三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物資源学科・農林環境科学コース
学部(学士課程) : 1年次
選択・必修 必修
授業科目名 農林環境科学概論
のうりんかんきょうかがくがいろん
Introduction to Agriculture, Forest Science, Environmental science and Technology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
bior-bior-BIOR-2021-001
開放科目 開放科目    
  他学科の学生の受講可
市民開放科目
開講学期

後期

開講時間 金曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 〇長屋祐一・渕上佑樹・渡邊晋生・内藤啓貴

〇NAGAYA,Yuichi, FUCHIGAMI,Yuki, WATANABE, Kunio, NAITO, Hirotaka

実務経験のある教員 長屋祐一;農業生産工程管理手法の一つであるJGAPの認証を審査するJGAP審査員資格を所有し,審査・認証機関に所属して審査業務を行っている.この実務経験は本科目で教授するGAP関連の知識・仕組み・実際(現場の状況)を教えるために役立っている.

渕上佑樹:前職で環境NPOに11年間勤務し,気候変動対策として木材製品の地産地消を促す仕組みづくりと運営,普及啓発活動に従事した経験がある.この経験が,地球規模の環境問題解決のために一人一人が何をすべきか,本科目で学生に伝え,思考させる際に役立っている.

内藤啓貴;4年半のあいだ食品企業に所属して、生産、製造、品質管理の現場に資するセンシング技術の構築を行ってきた。この実務経験は本科目で教授する「農業の自動化の現状」および「SDGsやSociety5.0を目指した対応」を実際の状況を踏まえて教えるために役立っている.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 農業や林業は,土地利用型ならびに施設利用型の生産形態がある.これらの生産に関して,それぞれの業種特有な知識や技術がある.また,農業や林業の生産基盤である土壌や河川水,用水,ダムなどの生産基盤のインフラの構築と環境保全が必要で,とくに農業土木・農業機械などの知識や知見を学ぶことで,持続的な食料生産や木材などの資源・エネルギー用の有用農林産物の環境と調和した持続的生産に関与する事項について学ぶ科目である.領域別に担当教員を割り当てている.
学修の目的 農林環境科学では,農業,農学,森林科学,農業工学のそれぞれの見地から,農業と林業,環境や情報に関与する基礎的知識と実学的知識,社会の中での役割を深める講義です.この講義に参加する学生は,食料と資源,エネルギーを確保するための基礎的知識と論理的思考を関連付けて,今後の持続可能な社会形成の諸技術とその問題点を解決でき,自ら考察できることを目的とする.
学修の到達目標 農林環境科学は,農業,林業,農業工学の関連領域に関する基礎的な知識を理解し活用できます,そのために以下の到達目標を設定する.

(知識)農業,林業,農業工学に関する要因を多面的に説明することができる.
(態度)グループワークなどの討論を通じて,自分の意見をまとめて発言する.同時に,他の受講生の意見を認め,取り込み,さらに展開することとで,内容を深化させることができる.
(技能)それぞれを組み合わせることで農業と林業,農業工学に有益な知識を通じて,議論の展開や実学的技能の推定ができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 第1回から第4回,第5回から第7回,第8回から第11回,第12回から第15回の4区分として,それぞれ全体の25%相当として評価とする.評価に際しては,試験,課題,振返りシート,積極的な取組程度から行う.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 令和6年度開講のため,なし.
教科書 使用しない.各講義において,参考書・資料を提示する
参考書 参考書・参考資料等
授業中に適宜資料を配付する。
・食料・農業・農村白書(農林水産省)
・森林林業白書(林野庁)
・世界の地域問題100(ナカニシヤ出版)
・新スマート農業(農林統計出版)
・Society 5.0 新たな価値の事例(農業)(内閣府資料)
・「農業DX構想」のとりまとめについて (農林水産省資料)
オフィスアワー 長屋(360,金曜日お昼休み)
渕上(メールにて随時対応)
渡辺(572,随時。ただし事前に連絡のこと)
内藤(412,金曜日お昼休み)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 農業,食料生産,林業,森林科学,農村環境,水利用,農業機械工学,農場情報工学
Key Word(s) Agriculture, Food production, Forestry, Forest science, Rural environment, Irrigation and Drainage, Agricultural mechanical engineering, Agricultural information engineering
学修内容 授業計画
第1回:農業について(1)圃場利用型農業と施設利用型農業,作物栽培と農業経営
第2回:農業について(2)農業の多面的機能と持続可能な土地利用,農業による環境創造.
第3回:農業について(3)IPMと施肥設計.環境調節による適正栽培.
第4回:農業について(4)地域内有機物循環および環境保全型農業,食用作物,工芸作物,飼料作物,エネルギー作物.
(第1回から第4回は長屋祐一が担当)

第5回:農業生産工程管理,林業生産工程管理と食品安全,労働安全,人権,環境保全ーGAPとFSCを中心としてー
第6回:農業と林業と地域住民;獣害の発生と対策ー地域で農業,林業を守るためにー
第7回:農福連携,林福連携の仕組みー作業細分化,難易度評価,作業割当,治具と障害者理解
(第5回から第7回は,長屋祐一・渕上佑樹・渡邊晋生・内藤啓貴が担当)

第8回:林業について(1)森林の多面的機能と持続可能な森林経営
第9回:林業について(2)林業におけるDX―高性能林業機械、LiDAR、GIS―および政策の変化
第10回:林業について(3)国産材のサプライチェーンマネジメント
第11回:林業について(4)木材利用の多様化と気候変動対策に果たす林業・木材産業の役割
(第8回から第11回は渕上佑樹が担当)

第12回:農業工学について(1)水・食料・エネルギーネクサスに対応した農業の適応
第13回:農業工学について(2)農業への空間情報科学の利用
(第12回から第13回は渡邊晋生が担当)

第14回:農業工学について(3)農業の自動化と環境への影響
第15回:農業工学について(4)農業DXでSDGsとSociety 5.0の交点を目指す
(第14回から第15回は内藤啓貴が担当)

定期試験は実施しない。
事前・事後学修の内容 第1回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第2回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第3回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分).
第4回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第5回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分).
第6回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第7回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分).
第8回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第9回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第10回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第11回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分).
第12回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第13回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分).
第14回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
第15回 事前予習 事前に指示する資料を予習する(120分),授業の内容を振り返り復習する(120分)
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University