三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義:人類学から老いを考える
とくしゅこうぎ:じんるいがくからおいをかんがえる
Special Lecture: Thinking about Aging from Anthropology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 菅沼文乃(非常勤講師)

Ayano SUGANUMA

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 人の老いは、生物としての現象であるだけでなく、文化的に形づくられる側面もある。社会高齢化がすすむ現在、老いは社会的にも厄介なものとしてとらえられることが多いが、こうしたイメージは、あくまで老いの一面のみを取り上げた理解にすぎない。
この授業では老いを文化という側面から理解することを目指す。老いがただ厄介なだけではない、多面的にとらえられる現象であることを学ぶことをとおして、人の生というものへと理解を広げる。
学修の目的 アジア社会を中心として、老いのさまざまなかたちを学ぶことを通して、老いのあらゆる側面への知見を得る。
また、人口高齢化を例として現代社会的な課題に対する文化論からのアプローチの可能性、および人の生のありかたを考える。
学修の到達目標 ○老いについて歴史的・文化的背景と関連付けて理解する
〇人の生について多面的、かつ論理的に考える能力を涵養する
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小テストの得点=30%、授業内課題=20%、期末レポート=50%、計100%。
(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 使用しない
参考書 『老い(上・下)』2013、シモーヌ・ド・ボーヴォワール 、人文書院。
『老いの人類学』2004、青柳まちこ、世界思想社。
その他の参考文献については適宜、授業内で紹介する。
オフィスアワー 窓口教員は深田(j.fukada@human.mie-u.ac.jp)
受講要件
予め履修が望ましい科目 比較文化論、人類学概論など
発展科目 文化人類学関連科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=20726
キーワード 老い、高齢者、社会高齢化、文化人類学
Key Word(s) Aging, elderly, social aging, cultural anthropology
学修内容 講義は以下のように進める(状況によってスケジュールを変更する場合がある)。
1.  イントロダクション:老いの様々な理解
2.  老いの文化的理解(1)老いの文化的位置づけ
3.  老いの文化的理解(2)老いの多様性
4.  老いの文化(1)日本民俗
5.  老いの文化(2)古代中国
6.  老いの文化(3)儒教社会(韓国・沖縄)
7.  老いの文化(4)アジア諸社会
8.  老いの文化(5)欧米(福祉国家と自立概念)
9.  老いの文化的理解(3)老いのイメージ・表象
10.   老いの文化的理解(4)老いのイメージ・表象の理解 ①
11.   老いの文化的理解(5)老いのイメージ・表象の理解 ②
12.   現代社会の老い(1)日本
13.   現代社会の老い(2)アジア諸社会
14.   現代社会の老い(3)日本に在留する外国人高齢者
15.  まとめ:老後をいかに生きるか
事前・事後学修の内容 老いや人の生、社会高齢化について、基本的知識を持っておくことが望ましい。
またこれらに関するニュースや情報に関心を向けておくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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