) Intellectual property, Invention, Patent, Novelty, Inventive step, Design, Trade mark, Trade secret, Patent information, Trade mark information
学修内容 集中講義であるため,通常の講義の8回分を以下の内容に分けて講義をおこないます.
第1回
1.知的財産権の概要
2.発明と特許(特許になる発明,特許権等)
3.特許・営業秘密の活用と管理
4.意匠,その活用と管理

第2回
5.商標,その活用と管理
6.特許情報の検索(特許情報プラットフォームにアクセスし,パソコンにより演習)
7.意匠情報の検索(特許情報プラットフォームにアクセスし,パソコンにより演習)
8.商標情報の検索(特許情報プラットフォームにアクセスし,パソコンにより演習)

以上の授業内容を2日間の集中講義によっておこないます.
具体的なスケジュールについては,Moodle,掲示などにて連絡します.
事前・事後学修の内容 ○授業で事前に配布またはMoodleに掲載された資料がある場合には授業前に読んでおくこと.
○授業で学習した内容を復習しておくこと.
○特許情報などの検索に関しては,授業時間内のみでは時間が不十分であるため,授業時間外で検索や文献内容の確認などをおこなうこと.
事前学修の時間:225分/回    事後学修の時間:225分/回

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