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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)共通科目 | |
受講対象学生 |
大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 植物分子・細胞生物学 | |
しょくぶつぶんし・さいぼうせいぶつがく | ||
Plant Molecular and Cellular Biology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
受講生の都合を考慮して開講日時を決定します。 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 研究基盤推進機構・先端科学研究支援センター・遺伝子実験施設1階 ミーティングルーム | |
担当教員 | 土屋 亨(研究基盤推進機構・先端科学研究支援センター・植物機能ゲノミクス部門) | |
Tohru TSUCHIYA | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 植物科学が実社会で役立てられている実態を分析し、学生が専門分野とする最先端の研究開発において、科学を技術として活かすために必要な能力の養成を目指す。具体的には、食料としてのみならず、エネルギー源としての重要性がますます高まりつつある植物に関する最近の研究動向と、ゲノム科学の進歩との融合により急速に進展している植物の細胞機能や発生・成長に関する理解の現状について最近の社会状況を題材に考察する。また、「植物科学」と「ゲ ノム科学」の融合により行われている学際研究が、食料・エネルギー・地球環境など の諸問題を解決するための応用研究にも発展しつつある現状を考える。 この講義を通じて、本学のディプロマ・ポリシーである「4つの力」(「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」これらを統合した「生きる力」)を身につけるため,生物資源学研究科のディプロマポリシーである、(1)幅広い教養と倫理観,国際感覚、(2)高度な専門知識と技術,経験を身につけることを目指す. |
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学修の目的 | 学生が、植物科学の研究と実社会での活用について理解する力を身につけるとともに、幅広い分野の研究領域との融合により新たな技術開発につなげていく方法論を「植物科学」を起点とした視点で理解することを学修の目的とする。 |
学修の到達目標 | 植物科学分野における研究を行っていくための基礎的な力として、最新の植物分子細胞生物学の研究手法・研究動向を理解できるようになることを目標とする。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 議論への参加状況(50%)と、レポートまたは小テスト(50%)により、総合的に評価(合計100%)する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 授業ごとに改善点を学生から直接聞き取り、次回以降および次年度の授業を改善する。 |
教科書 | 必要に応じて、講義内で指示する。 |
参考書 | 必要に応じて、講義内で指示する。 |
オフィスアワー | 講義終了後、1時間程度。受講生から連絡がある場合については、その都度、時間を指定します:遺伝子実験施設 207室。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 大学院博士前期課程(修士課程)レベルの植物科学に関する講義を、予め履修していることが望ましい。 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19362 |
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キーワード | 植物の発生・器官形成・花成制御・アイデンティティー・形態形成 |
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Key Word(s) | Plant Development, Organ Formation, Flowering Control, Identity, Morphogenesis |
学修内容 | 1. 植物の発生の概観 2. 植物の発生遺伝学的研究手法 3. 植物の幹細胞の維持 4. 植物の器官分化の場 5. 花成制御の分子メカニズム(総論) 6. 花成制御の分子メカニズム(各論) 7. 花器官アイデンティティーの決定とABCモデル 8. 花器官アイデンティティーの決定(各論)と改変ABCモデル 9. 花と花序の発生機構 10. 花序の多様性と遺伝子制御機構 11. 植物の雄性生殖器官の形態形成 12. 植物の雌性生殖器官の形態形成 13. 花の対称性の制御機構 14. 花の雌雄性の決定機構 15. 総合討論 |
事前・事後学修の内容 | 各回の講義に関する資料ならびに関連論文を配布するので、論文内容を十分理解するまで事前学修すること。事後学修では、論文内容・論文に関する内容の講義・議論した内容を踏まえ、振り返りの学修をすること。 1. 植物の発生の概観 植物の発生の概要についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の発生の概要について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 2. 植物の発生遺伝学的研究手法 植物の発生遺伝学的研究手法についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の発生遺伝学的研究手法について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 3. 植物の幹細胞の維持 植物の幹細胞についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の幹細胞について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 4. 植物の器官分化の場 植物の器官分化についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の器官分化について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 5. 花成制御の分子メカニズム(総論) イネ・シロイヌナズナなどモデル生物の花成制御の分子メカニズムについての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、イネ・シロイヌナズナなどモデル生物の花成制御の分子メカニズムについて自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 6. 花成制御の分子メカニズム(各論) イネ・シロイヌナズナなどモデル生物以外の花成制御の分子メカニズムについての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、イネ・シロイヌナズナなどモデル生物以外の花成制御の分子メカニズムについて自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 7. 花器官アイデンティティーの決定とABCモデル 花器官アイデンティティーの決定とABCモデルについての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花器官アイデンティティーの決定とABCモデルについて自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 8. 花器官アイデンティティーの決定(各論)と改変ABCモデル 花器官アイデンティティーの決定と改変ABCモデルについての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花器官アイデンティティーの決定と改変ABCモデルについて自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 9. 花と花序の発生機構 花と花序の発生機構についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花と花序の発生機構について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 10. 花序の多様性と遺伝子制御機構 花序の多様性と遺伝子制御機構についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花序の多様性と遺伝子制御機構について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 11. 植物の雄性生殖器官の形態形成 植物の雄性生殖器官の形態形成についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の雄性生殖器官の形態形成について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 12. 植物の雌性生殖器官の形態形成 植物の雌性生殖器官の形態形成についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、植物の雌性生殖器官の形態形成について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 13. 花の対称性の制御機構 花の対称性の制御機構についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花の対称性の制御機構について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 14. 花の雌雄性の決定機構 花の雌雄性の決定機構についての論文(原著論文・総説)を精読し、その内容を理解し、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での解説内容を踏まえ、花の雌雄性の決定機構について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 15. 総合討論 これまでの講義を総括して取りまとめ、説明できるようにする(事前学修;180分)。講義での議論の内容を踏まえ、植物科学とその応用について自ら取りまとめ整理する(事後学修:60分)。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |