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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
工学部機械工学コース
選択・必修 選択
学科選択
授業科目名 弾性力学
だんせいりきがく
Mechanics of Elastic Solids
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-SYST-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 稲葉 忠司(工学研究科機械工学専攻)

INABA, Tadashi

実務経験のある教員 稲葉忠司:鍵メーカーにおける製品開発・設計の担当経験から,各種機械部品を例にとり,弾性力学の重要性について説明する.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 2年生前期において学習する「材料力学および演習」では,機械および構造物を設計する際に必須となる基礎知識について学んだ.そこでは,応用的にできるだけ簡単でしかも便利な結論を導くために,問題の一般化よりはむしろ個々の場合に限って問題を簡単にするための前提を用いた,近似的な考え方が基本となっていた.本講義では,「材料力学および演習」を習得した学生に対し,機械や構造物の強度設計に必要な「応力および変形解析」の中で,材料力学の知識だけでは解決できない問題を一般的・理論的に取り扱うための方法について学習する.
学修の目的 機械や構造物の強度設計に必要な「応力および変形解析」の中で,材料力学の知識だけでは解決できない問題を一般的・理論的に取り扱うための方法について学び,理解できるようになることを目的とする.
学修の到達目標 応力およびひずみの物理的意味・性質について知り,例えば「2次元応力状態における材料の破損を延性材料と脆性材料の違いを考慮して説明できる」ようになることを目標とする.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
 工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
○機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 評価は,課題レポート(20点満点),定期試験(80点満点)の総計100点で行い,総計点数/10を四捨五入して最終成績とし,最終成績6以上を合格とする.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 毎回の授業において,今回の授業の要点についてしっかりと説明し,板書しておく.また,演習問題を多く取り入れ,基本事項(応力,ひずみ,および弾性体における応力-ひずみ関係)の習熟に努める.なお,この学習目標の達成度は講義中に数回与える課題レポートによって確認し,学生の理解が不足している項目については以後の講義において復習する機会を設ける.
教科書
参考書 弾塑性力学の基礎(吉田総仁著,共立出版)
Theory of Elasticity(Timoshenko and Goodier著,McGRAW-HILL INTERNATIONAL EDITIONS)
オフィスアワー 水曜日18:00~19:00に,機械棟4階稲葉教員室にて対応.電子メールによる受け付け可.
受講要件 特になし.
予め履修が望ましい科目 この授業に先立って,「材料力学および演習」で学ぶ機械および構造物の強度設計に対する考え方を習熟しておく必要がある.
発展科目 この授業の発展・応用として3年生後期に開講される「計算機援用工学」がある.
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 弾性,応力,ひずみ,構成方程式,組合せ応力
Key Word(s) Elasticity,Stress,Strain,Constitutive equation,Combined stress
学修内容 第1回 イントロダクション
第2回 応力および応力成分Ⅰ(応力の定義)
第3回 応力および応力成分Ⅱ(コーシーの関係,せん断応力の対称性)
第4回 ひずみおよびひずみ成分
第5回 バイオメカニクスにおけるひずみ解析の応用
第6回 弾性体の応力-ひずみ関係Ⅰ(一般化されたフックの法則)
第7回 弾性体の応力-ひずみ関係Ⅱ(体積ひずみ,弾性定数間の関係)
第8回 二次元応力状態(平面応力および平面ひずみ)
第9回 一点における応力の表示
第10回 主応力およびモールの応力円
第11回 一点におけるひずみの表示
第12回 ひずみの計測および応力解析の実際
第13回 釣り合い方程式
第14回 適合方程式
第15回 まとめ
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 事後学修:当日の講義の内容,例えば基礎式の導出過程や基礎式を用いた例題の解説等について,自らの知識として定着するよう復習する.
事前学修の時間:    事後学修の時間:240分/回

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