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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 パワーエレクトロニクス
ぱわーえれくとろにくす
Power Electronics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ESYS-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部12番教室

担当教員 駒田 諭(工学部電気電子工学コース)

KOMADA, Satoshi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 電力用半導体素子による電力の開閉,変換,制御の基礎技術と,それらの産業への応用に関して学ぶ。
学修の目的 パワー素子を使った簡単な電力変換回路について,その動作を理解し,回路設計かつ評価ができるようになる。
学修の到達目標 ①マイクロエレクトロニクスとの差異が理解でき,損失(効率)や安定性・安全性の観点からパワーエレクトロニクスが評価できる。
②パワー半導体素子の動作原理を理解した上で,これらを用いた回路設計・評価が可能である。
③サイリスタ位相制御,パワートランジスタのスイッチングの基礎特性が説明できる。
④以上に基づき,パワーエレクトロニクス技術全般を電力系統系やモータ制御系に応用展開できる。

★学習・教育目標:「基礎・専門知識」、「自主的継続的学習能力」、「制約下での仕事」に関する能力を向上させる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
○基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
○デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
○自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
○制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
学習・教育目標との関連(達成度点検シートの重み):基礎・専門知識(0.8)、自主的継続的学習能力(0.1)、制約下での仕事(0.1)
成績評価方法と基準 以下の割合で配点を行い,全体の55%程度以上を合格とする.
中間テスト : 約50%
定期試験  : 約50%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 新インターユニバーシティ「パワーエレクトロニクス」(堀、オーム社)
参考書
オフィスアワー 毎週火曜 13:00-15:00、場所:電気電子棟2階1204室
時間が空いていれば、それ以外でも対応します。
受講要件 電子回路工学Ⅰにおける能動素子(トランジスタ、FETなど)と電気回路論Ⅰの理解が不可欠である。また微分方程式やフーリエ級数展開など数学的基礎知識が必要。
予め履修が望ましい科目 電気回路論Iや電子回路工学Ⅱなど。
発展科目 電気電子工学実験IIなどの科目(一部)および電気機器工学、電気エネルギー工学Ⅰ・Ⅱ。
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード パワー素子,スイッチング,電力損失,ダイオード,サイリスタ,パワートランジスタ,FET,IGBT
Key Word(s) Power devices, Switching, Power loss, Linear power amplifier,
Switching power amplifier, Power diode, Power transistor, Thyristor
FET, IGBT
学修内容 第1回  パワーエレクトロニクスのドメインを理解。電力スイッチングの考え方と扱い方の理解。
第2回  パワー半導体1(ダイオード、サイリスタ):非可制御とオン機能可制御素子の原理と違いを理解。
第3回  パワー半導体2(パワートランジスタ):オンオフ機能可制御素子の原理と動作理解。
第4回  電力変換・制御1:スイッチングによる電力変換・制御原理の理解。
第5回  電力変換・制御2:上記における問題点と解決に対する理解。
第6回  サイリスタコンバータ1:単相整流での基本特性の理解。
第7回  サイリスタコンバータ2:多相整流系での動作の理解。
第8回  サイリスタコンバータ3:応用系(周波数変換系)への発展の理解。
第9回  中間試験
第10回 DC-DCコンバータ1:スイッチングによる電圧チョッピングの概念理解。
第11回 DC-DCコンバータ2:フィードバック制御による安定化の理解。
第12回 インバータ1:スイッチングによる直流・交流電圧変換の理解。
第13回 インバータ2:同上における出力制御と多相化の理解。
第14回 インバータ3:同上の産業応用における諸問題の理解。
第15回 制御理論とパワーエレクトロニクスの融合
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 第1回     予習  電子回路の基礎    復習 教科書関係ページの理解。
第2回     復習 教科書関係ページの理解+章末尾演習
第3回
 ~第15回           同上
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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